スモール・ソルジャーズ(98)
「グレムリン」「インナー・スペース」のジョー・ダンテの監督のCG娯楽超大作??
そう言いたくもなる。
スター・ウオーズのようないかにもCG作品とはかなり違うが、
ナット言ったって、おもちゃの兵隊が知能を持ってしゃべるどころかプログラムされている
気の優しい化け物のゴーゴナイト達をやっつけるようになっているから、始末が悪い!
おもちゃやのアランとお隣さんのクリステイもこのゴーゴナイトの仲間として
ついには、ソルジャー以外は皆敵としてアラン宅に戦闘を仕掛けてくる!!
タダのお人形がX1000なるスゴイ知能ICを埋め込まれただけなのに...
話の展開はややグレムリンににている。
チップ・ハザード少佐が指揮するのだが、頭が良くただし戦闘的に..そこらにある
工作機械や、大工道具を戦闘車両に改造するやら、クリスティのバービーに似た人形を
アランにやられた兵士からICを取って、この女の人形達に移植する!!
でも動くようになった女性人形は怖い面構えになっているし、性格も殺人兵隊に。
おもちゃが動くのは先輩格に「トイストーリ」がある。
自己増殖出来るのも、グレムリン的でかわいいが怖い奴らではある。
動きもおもちゃ的で決してなめらかでは無いところが、よりおもちゃ的に
見えるところが憎い演出である。

ドクター・ドリトル(98)
エディー・マーフィがNYを舞台に演じる伝代版。
幼い頃、飼い犬と話しているのを父が異常だと、無理矢理離れさせそれを境に
大人になるまで動物と話すのをやめて、すっかりその事を忘れてしまっていた。
ドリトルは美人の奥さんと2人の子供に恵まれ、病院をやっていた。
この病院を、もっと売りに出していた。
そんな時、夜病院からの帰り、道に飛び出てきた野良犬を引きそうになっる。
疲れていたせいか犬が「気をつけろ まぬけ野郎!」と。
それからは、動物達がいろいろと話しかけるのがわかり、返事をすると会話が出来る。
しばらくは混乱するが、動物たちを診ることにすると、来るわ来るわ、最初は家族に
かくそうとしていたが、ついにはばれてしまう。
周りからは相手にされなくなり、友人の精神病院に入院...。
しかし、自殺しようとしていたトラが死にそうだと元野良犬のハピーに知らせを受けて
はじめは知らぬを決めていたが、ついに意を決し、助けにいく。
病院に運び、手術をする。その姿を無視していた妻がトラをいやす手伝いをする。
一時は死にそうになるが、ついに手術は成功し、ハピーエンドになる。
実にたくさんの動物がしゃべる!
そんな意味ではおもしろい作品である。
ペットを飼っている人は多いと思うが、会話は一方通行だよね、しゃべれたら
さぞ、楽しいだろうと思う。そんな夢を映画化したような話ではある。
「ドリトル先生の不思議な旅」(67)は不思議な島に漂流しそこからピンクのオオカタツムリ
に乗って故郷に帰る話が、ミュジカル風に作られていたが、こちらの方がリアリティが有るように
思われる。ただ、カメラワークがもうチョイなのは動物の演技のせいなのかな。
動物好きの人必見です。そうでない人も動物好きになるかも....。

ジャングル・ジョージ(98)
これの面白さは見ないと分からない。
かなり、ハチャメチャな設定ではある。がDisney映画らしく面白い。
いい加減なのは、ジョージの養父らしいゴリラが言葉を喋る。像が犬と思っているし、
なぜか、舞台jはアフリカなのにインド像!、それにオランウータンコレはインドネシヤ近辺
のもの。鳥は名前が分からないが南米ではなかったろうか。
また、ライオンはジャングルにはあまり居ないはず。
大体人に育てられていないはずが、言葉には不自由しない。
ジュージもターザンよろしくロープからロープへわたるのだが、ヨク木に衝突するし、
けつまずいてズッコケるし、アメリカにわたってゴールデンブリッジで人助けするが...。
ともかくハチャメチャではあるが怪我はしても痛々しくないし、血も出ない。
終わり辺で、ライオンキングのパロディもある。
というわけで、クスクス笑いながら楽しむ、メチャ面白い映画である。

ポーリー(99)
インコのポーリーが小さいとき別れた少女マリーに逢いに3000マイルも離れたLAに向かって
の大冒険のお話。簡単に言えばそれまでだが、このインコしゃべれるのである。
しかし、飛べない変な鳥なのだ。
話は、動物研究所の薄暗い地下に頑丈な檻に入れられたインコがそこを掃除に来たロシア人
のミーシャに逢い。彼が夜一人で掃除しているとき歌っているインコに興味を持つ所から話は
始まる。でも、このインコ何故こんな所に居るのだろう?
次の日、ミーシャの餌攻撃でついに身の上話を始める事になる。
愛、悲しみ、そして冒険、滑稽でもあり、楽しくもあり、人にだまされたり...。
全体に淡々としてはいるのだが、つい涙してしまうシーンもある。
それは、ポーリーがマリーに逢いたい一心のしかも言葉は悪いのだがとても愛情豊かで
感性も豊かな鳥として描かれているからである。
また、ミーシャも人間愛?動物愛?良くワカランが、愛情豊かな人なのだ。
身なりは掃除夫だから汚いが、でもロシアでは先生をやっていたからか 心はとても優しい。
ポーリーとの出会い、そして別れ、
優しい孤独なおばさんとの旅、同じインコに歌を歌わせている露天の酒場
をやっている男、こそ泥の片棒も担ぎ、ついに動物学者のサンプルに....。
一つ一つの話が短編物を見ているようにミーシャに話をする。
話を聞き終えたミーシャは彼を助けることにする。
DreamWorksの作品はかってのデズニー映画のように素晴らしい!!
話は一見つまらなそうに見えるが、見ている内に徐々に画面にいや映画の中に
引き込まされていて、いつの間にか気持ちが一心になる。
確かに、子供と、動物が出てくると何故かみんな良い作品になるのは不思議である。
動物、子供はそれは度純粋に愛を語ってくれるのであろうか?
大人がそれに、どんな理屈をつけても...意味がない。

