本来はそれなりのジャンルが有るのだけど、記載本数が少ないためココに一括してある。

ドリームガールズ(06) 伝説のシュープリームスの映画化というより、参考にしたといえる良い音楽を聞かせる作品だ!
クラッシュ(06) 大都会に住む人たちの不安や不満が引き金になって色んな事件が連鎖で起きる。
子ぎつねへレン(06) 北海道に住む太一は学校の帰りに動かないキタキツネの子を連れてくる。
博士の愛した数式(06) 博士と家政婦、家政婦の子の3人の織り成すまるで調和の取れた数式のよう!
ザ・コーポレーション 活動家、かっての企業家、作家、監督など実際の話を元に企業の恐ろしさを訴えている
エデンの東(55)  ジェームス・ディーンの若者の揺れ動く心を演じた名作。
コープス・ブライド(04) 森で花嫁の死体の指に結婚指輪をはめた事で、死体の花嫁と結婚するはめになる。
ネコのミヌース (01) オランダ映画でネコが突然人間になってしまい、楽しい騒動が起きる。
オペラ座の怪人(05) オペラ座で起きた、美しくも残酷で哀しいお話が珠玉の音楽と舞台で繰り広げられる。
SwingGirls(04) 監督・脚本 矢口史靖 女子高生のジャズバンドが紆余曲折の末みんなに認められるまでの話。
小説家を見つけたら(00) 隠遁生活を送っている小説家を16才の才のあふれる少年が見つけた。
パッソン(04) キリストが捕らえられ十字架にかけられるまでを衝撃的に描いている。
真珠の耳飾の少女(03) ヨハネス・フェルメールの同名の絵のモデルになった少女から描いた秀作。
パピヨンの贈りもの(02) 高原に幻の蝶をさがしに行く老人と少女の心暖まるお話
白いカラス(04) 老教授と訳ありの若い女性との同棲生活を通しての彼らの過去を振り返る
春にして君を想う(91)北欧の孤独な老人の行く末を淡々としかもドラマチックに描いた作品。
マイガール(91) 誰でもカッテ経験しただろう事が色眼鏡なしですがすがしく描いている。
ミッションクレオパトラ(04)シーザーとの賭で3ヶ月で宮殿を造ることになった。その命を受けた建築師は! 
S1MS0NE
 落ち目監督がひょんな事からCG女優を手に入れそれが大人気になって...!
シカゴ(02) 夫や愛人を殺した2人が監獄から無罪になって夢見ていたスイングジャズのスターに!
めぐりあう時間たち(03) 3人の女性の内面を描いた作品で音楽がすばらし!難しい映画だが...
イナフ(2002) 家庭内暴力をあつかった作品で、救いのない状況のなか彼女は立ち上がる。
ジョンQ (2002) 心臓病で倒れた子供を救うためジョンQは父親として何が出来るかを問うた作品。
アトランテスのこころ(2002) ある時、2階に不思議な能力を持った老人が越してきた。
ビューティフル・マインド(2001)
実在の数学者のドラマチックな半生を描いた。感動作品である。
クロコダイル・ダンデー in L.A 13年ぶりに帰ってきたダンディは今度はL.A.でまたも大活躍!.
パール・ハーバー(2001) 真珠湾を舞台にした悲劇を伴う青春ラブロマンス超大作
トラフィック(2001) アクションでない手法で麻薬犯罪を多面から鋭く描いた作品
リトル・ニッキー(01)ニッキーは地獄から父を救うために悪の兄貴達を捕まえにNYにやってきたが...
ダンサー・イン・ザ・ダーク(00) 歌手ビヨークが演じるヨーロッパの何故か悲しいミュージカル
タイタス(99)  シェイクスピアのもっともショッキングな作品と言われる『タイタス・アンドロニカス』の映画化
ダンサー(2000) ミア・フライアの踊りにタダタダ圧倒され感動すら覚える。
パトリオッット(2000) 独立戦争をテーマにした、アメリカ人の魂を見せつける大作である。
ソフィーの世界(99) ヨースタイン・ゴルデルの世界的なベストセラーになった書の映画化
U−571(2000) 第二次大戦下で、ドイツのUボートから暗号解読器を奪取する作戦が繰り広げられた。
グラディエーター(2000) ローマ帝国が人望熱い偉大な皇帝を殺した息子が英雄をも亡き者に..
エリン・ブロコビッチ(2000) 普通の貧しい女性が公害訴訟で3億ドル以上の和解金を勝ち取る痛快なお話。
ジャンヌ・ダルク(99米・仏) 1429年英仏百年戦争を終結させるべく嵐のごとくジャンヌが戦場に向かう
アンナと王様(99)
 イギリスが世界に植民地を持っていた19世紀、タイがまだシャムと言っていた頃の感動の歴史ロマン
娼婦ベロニカ(98) 16世紀のベネチアを舞台にした、愛と献身に尽くした女性の感動の作品
女帝キャサリン(97) ロシア、ロマノフ王朝の女帝の波乱に満ちた生涯。
レジェンド・オブ・エジプト(99) マジメに作っているクレオパトラの映画。
エリザベス(99) 初代エリザベス女王の誕生とその前半生の激動に生きた戦いのドラマ。
オースティン・パワーズ・デラックス(99) 前回以上にオゲレツ、ダジャレ連発でストーリもわからなくなる位だ!
雨上がりの駅(伊99) イタリアの映画、痴呆の老人と徘徊の尾行をする19の少女の行き先の分からない旅。
プライベート・ライアン(98) スピルバーグの戦争映画である。決してお涙ちょうだいの映画ではないが...。
ノストラダムス(99) 世紀末の予言者ノストラダムスの生涯を描いたもの。
クレオパトラ(63) 壮大で華麗な時代絵巻、歴史映画として空前絶後の作品!
ポネット ママを交通事故で失った悲しみから立ち直るまでの少女の物語
アルテミシア 17世紀イタリアの実在した女性画家の強烈な創作欲がすごい
オースティン・パワーズマイク・マイヤーズの007パロデイー
女医
グッド・ウイル・ハンティング
ブラス!
ジャングル2ジャングル
セブン・イヤーズ・イン・チベット
アルパチーノの天国の約束
オー・ゴッド
ゴースト&ダークネス
ネル



