6BM8PP

GT菅に比べると小さい!
お金のない学生にはこの上の6BQ5、7189もチョト高かった。
まして、GT菅は雲上の存在!であった。


学生時代に作ったもので、多重負帰還UL接続のメイン。
プリは12接点のロータリーSWのCR型トーン回路+ラウドネス!
つまり、当時としてはコッタ回路。音質は2の次。
何分3畳の部屋でフォスターのEF103を鳴らすのだから.....。
で、良く覚えて居ないが、多分3W程度だったと思う。原因は負帰還の量が多すぎ!?
と思って居るが...。
何分、モノだし...。
当時はこれでオイルコン、抵抗、の種類で音が変わる事を体感したものだ。
だから、完成後もちょくちょく部品は交換していた。
今日(07/10/18)オークションで6BM8を買ったのが届いたので...
イキナリは音がしない!しばらくして、雑音ばかり....
何か?
調べると、メインの初段が接触不良、
次に、ハムが....

200mVPーP出ている!
ヤット探し当てたら、プリの初段!やはり接触不良。
ゴリゴリと.....で直った。


まだ、多少残っているが....古いからね。
ケミコンを交換すればと思う。が何日出来るか.....
正確には覚えて居ないくらい....。多分40年以上前くらいだと思う。
その後は卒研、就職と続いたから....。
それ以降、部品の交換は6BM8だけ....12AX7、12AT7、12AU7は
初期の頃は適当に交換していた。
ナショナル一番良かった覚えがある。当時はNECは3流あつかい、我慢して東芝。
卒研のとき計算機に使っていたとい言う、12AX7互換の菅を何本かもらって聞いていたが...
良い音と言うより安心な音?がした。つまり壊れそうもないような....。

掃除して、上部を撮影。下部は...見せられナイね。

それでも、半田付け不良はない!....
メインのカソドのDCバランスを取って....
やはりPowerは不足!
YAMAHAのNS−L1で聞いているから余計だと思う。
で、DS−261に切り替えて聞いてみた。
昔懐かしい音がする!! 昔はSPのコーナに載せたCORALの
かなり大きめのバスレフの箱に入れていた8TX−70で聞いていた。
それなのに....
高音は伸びている、繊細という事ではなく、耳障りな音がしない。
低音は力強いというのでなく、また、豊かにというのでもなく、
ゆったりと響かせてくれる。
中音も癖がない。
だから、長時間聞いていても疲れない。
ちょうど、ジェットストリームを聞くのに最適!
多分、作った時の好みもあるのかも。
当時はムードミュージックが大好きだった。Jazzはそれほど聞いていなかった。
JBL、ALTECの音はがさついている様に感じていたくらいである。
MantovaniのCharmaineを聞くと、なるほどと感じる。他の装置だとどうもシックリこない
のだが、この6BM8PPは良い。
だが、真剣に聞こうとするとPower不足。の一言。
それに、ステレオでなくモノだから.....。
そのうちに、8TX−70にBoxを!...

残留ハムが大きいので、中を見たら、トーンコントロールの12AX7が交流点火で
ハムバランサーを付けていた!
で、プリ部を全段DCに....余裕は十分にあるので....
メイン部は交流点火のままですが....、

結構汚い配線!ただ、雑誌に載っているのは見てくれを良くするためで、
電気的に良い配線とは必ずしも言えないと言う事でなるべく信号系は最短距離で、
シカモ!グリッド側の配線を短くが鉄則!と言う事で作っているから....
また、信号系はシールド線で配線している。

結果!ハムが少なくなった!

P−Pで20mv後残すのはMainかな?
この程度では気にならない....。
そのうちにF特取ってみようと思う。