バニラ・スカイ
Vanilla Sky Paramount Pictures   2001/12/14 136分

CFがあまりにも出来が良く、映画に過度の期待を持たせたのが原因して
それほどでもないなと思ってしまった。
しかし、136分の映画とは思えないくらい早く終わった感じがするのは
やはり、それだけ引き込む何かがあったのだと思う。
実はこの映画パズルを解くようなヒントがシーンのあちこちに仕掛けられているらしいのだが、
眠い頭で観たから、そこら辺は良く分からなかった。
が、ボンヤリした頭でも観れるように作ったのだと、おまけの所にトムクルーズの製作コメントがあったが。
やられた!
たしかに、良くできた作品ではある。
しょっぱなから、NYに誰もいないのだ。そこをややクラシックなスポーツカーで走りながら、
徐々に何か変だと...車を降りてNYの町を駆けるシーンがあるが、確かに不思議な世界である。
どこから夢でどこまで現実なのか最後までよく分からない。
途中、ソフィアとジュリーがベッドで入れ替わる所もはてどうなってるのか?それは幻想なのか?
しかも、全体としてかれは誰かを殺した容疑で精神課医マッケイブと拘置所で話し合っている。
かれが殺したのはソフィア?ジュリー?
ジュリーは嫉妬のあまり、道連れに時速130kmで橋からダイブして堤防に激突し死亡したはず。
そのため、彼は顔面、半身が無惨な状況にある。

ま、たぶん何度観ても良いような気がする。そこに何か仕掛けが有るかもしれないし...。

全体にカメラワークが軽快に振る舞うので、退屈はまったくしない。

でも、どちらか言えば、有る程度わかりやすく作ってくれた方が良かったような....
女性はこの映画みてどう思うのだろう?気になる。

余計なことだが、ペネロペはオッパイを見せてくれるのだが、キャメロンは見せてくれない。
ここも何か仕掛けがあるのかも?
なんたってペネロペ(ソフィア)がデヴィッドの理想の女性と描かれているわけだし....。
反対にジュリーはイヤな単なるSEXフレンドで別れたい女性という事になっている....。

しかし、キャメロン・ディアスは一般にイヤな役も平気でこなす人だなと関心させられる。

トム・クルーズTom Cruise (デヴィッド・エイムス)
ペネロペ・クルスPenelope Cruz(ソフィア)
カート・ラッセルKurt Russell(ドクター・マッケイブ)
ジェイソン・リーJason Lee(ブライアン)
キャメロン・ディアスCameron Diaz(ジュリー)
(製作・脚本・監督)キャメロン・クロウ Cameron Crowe
(製作)トム・クルーズ,ポーラ・ワグナー
  Tom Cruise, Paula Wagner
(撮影)ジョン・トール John Toll
(編集)ジョー・ハットシングJoe Hutshing
(衣装)ベッツィー・ハイマンBetsy Heimann
(音楽)ナンシー・ウィルソンNancy Wilson