ブラス!(97英)
めずらしく、英国の作品である。
だから、作品のタッチがハリウッドのものとかなり違う。
実話を元にした作品らしい。
ストーリ的には、廃坑するしないでもめている石炭鉱山町の名門ブラスバンドの生活、気持ちの揺れ、
を描いた作品です。不況に喘いでいる今の日本人ごとではない作品です。
全般的に描き方が、やや単調なのでこれは失敗かと思えたが、やはり素材の良さ!結果から見れば
単調さがかえって、後半のシーンへと盛り上がりを持っていくのに良かったのかもしれません。
また、この作品は静かな反政府的な作品かもしれません。
何故、閉山するのかの理由はよく分からないが、調査に当たった楽団創始者の孫娘の報告書を持っていく
所で、冷たくも「2年前から決まっていたことだ、石炭はもう時代遅れなんだ」と経営者側の者が言う
シーンはグサリとくる。演奏から帰った団員達が、閉山を知らせる看板を見た時のショック。
指揮をやってみんなを引っ張ってきた、ダニーもショックで隠していた肺結核が出、入院。
団員の息子も借金家財一切をもって行かれて妻子に見限ら、自殺をはかるが失敗。
そんな中、調査をやっていたグロリアが会社を辞めそのお金で、最期の決勝戦に向かうように提案。
失意の中でみんなは最期の花をさかせるべく、ロンドンに!
そして、優勝。
病院を抜け出し後ろで見守っていた指揮者のダニーは優勝の弁を言うとき、観衆の前で
「ここの団員は、いい音を出す。だがそんな事は何になるんだ、我我の町は閉山になり、みんな失業
で明日の生活もどうなるか分からない、鯨の滅亡には熱心だが、名もない普通の人間だからか
政府は何もしようともしない」と言う。
万雷の拍手と共にブラスのみんなは去っていく。
帰途のバスで、無一文になったダニーの息子は見に来ていた
妻に「いすしか無いけど、戻ってきてくれるか」と妻は「こんな魅力的な、口説きは初めて、喜んで」...
さて、これからどうなるのかは、ここで終わるので分からないが、でもキットなんとか頑張って生きて行きそうな
予感を感じさせる。

