キッド(2000年/カラー/本編約105分)
デズニー作品らしい、ほのぼのとした幸せ感にひたれる作品です。
SF的ストーリーもデズニー作品らしいし、SFを全面に出さない所もデズニー作品らしい。
ブルース・ウィルスの演技も嫌みがない極自然に感じる、また、子役のスペンサー・プレスリン
もデズニー作品らしい役所に自然にはまっている。
かなりヤナ奴のイメージ・コンサルタントのラスティの元Iへ不思議な事が起こる。
もうすぐ40の誕生日を迎えるのだが...
一つは、意味不明の赤い複葉機が登場する。すると駐車場の車がどんどん増える!
なぜ??説明がないのである。
39のラスティは黒のオープンのポルシェに乗っている。かなり事業は発展しているらしく
家もなかなかな物だし、少々お年をめした女性秘書もいる。
仕事の相棒は30になるビデオカメラマンのエイミー(エミリー・モーティマー)がいる。
それが、あと3日で40才になる日になぜか、不思議な子が家宅侵入していた。
逃げる少年を追って飛行場のレストランに着いたが、少年は居ない。
が、家に帰ると少年が居た!
彼は8才になろうとしている、ラスティ!首筋と足のすねの傷も同じしかも自分しか
知らない事も知っている!
そこから混乱が始まるが.....
結局、何か訳が有るのではと...いろいろ聞いている内にいつの間にか32年前
に来てしまう。そこで秘密を知る。
その夜、例の飛行場のレストランで食事をしていると、さらに30年後の自分に合う。
それは、大きな感動ではないが...やった!と言わせるに十分な出来事だ!
なくしかけていたものを取り戻した。
おおざっぱなお話は以上の通りだが、作品はもっともっとおもしろい、
一種の掛け合い漫才のようなおもしろさである。
40になろうとしている自分と8才になろうとしている自分がそこに居る。
誰に出もある、もし昔に戻れたらという願望をそのまま反映をさせないで、
反対に昔の自分がやってくるのである。同じ自分だが、相手は8才!
話がなかなかかみ合わない。相棒のエイミーも40のラスティより8才の
ラステーが良いと思う。
何度見ても、理屈は不自然なのだが...話としてはとても面白い。
「3人のゴースト」のようでもある。昔を思い出し良い自分を再発見すれは
人生はより成功に近づく事が出来るってことのようです。
大人になると、なぜか、素直な良い自分をいつの間にか置いてきてしまうのでしょう。