ダンサー(2000/10)
フィフス・エレメントのミラ・ジョボビッチに動きを指導した、ミア・フライア
が看板どうりのまさに、奇跡のダンスが本当にあった。
全編、これダンス音楽の連続!疲れるように思うが、反対にグイグイと
画面に引きずり込む。
なんといっても、ミア・フライアのダンスに圧倒される。
私は、サタディ・ナイト・フィーバー、フラッシュ・ダンスは見てないが、
たぶん、見たとしても、こんなに感激はしなかっただろう。
もう一つおもしろいのが、若い科学者のアイザック(ロドニー・イーストマン)が
インディア(ミア・フライア)の踊りに心を奪われたように、彼女の踊りから
ヒントを得て作った装置である。
これは、体の節々にセンサーを付け、彼女が踊ると音楽が鳴るのである。
にたようなものに、3DCGのモデルを動かす装置があるが、これによく似ている。
ただ、こちらは音楽だが。
また、この科学者が、取り付かれたように、装置を組み立ていく時もまるで
ダンスをするかのような手際でSWを入れ、ケーブルの加工、コネクタを接続し、
ボードの組み込みをするのである。
また、カメラワークもいかす!まるでカメラ自身も一緒に踊っているようにさえ思える
くらいである。
初めから、終わりまで、本当にすごいの一言である。
さすが、リュック・ベンソン監督である。
しかし、TAXi とは偉く違う。たぶんこちらの方が圧倒的に制作費は安いだろうが
出来は、圧倒的にこちらがすごいと思う。
たぶん、リュック・ベンソン自身、彼女の踊りの才能に惚れて作った作品なのでは
ないだろうか?それほどミア・フライアの踊りは迫力ある。