良い映画とは、映像、サウンドなどのテクニック、台本の良さ、俳優の人気などだけでは語れない。
ハートが何処まで入っているかが1番重要な事ナノのだ!と改めて思い知らされた。
でも、これって今の社会は忘れたかのようでもある。
確かに四六時中ハートの有るものに接するのもくたびれるが、テクニック優先のものばかりでは
見る者もいつのまにか、「ヒト」でなくなるようにも思える。


セブン・イヤーズ・イン・チベット(97)
ブラッド・ピット主演の心の旅路のような作品です。
このような、作品が話題になるのは良いことだと思う反面、現実の世界はそれほど
心が荒れているのかもしれない。
個人的にはブラッド・ピットの様なタイプは嫌いだが、この作品はブラッド・ピット無くしてはこれほどの
作品にならなかっただろう。
第二次大戦が始まる前にドイツの威信を懸けてヒマラヤに登頂すべく、
ハインリヒ・ハラーは登山隊に名誉の為、愛していない身重の妻の行かないよう懇願するのを振り切って汽車にのる。
この時点ではいやな奴である。愛情より自分の名声を選んだのだ。登山家として第一人者だと。
登山隊の隊長はペーター。
登山が嵐と、雪崩の為あきらめて下山したら、そこにイギリス軍が待ちかまえていた。
第二次大戦が始まったのだ。登山隊一行は捕虜になってしまう。
何回かの失敗の後、一行は脱走に成功するが、最後まで逃げおおせたのはハラーとぺーターだけであった。
二人は険しい山を空腹と、寒さを耐えついにチベットに入る。
だが、そこは外人を入れない事になっていた。だが、ある時、巡礼の一隊に紛れて入国する。
これからが彼らヨーロッパ人にとって余りにも異質な世界を身をもって経験する事になる。
西欧人は自己主張が当たり前だが、チベットでは違う。ここは仏教の国なのだ。
ペーターはほどなく、ヨーロッパに留学したと言うペマと結婚する。
その時、ハラーはまだ、幼いダライ・ラマに呼ばれ、家庭教師になる。
だが、ダライ・ラマは少年の好奇心とは別に法王として素晴らしい人格を持っていた。
ハラーはとまどいながらも、知識を教える反面、人間性を学んでいく。
しばらくして、中国が戦争を毛沢東の名の下に仕掛け、100万のチベットの民を殺りゃくした。
ハラーはダライ・ラマと一緒に国外退去するようにするが。
ダライ・ラマは国民を見捨ててチベットを去る訳にはいかないと残る。
ハラーは、国に帰り、彼を嫌っている息子に会いに行く、そしてダライ・ラマが別れに彼が名をした
音飛びする、ブラームスの月光を奏でるオルゴールを部屋に置いてドア越しに息子を眺める。
いつしか、親子の垣根はなくなり、二人して登山する光景が見られた。
そこには、チベットの国旗が立っていた。
ハラーの心は既にチベットの精神が流れているのである。
もう、そこには名誉、名声なって欠片もない、すがすがしい自然体の優しいが、強い男が居た。

この作品は、人間愛とは何かを静かに見せてくれる。
見終わった後の、心のすがすがしさはずーっと残る。仏教の神髄かもしれないが、
その前では西欧の価値観が子供ポク見えてしまうくらいである。


