奥様は魔女 魔王の陰謀 (仏97)
題名からするとTVドラマのサマンサ出る「奥様は魔女」を連想しがちだが、そこはフランスの作品、チョトチガウ。またサブタイトルからすると「ハワード・ザ・ダック」を連想するがこれもチガウ・

ジャン・レノンが魔王、モロク。
「ハーフ・ア・チャンス」のバネッサ・パラディがもうすぐ一歳になる息子を抱えた魔女、モーガン。
そこにコンピュータの天才学者マイケル(ギル・ベローズ)がねらわれる。
モロクはモーガンの息子を自分の跡継ぎにするべく、惑星直列の日に際し次々に赤ん坊と同じ
誕生日の人を殺していく。最後にねらわれたのがマイケル。
一方、モーガンは息子アーサーを魔法使いにしたくないため、同じ誕生日のマイケルをねらう。
引き替えにマイケルはIQが0になるが...。
が、しかし、事も有ろうに、彼女は伝説の魔女のようにマイケルに恋をしてしまう。
魔女は、人に恋してはいけない決まりなのだ。
なにも知らないマイケルは......。

モーガンはフランスの田舎のお城に叔母たちと住んでいる。
モロクも別のお城に住んでいる。レノの車は真っ赤なフェラーリ。
モーガンのぼろシトローエンはかってドゴールを乗せた由緒(?)ある車。
また、赤ん坊のアーサもなかなか面白い、実にすばらしい演技だ。

話は多少ややこしいと言うより、メリハリがはっきりしないし、ムードは良いし、
一つ一つの演技も楽しいから、ついつい、話の筋を忘れて見てしまう。

終わりの編はデズニィ映画よろしく、正義の騎士が魔女の協力で悪魔を倒しに
敵陣に乗り込む!!

ここからも、モーガンは死んでしまうのか?アーサーは無事なのか?
マイケルとモーガンはどうなるなのか!!

102分全く飽きさせない映画である。
魔法も凄まじいと言うほどでは無いが、ふんだんに出てくるし。
アーサーの何でも赤にしてしまう魔法もイイ。
ジャンヌ・モローのおばさん役もいい。
フランス映画はこの路線でやれば、結構いいかもしれない。と思うのは私だけかな?
ホロっとさせるシーンもあるし。「正義は勝つ」だしネ。

プラクティカル・マジック(98)
姉サリー(サンドラ・ブロック)と妹ジリアン(ニコール。キッドマン)姉妹の魔女の危ない
恋の物語....。
姉妹は二人の叔母と片田舎に暮らしていた。姉はブルーと緑のめをした想像上の王子様
に恋に恋していたが、ズーット男に近寄るわけでもない静かな生活を送っていた。
一方、妹はどこからかみつけてきた男と家を出ていく。出かけた先で、次々に男をかえて
人生を謳歌していた。ある時、町に二人の叔母とサリーが買い物に出かけた帰りに
一人の叔母が、果物を運んでいる男とサリーが恋に落ちるように魔法をかけた。
そこを知らない二人は結婚し2人の娘を生んで幸福だった、が不幸は突然やってきた。
夫が車の事故で死んでしまったのだ。それは中世時代のおばさんがリンチで縛り首
にされた時から、魔女が恋した時に夫は不慮の死を迎えると呪いをかけたからなのだ。

一方妹のジリアンも悪い男に捕まった。連絡を受けてサリーが駆けつけたが、
そこで、毒を盛って、この男を殺してしまったからサー大変....

いき消させる魔法を使うが失敗。結局庭に埋めるが、そこからがまたややこしい話が
始まる。毎日がビクつく生活になるのだ。

結果はハピーエンドになるが。
ココに出てくる魔女は多少人とチガウがために学校ではいじめに遭うが、一人は
家に閉じこもり魔法を使わないようにひっそり生きようとし、もう一人は外に自由を
求めて飛び出るココが全般、後半は姉妹叔母達娘達が一体になって問題対処を
行う、行わざるを得ないのだが。そして最後はあんなに魔女を嫌っていた人たちも
仲間として認めてくれる。
最後におまけとして姉が小さいときからの思いを遂げる。
妹は?どうなるんかはまあt別の話?