ホーム・アロン3(97)
前回までのマコーレ・カルキンに変わってアレックス・D・リンツ。
大概3作目となると多少つまらなくなるものであるが、コレはよりスゴイ事になっている。
面白さもスゴイ。
ほのぼのとした場面もちゃーんとある。
今度の相手はこそ泥なんかでない、国際的知能犯罪者4人組!!
これをどう迎え撃つか!が見所!
今までにないのが、相棒に二十日ネズミが居さらに、驚異的なおしゃべりインコ!も相棒
チートダイジョブか?と思うでしょうがなかなかイイ相棒で、相手を8才の少年と共に戦うのは
痛快!!でしかない。
また、今回の新兵器はリモコン自動車である。この操作の妙も実に楽しい。
当然4人組はコテンパーにヤッツケラレルのあるが。
これらの仕掛けを考えた人達はきっとイタズラ好きな人達なのだろうと思う。
この映画も見ないと面白さは分からない。


フラバー(97)
デズニーが61年に作った 「うっかり博士の大発明 フラバァ」 をリメークしたもの。
主演はピータパンのロビン・ウイリアムス。
結論からいうと、もう少しつまらないかと思っていたが、イヤーメチャ楽しい。大人から子供まで楽しめチャウ!
超天才だが、その集中してるせいか、学長との結婚式を3度もすっぽかしてしまう。
悪役がお約束どおり間抜けに仕上がっている、学校にお金を投資しているが、「フラバー」を盗んで金儲け
しようとたくらんでいるチェエスターとその悪面の子分スミス、ウエッソン、せがれのベネット。
同じ科学者でが、以前にもフイリップの発明を盗んだウイルソン。彼はまた、フイリップの恋人である学長(サラ)
をも自分の者にしようとたくらんでいる。
さらに、小さなUFO状のおしゃまなロボット、ウイーボは博士を愛する余り、サラに嫉妬していて、
3度目の結婚式をごまかして教えない。結果はサラを怒らせてしまう。
このウイーボが話をする時、ディスプレーにアニメ、記録映画、劇場映画、のシーンがピッタリなのが
マニアでなくてもメチャ面白い。
考えると、凄い技である。ピッタリのシーンはそうそう思い出せないものである。
発明品のフラバー(フライング・ラバー)も不思議な物で、生き物のように振る舞う。
ラテンのリズムにのって踊るシーンもあるように、元気ものである。
この映画をより面白くさせたのは、やはり嫉妬深いウイーボの存在であろう。
有る夜、パソコンで自分のエロチックな化身を作り、寝ているフイリップにキスをしようとする所は
ロボットでもヒトに恋を?する?
だから、サラに嫉妬するのかと...チョイトかわいそうな気持ちになる。
悪者をやっつける所も、なかなか面白い。
留守番のウイーボがフラバーを守ろうと一人?戦いバットで打ちのめされ、
死んでしまうシーンはジーンとくる。

ともかく、楽しいえいがである事にはちがいないし、さわやかな感じがいい。
結果は当然メデタシ、メデタシである。

ジャングル2ジャングル(98)
狼少年のような、クロコダイルダンディの様な楽しい映画で、
みた後もすっきり壮快である。都会に住んでいる者の、潜在的現実逃避(良い意味で)
のような感じがいい。
ここに出てくる主人公の父がコーヒーの先物取引のバリバリの営業マンで、正に
ニューヨーカーと言った感じの男がある時、洋服デザイナーに恋をし結婚の条件として
アマゾンに行っている先妻に離婚届けにサインをもらってくるように言われ、
アマゾンに行ったのがそもそもの間違いだった。
そこには自分も知らない自分の子が13才になって成人の儀式を受けた。
そこで、大人になったらニューヨークに連れていき約束として、
自由の女神の火を取ってくる事になった。
NYに着いたら、コーヒーの相場が急落していたが相棒は売っていなかった。
ミミ。シク少年の冒険が始まる。はらはら、どきどき、くすくすの連続!
少年のペットのタランチュウラの活躍もいい、また、相棒の飼っている熱帯魚を
庭でたき火して、焼いて食べてしまったり、近所の鳩を弓で射ったり、相棒の娘
に一目惚れ!彼女も何事にも動じない自由な少年に恋をする。
ロシアン・マフィアに指を詰められそうになる相棒を助けるために大活躍したりで
見ている者も痛快な気分にさせてくれる。
文明とは何か?をもう一度見直そうと作者は言っているようでもある。
仕事?金儲け?見栄?裸の少年はそんなもの何一つ持っていない、
純粋に、好きな者は好き、ほしい物はほしい、やりたいことはやる。
アマゾンでは正しいことは正しいと...。
人間らしさの一つの見本を見せてくれる。
全体にテンポがいい。
また、お父さんと相棒のドタバタぶりもお熱いのがお好きのような感じがいい。