アルパチーノの天国の約束
アメリカの下町で、1950年代の雰囲気のある情景を舞台にした作品。
原題はTwo Bits おじいちゃん(ガエタノ)と甥(ジェンナーロ)の二人の色んな事が起きた
忘れられない或一日の出来事のお話である。
お母さん(ルイザ)は生活保護を受けている。
夫は既に亡くなって居ない。3人で暮らしている家族構成である。
話は、町にラ・パロマの映画を宣伝カーが拡声器から宣伝文句を言いながらが町をゆっくり走る
ところから始まる。
ジェンナーロは映画見たさにアルバイトをして映画を見るための25セントの小遣いを稼ごうと
かけずり回る。
そこで、いろいろな一生に一度の経験をする。
そして、12才の少年は一歩大人の世界に脚を踏み入れるが、夕方におじいチャンの死ぬときの
話がこの映画のすべてである。
おじいチャンは甥に夢をもてと言って死ぬ、手からお使いをしてくれたらやると約束の25セント
がこぼれ落ちた。
6時を過ぎると映画は50セントになるのだ。それを手にしジェンナーロは天を仰ぎ見
”ありがとうおじいちゃん”といってラ・パロマに行く。
そこで買った天国の様な映画の切符を切符きりに渡したその人はおじいちゃん、
ようこそラ・パロマヘと.....
淡々としているように見えるが、多くの人もこれほどでは無いにしても、似た経験を幼少の頃に
したと思う。
この映画ではおじいちゃんと少年の対話の中に人生の真実が語られているように思える。
そして、老人から少年へそれは受け継がれる、総てでは無いにしろ、その時よく分からなかった
にしろ、少年が大人になった時少しは役に立つかもしれない。
失敗、挫折、後悔、悲しみ、それらを”夢が”救ってくれると...。
音楽も、静かなメロディのギター演奏で、後半にかけ心が洗われるように働く。
はじめは少々退屈、理解しにくかったりするが見終わった後はしばらくは自分の
小さい頃を見ている様な気持ちにいつの間にかなっている自分に気づく。

オー・ゴッド(77)
少々古い映画だが、内容は全然古くない!
もし、あなたが、信仰、宗教(ここでは違うと言っているゾ!)に少し?に成っている人には是非見てほしい映画である。
それから、ここに出てくる神様がいい、おじさんなのだ、有る時はボーイまた、ある時はタクシーの運転手
と今までにない、実に親しみのある神様であある。

この映画は、決して、キリスト教映画例えば、聖衣、キング・オブ・キングス、ベンハー、のたぐいではない。
実に皮肉的でもある。
例えば、モーゼは物覚えの悪いメッセンジャーだと、
キリストは神の子?についてはキリストもそのほかの人も皆神の子であると。
それから、宗教団体で金集めしている男(後半で名誉毀損で神のお使いとして選ばれたスーパーの売場主任のジェリー
を訴える男)を不愉快で黙らしてやりたいとも言う。
これは、カナリの挑戦である。
アメリカには当時ビリー・グラハムの様に宗教家なのか宣教師なのか分からないが大勢の人を集め、
演説している団体が現に居るのであるから。
日本で言えば、創価学会を黙らしてやりたいと映画で言うようなものである。

ストーリーは
ある時、家にダイレクトメールとして、神から、ホテルの2700号室に来るようにと、でも馬鹿にして捨てるが、
また、枕元に、不思議がって吐いたが、翌日、野菜売場で、野菜の中からもまたもや同じ手紙が...。
それで、ジェリーが言ってみると、その部屋には誰もいない。帰ろうとすると、イナターカム(呼び出しスピーカの様な物)から
声がして、呼び止められる。何処を探しても居ない。ウソダと思うのなら、見ておいで、ここには2700号室なんて存在
しないんだから..と。それでエレベータで降りてボーイに聞くとここは17階しかないと!
それで、また17階をおすとそこのは2700号室が、
それで、不思議におもいながら、神と話をする、半信半疑で!
ここの、やりとりは私などの貧しい表現力では語れない位に、一言一言、重みがありながら軽妙な語り口調が
絶品である。
それから、彼はあちこちとマスコミにも出、ついには宗教団体から呼び出され、宿題をもらう。そしてホテルに監禁
そこでも、神が現れ、窮地のジェリーを救う、この問題に答える神の回答も素晴らしくいい。
いくつかを画面上で答えているのだが。なんとも納得させられる。
その、問題回答をもって、先ほどの宣教師に手渡すがそこで、
神に言われたとおりの君はインチキとやったもんだから
ついに、裁判に、
ここでも神が現れ、チョイトした奇跡を見せるが、テープにも、速記にも神の言った所だけが無い!
それで、訴えは却下されたが、神の存在が残っていないので、ジェリーの勝訴でもない様にした。
そして、ジェリーは会社を首になる。
車での帰り道、道ばたの電話ボックスから呼び出し音が...。
ドアを開けると、となりのボックスに神が、
僕はどうすれば良いのですか?と訪ねると
”君には良い種を与えた”、ジョニー・アプロシードはリンゴの種を世界に植えて回ったから、
いま何処でも、おいしいリンゴが食べられるのだと...。
そして、”これから、動物達に会いに行く、しばらくあっていないからね”、といって去っていく。
”君たちにはすべてを与えている、後は、自達で判断して生きなさい。決して絶望することはない。”


