ビューティフル・マインド
BeautifulMind 2001 12
Real Algebraic Manifolds という数学理論でノーベル賞を受賞している
「非協力ゲーム理論」
内容はいつまで有るか分からないが.....
http://www.math.rutgers.edu/~knop/abstracts/papers/al.pdf 
にある。
日本語は
http://nature.ec.kagawa-u.ac.jp/~zeng/game/main.html
ココは表示が日本語EUC−JPです、参考に...

映画はサスガに、一般人には、この訳の分からない暗号とも思える所の事は
ナッシュが窓や黒板に書いているシーンに出てくる程度で、授業もジェニファーとの出会い
のエピソードに必要だからで、軍事秘密の暗号を解く所は数字の羅列だったりするだけで
あと、会話に少しテーマーについて言うが....その程度でしかない。
ま、コノ所を描いたら、時間が膨大になるし、ほとんどの人にチンプンカンプンなので.....
ただ、ノーベル賞をもらった背景はもう少し解説的な意味であがいて欲しかった。
なぜなら、それがどれだけ社会に貢献してるのか...文章だけでは今一弱い。
ナッシュが幻覚を見るという統合失調症 (以前は精神分裂病 )になり存在しない人物の幻覚
を見るようになる。ここが、重要なポイントだが、意図的にそうしたのだと思うが、
後にプリンストン大学の学生時代に一緒の部屋にいた親友チャールズは実は実在しない
人物で、さらに、彼に軍事的仕事を依頼した、パーチャーも存在しない。
その後現れたチャールズの姪の子も存在しない。と分かるのであるが.....
ボンヤリ見ていると主人公のナッシュと同様実在の人物と思ってしまう。
また、それ以降も時々ナッシュ同様にアレ?と思わせる作りはなかなか上手い。
奥さんのアリシアもそこら辺の感覚が裏の林の中にある、小屋の中を見るまで
半信半疑だったが.....。
しかし、それがまた、夫婦の大きな転機になり、ナッシュがまた友人のいる大学に初めは
生徒として通い始める。そこで彼は幻覚の人物達と戦い始めるが....徐々に慣れて
居るモノは居ると認識し自然に無視出来るようになっていく。
そして、他の生徒達が、彼の講話を聞き、ついに彼は教壇に立つ様になる。
ある日、君はノーベル賞の候補になっているよと聞かされ、
授賞式の演壇から苦労をかけた妻にお礼の言葉を言う。ま、ココが泣かせる所だね。
ただ、奥さんのアリシアの苦労をもう少し描いたほうがより効果的だったのでは?
と思うが.....最初のイメージでは退屈そうな作品だと勝手に思っていたが....
サスガにアカデミー賞の作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞をとっただけのことはある。
でも、 ラッセル・クロウは取れなかったがノミネートはされていた。取っても良かったのに....
と思われる位の素晴らしい演技である。違和感がないのだ。
内容が内容だけに、下手をすると退屈な作品になるのだが....
エピソードを上手くつなげてあり、しかも演技、演出がいいので、
退屈どころか、時間が足りないと感じさせる位である。

Starring:
 Russell Crowe, John Forbes Nash
  ラッセル・クロウ ジョン・ナッシュ
 Ed Harris,
  エド・ハリス パーチャー
 Jennifer Connelly,
  ジェニファー・コネリー アリシア・ナッシュ
 Adam Goldberg,
  アダム・ゴールドバーグ ソル
 Paul Bettany
  ポール・ベタニー チャールズ
 Christopher Plummer
  クリストファー・プラマー ローゼン医師
Directed by:  Ron Howard  ロン・ハワード
Produced by: Brian Grazer,
         Ron Howard
Written by: Akiva Goldsman,
       Sylvia Nasar
Distributor: Universal Pictures