パール・ハーバー
Pearl Harbor (2001) 3時間3分

見る前の先入観はやはり良くない。
噂では、日本軍が悪く描かれているので、なんか違和感があるとかいった話があった。
戦争を借りたラブロマンスといった見方もあった。
どれも、合ってるようで合ってない。確かにラブロマンス+トップガンのような青春者ともとれる。
しかし、実にアメリカ的とも思える作品ではある。やられたらやり返す。黙って負けてはいられない。といった..
極最近、ニューヨークの世界貿易センターがゲリラによって旅客機が激突して多くの犠牲が出た事件とダブってしまう。
確かに、アメリカから見れば許し難い出来事で決して忘れられない事件ではある。
物語は
前編は幼い時からのお話で親友のレイフ・マコーレーとダニー・ウォーカーの2人は飛行機が好きだった。
そして、大きくなって2人とも空軍に志願し目出度く合格するのであるが、その時出会った看護婦イブリンにレイフが
恋をしてしまう。が、彼はすでにイギリスの応援に志願していた。
ここが、悲劇の始まりで、なんと空中戦で海に墜落してしまう。死んだとダニーとイブリンに知らせがある。
そこで、ダニーが慰め合うと内に愛し合うようになってしまう。
そこに、レイフが現れ喧嘩になるが....なんと大日本帝国海軍による空爆が始まる。
ここから中盤だが、ここはリアルな戦闘シーンが続く、と言っても、日曜の朝で不意をつかれたアメリカ軍は
まるで、為すすべを知らないように一方的にやられてしまう。
ここでのシーンに出てくる飛行機のリアルさはすごいの一言につきる。すべてが模型、CGとも思えない位の出来である。
ただ、日本軍の軍事会議の場面は少々不思議な出来である。
ここで、二人が唯一飛び立って日本の飛行機を7機打ち落とした、腕を買われ、反撃の印として東京をB25で
爆撃する事になり無理矢理空母に16機載せ日本に...爆弾の投下には成功するも中国に向かう燃料がぎりぎりで
不時着するのだが、日本軍が居て、銃撃戦になる。
そこで、ダニーはレイフをかばい戦死。残ったレイフはイブリンと結婚ダニーの子を自分の子のように...。
平和なシーンで終わる。
長い映画の割に、戦闘シーンが多いせいか以外と短く感じる。さすが前編の所は少々退屈ではある。
戦闘シーンはスゴイが悲惨な状況なのだが、なぜか、それほどの痛々しさが感じられない。
たぶん、レイフとダニーの活躍のせいかもしれない。看護婦の働きも壮絶なものがあるが、これも
スポ−ツ的に見えてしまうのはなぜなんだろう?
私は日本人だからと言って、日本軍の応援はしない、むしろ2人の活躍を応援してしまう位で、
この活躍はついついはまってしまう。
トップガン的な見方でみれば、結構楽しめるし、戦闘シーンの好きな人も相当良い出来だから...
ただ、戦争の悲劇はテーマーなのだが、あまり感じられないが...チョト残念な感じがする。

Ben Affleck,ベン・アフレック(レイフ・マコーレー)
Josh Hartnett, ジョシュ・ハートネト(ダニー・ウォーカー)
Kate Beckinsale, ケイト・ベッキンセール(イブリン・ジョンソン)
Cuba Gooding Jr., キューバ・グッデイングJr(ドリー・ミラー)
Alec Baldwin アレック・ボールドウイン(ジミー・ドゥーリトル)
Directed by: Michael Bay マイケル・ベイ
Produced by: Jerry Bruckheimer ジェリー・ブラッカイマー
Written by: Randall Wallace ランダル・ウオレス