ゴースト&ダークネス
題名からすると宇宙からの幽霊かと思いきや、恐怖のライオンの話である。
主演はD.N.Aのバル・キルマー、トップ・ガンでクールなライバル役を
やって、バットマン・フォエバーでバットマン役をした俳優である。
所はアフリカ!鉄道建設現場の最先端での話である。
そこに、現場監督として赴任してきたのだが、作業員は皆、恐怖におそわれ
今にも、現場を引き上げようとしている。毎日何人かの作業員が何者にか襲われ
惨殺していたのである。
そこで、インドでの経験から、仕掛けを作るが失敗、そこに放浪のハンターが
マサイの戦士を大勢引き連れやってきた。そこでライオン狩りが始まるが、失敗
マサイたちも引き上げ、ハンター、と監督、そして助手の3人で戦う。
相手は、魔法を使うのではないかと恐れられている、雄のライオン2頭である。
病院テントに負傷した人たちが大勢いる場所に、二人の裏をかいて、襲うシーンは
凄まじい!片っ端から負傷者が殺される。
3人がついに夜、対決する時、これは、観ている方も肩が凝るくらい、緊張する。
カメラアングルが実にうまい。オーズなみである。しかも、恐怖の演出もうまい!
ライオンは時々しか見せず、しかも、見せたときは、接近して大写し!
観ている方も、思わず、身構えてしまう。
さらに、この二人の男の友情の表現もいい。真に分かり合える友は多くを
語る必要がない、心が通じてしまうのである。
最後がまた、凄い!もうだめかと思うくらいである。
この映画は、ライオンの調教、特殊効果、そして何のいっても、カメラワーク良さ。
アフリカの雰囲気、バル・キルマーの感情の捉え方、最高である。
もし、カメラマンが普通以下であったら、この映画は駄作に終わったかもしれない。
しかし、アメリカ映画のすごさは、動物を扱っても凄いのである。
オルカ、ジョーズ、グリズリー、ベーブ、等枚挙に暇がない。
ま、おかしな所も結構あるのだが、一つはライオンの根城、人骨がいっぱい!
でも、そこで食べたにしちゃ、きれいに食べ過ぎる。通常、禿げたか、ハイエナ
が残飯整理といっても、かなり肉は残っている状態である。そして、昆虫がさらに
バクテリアが食べ食べた後に白骨化するのである。
それにしても、女ケも全くないのに、気がついたら終わっていた。

ネル(94)
ジョディ・フォスター名演技の映画。
しかも、彼女の裸がみれる。色気はないが。
物語は狼少年のごとく、人里離れたところで、一人で暮らしている
少女のおはなしである。だから、最初はどんな出来なのだろうと心配した。
しかし、アメリカ映画はここでも、存分に楽しませてくれる。
静かな様だが、実に激しい、興味本位の学者と、町医者との壮絶な舌戦!
科学的興味が優先するのか、ネルの幸せを考えるのか?
最初の不可解なネルの行動も、熱心な愛情を持って接する医者に
徐々に閉ざしていた心を開いていく様子は、是非、教育関係や精神病関係の
人たちに是非観てもらいたい。
そして、体得してほしい、愛情とは何かを、生きるとはなにかとを、
知識だけが優先されるこの世がいかにチンケなものか、きちんと教えてくれるはず。
それにしても、ジョディの演技も凄い。特に前半の狂気におびた演技。
しかも、終わりの所では実に穏やかな自然児を演じている。
口だけの、自然保護論者なんかバカにみえるくらいである。
前の方で、初めて医者につれられて町にでるシーンで、遊技場で若者に
いい加減なことをいわれ、すなをなネルが上半身裸になるシーンがあるが、
ここはどっきりする。だが、このシーンでいかにネルは素直な子か解るのである。
裁判所での自分自身を弁護するシーンはハートにもろに突き刺さる。
この映画は主演のジョディ・フォスターの演技もさることながら、カメラ・ワーク
がいいのである。しかも、ストーリの展開のさせ方。台詞も良く練られている。
だから、全く退屈しない。