ポネット(仏)
フランス映画らしく淡々と描いているので、ハリウッド映画になれた
最初、私にはやや単調で退屈に思えた。
しかし、気が付くとカメラ目線が低いのである。そ、子供に合わせている
のである。
しかも、全編子供達がほとんどで大人出るシーンは少ない。
ママを交通事故で亡くしたポネットはズーットママに逢いたい、
逢いたいばかりに寄宿舎の他の子供達の言うことは何でも試してみる。
おまじないをしたり、礼拝堂でお願いしたり、時には仮病を起こしたり、
実に幼気な気持ちが画面から伝わってくる。
でも、大人も決してしかったりしない。
自分の幼いときはドウだったろうと思い考えると...
両親の健在な人には理解できないかもしれないが...
ついには死なないと逢えないの?と思ったりもする。
そして、最後にママの寝ている墓地に行き、土を少し掘り起こしたが
...泣き伏している所に、ママガ死んだ時のままで現れ。
教える。「これからは楽しくしなさい」と・・・。
向こうの幽霊は人間と変わらんとこが多少違和感があるが、
大半、泣きべそのポネットがヤット救われるのである。
パパが車で迎えに来たときはすでに泣きべそのポネットで
なくなっているのある。