ジェボーダンの獣
Brotherhood of the Wolf (Le Pacte des loups) (2002)
フランス映画にしてはかなりの大作である。
ただ、俳優は「マレーナ」のモニカ・ベルッチ以外はあまり知らない面々だが、演技力はサスガで
迫力有る作品に貢献している。また、カメラワークがハイウッドも舌を巻く位のもので、
間延びする箇所は全くない。ロマンと恐怖とアクションを良い具合にミックスされている。
1700年後半の雰囲気は十分に出ていたし...。
ただ、謎の男マニはグレゴリの相棒なのだがインデイアンの出で、勇猛な戦士なのは良いが
格闘がナゼかカンフー的で少し違和感を覚えた位であろうか...
モニカ・ベルッチ(シルヴイア)も黒い衣装で謎めいているが、娼婦の役で美しい姿態を披露してくれる。
話はジェボーダン地方にものすごい恐怖の獣が暴れていて、何人もその鋭い牙で食い殺されていた。
そこに、グレゴリとマニがその獣を退治すべくパリよりやって来たのだが、3年過ぎても現れない。
彼らを快く思っていない村の長老達は彼らを帰すことにしたが、最後にトマが彼らを呼び止め
その夜、以前から恋していたマリアンナと密会している所についに恐怖の獣が現れた。
獣との戦いはCGを駆使したのであろう。多少不自然さが有るが、なかなか迫力有るシーンになっている。
また、カンフー的戦いが随所にあるが、確かに迫力は満点であるが...
もう少し、史実に忠実な戦いを見せてほしかった。
また、何カ所かオオカミが出てくるのだが、インデイアンとの神秘的な関係を描きたかったのだろうが
ここはあまり良い出来とは言い難い。
サミュエル・ル・ビアン:フロンサック・デ・フロンサック ヴァンサン・カッセル:ジャン・フランソワ モニカ・ベルッチ:シルヴィア エミリエ・デュケンヌ:マリアンヌ ジェレミー・レニエ:トマ・ダプシェ マーク・ダカスコス 監督:クリストフ・ガンズ 製作:サミュエル・ハディダ /リシャール・グランピエール 撮影:ダン・ローストセン 編集:デヴィッド・ウー |
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Starring: Samuel Le Bihan-Gregoire de Fronsac Mark Dacascos-Mani Jeremie Renier-Thomas D'Apchcr Vincent Cassel-Jean-Franqois de Morangias Emilie Dequenne-Marianne de Morangias Monica Bellucci-Sylvia Directed by: Christophe Gans Produced by: Samuel Hadida, Richard Grandpierre Written by: Stephane Cabel, Stars, Distributor: Universal Focus |
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