ザ・コーポレーション
The Corporatin
DVD発売日: 2006/6/23
時間: 145 minutes


サイコパス
 他人への思いやりがない
 人間関係を維持できない
 他人への配慮に無関心
 利益のために嘘を続ける
 罪の意識がない
 社会規範や法に従えない

エピソードとして
 ボリビア、コチャバンバ紛争〜水道民営化を阻止した民衆運動〜
 ホンジュラスにおける労働搾取工場の実態
 インターフェイス社の環境への取組み
 ロイヤル・ダッチ・シェルの公害問題
 フォックス・テレビ内部告発のてん末
 ギャップ社の不当労働疑惑
 遺伝子組み換え食品に反対するインドの環境保護活動家
などを通し、企業がいかにサイコパスであるかを説明している。

ただ、淡々とした、話なので、パネルディスカッションを映画にした感じ
といっても、上映時間は2時間半近くあるので、途中で眠くなる。
ボリビアの水道の問題は以前NHKの何かの特番でもっとあちこちの現状問題
をやっていた。

若いときに私が読んだ本に
会社とは「今日に生き、明日に反映する」事が使命だと。
基本的な問題は星の王子様のサンテグジュペリが指摘していたように、利益を出す
事が問題なのだと。
ココで指摘されている、企業に人権?を与えたトコで問題が解決困難になってきている。
今の日本も突き進んでいる。
そして、本来はやっていけないモノをも商品にし利益を生み出す仕組みに組せられてきた。
1:水、2:DNA情報、3:細菌情報、など
国を超えた企業活動で低賃金労働をむさぼっている。あの中国も最近でもかなりの部分が
この方針で外国企業の誘致、自国企業の育成に利用している。

民営化=企業化と思っている人が多いのではないだろうか?
この映画でもここらがはっきりしない。
民営化と企業化は分けないと問題が解決しないように思う。

民営化とは利益を追求するのでなく、生活を守るために活動するグループとすべきである。
たとえば、生協のように....。
利益を求めると、永遠に求める、つまり資本主義とはねずみ講と基本が同じだということに
早く気が付くべきだ。
今だに知識人たちも分っていないのが不思議である。
大切なのは人類の将来なのだ、ソレを元に、何が必要かを考えるべきなのだ。
ソロソロ世界の知識人たちが真剣に考えてもらい、実行してもらいたいものだ。
法律も基本から見直さないといけない時代に差し掛かっている。

この映画が作られただけでも少し将来に...と思うが、
第2弾、3弾と続けて欲しいものだ。


映画監督

マサチューセッツ工科大学教授・言語学者

作家「ブランドなんか、いらない」
オスカー・オリヴラ/Oscar Olivera
ボリビアの水道民営化に反対
レイ・アンダーソン/Ray Anderson
世界最大手のカーペット製造販売会社
インターフェイス社のCEO

チャールズ・カーナハン/Charles Kernaghan
全米労働者委員会 委員長
マーク・ムーディ=スチュアート卿
/Sir Mark Moody-Stuart

ロイヤル・ダッチ・シェル前会長
ジェーン・エイカー/Jane Akre
フォックス・テレビが乳牛にrBGHを投与しているという
ニュースを揉み消した事実を告発し、解雇された調査報道記者。
スティーヴ・ウィルソン/Steve Wilson
ジェーンに同じ
その他著名人大勢。