ゴースト・オブ・マーズ
2001 年 アメリカ

ナターシャ・ヘンストリッジのクールな演技を引き出させようとジョン・カーペンターは思ったのかもしれない
が、舞台が火星でしかも、鉱石採掘場、町も西部劇に出てくるメキシコの片田舎の町みたいな雰囲気
さらに、時間的に夜!どうにもB級作品の臭いがしてしまう。
それにしても、ジョン・カーペンターと言う人はB級がお好きらしい。
ナターシャ・ヘンストリッジが出た、スピーシースが一番出来が良いように思うが....
火星のゴーストはじつはポスターにあるような人ではなく、ガスのような存在で人を占拠し
まるで吸血鬼のような存在になってしまう。
こういた状況の設定がなんとなくリアリティが無いのである。
この監督の作品はだいたいそうなのである。あのスピーシさえ、最後の場面は急に安っぽくなる。
実に不思議な監督である。
物語は火星の出来事で採掘所に殺人犯を護送していくのだが、その町は不思議に誰も居ない。
手分けして探すのであるが...その途中で、女性の警官リーダーが突如行方不明になり、
あたりが異様な雰囲気が漂う。それでサブリーダーのメラニンがみんなを指導する事になるが
奴らは大勢でやってきた!
途中、相棒のジェリコが隠れていた連中を引き連れて戻ってくるが、これが連行してきた殺人鬼の
仲間であった。しかし、状況は恐ろしい吸血集団が襲ってくるなかで、手を組んで戦うことに
なったが....。
この映画、ナターシャ・ヘンストリッジの魅力がなかったら、ほとんど持たない作品である。
ただ、スピーシズの魅力からするともっと色っぽく、強力なキャラクターにして欲しかった。
ミラ・ジョボビッチの バイオハザード のように出来たはずなのだが....実に惜しい!

出演:監督・脚本・音楽:
ジョン・カーペンター
出演:
アイス・キューブ
 Ice Cube
ナターシャ・ヘンストリッジ
 Natasha Henstridge
ジェイソン・ステイサム
 Jason Statham
パム・グリアー
 Pam Grier
クレア・デュバル
 Clea DuVall

配給:メディアボックス