ネコのミヌース

MINOES 2001オランダ

あまり宣伝されていないので、見落とすトコだった。
あるとき、ネコがひかれそうになったトラックから落ちたドラム缶を舐めたら、人になった!
という設定。
トコロガ!どうやって人間らしい行動ができるのか?の過程が有るはずが、ここは飛ばしている。
いきなり、展開し、犬に吼えられ木に登ったところを新聞記者のティベに発見され、降ろすのを手伝ってもらうが
その場は消えてしまう。その夜、ティベのアパートの窓に現れわれる。
記事が書けないと明日首になるので、泊める代わりにNEWの提供を受け、墓場で牧師のネコが墓場で
金貨の壷を発見する記事を書き、認められ、車まで提供される。
そこで、この二人の奇妙な生活が始まる。
また、ソレまでも出入りしてティベと仲の良いアパートの大家さんの子ビビが興味津々で2人に加勢する。

ハリウッド映画と違いノリは軽いのだが、ソレがまた良い。
ちょっと見には子供向けのような感じもするが、微妙な心理状態の揺らぎもあるので、
結構楽しめる。ディズニー映画といっても分らないかもしれないくらいである。
だいたい、最初の字幕がピンクパンサーを意識してるかのような遊び心一杯で
ここで、コレは面白そう!と感じ、実際楽しい映画です。
はらはらドキドキもあり最後はハッピーエンド!

気になるのは、どこで服等を調達したのか?戸籍がなくってどうなるんだろう?という事だが...

『ネコのミヌース』は、
本国で公開後100万人の動員記録をつくり、
オランダのアカデミー賞に相当する
オランダ映画祭・最優秀作品賞
および最優秀女優賞を受賞。


Cast
ミヌース(Minoces)
 カリス・ファン・ハウテン、Carice Van Houten
ビビ(bibi)
 サラ・バンニール、Sarah Bannier
ティベ(Tibbe)
 デオ・マーセン、Theo Maassen
エレメート(Eremate)
 ピエール・ボクマ、Pierre Bokma

モールチエ叔母さま 市長の猫
牧師夫人 勇敢な猫
ヤッケブース 野良で子供を生んだ
ティヌス 編集長の猫
シモン 学校猫




○監督:フィンセント・バル
○製作総指揮:ミヒール・デ・ローイ
   /ヤン・ルルフス
○製作:バーニー・ボス
○原作:アニー・M・G・シュミット
    「ネコのミヌース」(徳間書店刊)
○脚本:タマラ・ボス/
    バーニー・ボス/フィンセント・バル
○撮影:ウォルター・ヴァン・デン・エンデ
○録音:マルク・グリネ
○編集:ペーター・アルデルリーステン
○美術:フィンセント・デ・パーテル
○音楽:ペーター・フェルメールス
○衣裳:ベルナデッテ・コルステンス
○製作:ボス・ブロス・フィルムTV・プロダクションズ
●日本語字幕翻訳:長尾絵衣子