スターシップ・トゥルーパーズ(98)
ン〜ン〜.....。
どう言っていいのやら、未来、宇宙戦争物なのだが、所々にロボコップの出だしのような
NEWSが入るのがズッコケてしまう。
たぶん、あまりのも残酷な累々たる死体の山の残酷さを解消するつもりなのもしれない。
ホラー映画以上に凄まじく残酷なのだ。簡単にバグが人間を切り裂くのだ。首は飛ぶし
手足も切り取られるし、最悪は脳味噌を虫のボスが吸い取ってしまうシーンだろう。
私は残酷シーンはあまり好きでないので....この映画も前宣伝の割に好きになれなかった。
兵隊虫の手というか足というか、どちらかというと、かにの足みたいである。
カブトムシ類が大好きな私としては、これは昆虫ではない!と思ってしまう。
ストリーは軍隊青春ものといった感じである。悪くはないが、チョト理解出来ない
感覚でもある。スポーツじゃないのだから...。
主人公のリコは恋人のカルメンを追って陸軍に入る。ここもワカラン!カルメンは士官学校に
入るのに?部隊が違えば会えないではないか!
このリコを追ってデイジーがリコの部隊に入隊するのは納得出来るけどね...。
しかもリコは2等兵から...、戦闘ごとに階級があがる...ゲーム感覚のストーリ。
ンーこの映画はゲームを映画化したのか?!
一方CG技術的にはすごい!!
凄まじい量、これだけでも見物である。これがCGか!と。ハリウッドCG技術はどこまで行くのだろうか?
とてもCGとは思えない位にスピーディーかつリアル、実像とのシームレスさがすごい。
どこからCGなのか分からない!のだ。
最後は隊長が火を噴く巨大な虫タンカーに下半身を食いちぎられ死んで、ついにリコは隊長になる。
追ってきたディジーとは戦闘の前夜にHをしているのに、ウォリアーに体をさされ出血死してしまうし。
この映画を見た後はたぶん多くの人は虫嫌いに成ってしまうかもしれない。
そんな映画である。カルメン達の乗っている宇宙船の大艦隊も大量の流星の様なもので壊滅状態になる
が、この流星の様なものはナンなのか良くワカランかった。
....。

ブラックホール(97)
これは、ディズニーのブラックホール(79)ではない。
ディズニーのは原題がThe Black HoleこちらはDark Planet邦題がチョトおかしい。
なぜなら、何処にもブラックホールは出てこないのである。
地球が既に汚染され、人類絶滅の日は近い中で、宇宙探査に行って九死に一生の生還を
果たしたパイロットを案内役として、何人かのメンバーがこのワームホールを越えるべく
調査に行くが、何故か中に反乱者がいて、船は乗っ取られてしまう。
そこからが、宇宙アクション物的に展開するが。
女性司令官がミュータントだったり、もう一人の女性パイロットがテレパシを使ったり
で、それぞれの設定がいい、B級にしては女性も美人でいい。
船内の作りも結構渋く、SFファンをそれなりに満足させる。
いただけないのが音楽。何故なのだろうシンセサイザーでの演奏なのだろうが、
アクションシーンがモリサガッテしまうのである。つまりリズムがアクションにあわない
位のんびりしたピッチなのである。
宇宙を飛んでいるシーンなら合うのだが....。B級に共通した欠点である。
何でなんだろう?
もしこれが、それなりで有れば、もう少し楽しめるのに。
もう一つは所々ミョーに間延びしたシーンが有るのである。
ナカナカのシーンも結構有るのに、この間延びはなーに?
さらに、ストーリの必然性がもっと出てきてほしいのだがこのところも簡単に済ませている。
これらを改善すれば、良い作品になる要素はある。
オシイ!


スペース・トラッカー(97)
B級作品とは思うが、これがなかなかの出来!
B級らしさは、
1:1流のスターが出ていない。
2:宇宙トラックなどの模型が小さい様で迫力は無い。
3:お話が、単に面白いだけ。
4:上映時間が97分と短い。
GoodPoint
1:宇宙服は良い
2:模型は小さいが沢山有って、それぞれの出来が良い。
3:ストリーは単純だが、面白い。
4:無重力のシーンはあまり類を見ないくらいに良くできている。
  しかも、ばかばかしさが有るのは凄い!
5:最終兵器のロボットがまた、いい出来である。
  しかも、アクションが速い!
6:博士の半分人工の体の出来はなかなかイイ、しかも面白いシーンとの
  組み合わせがまた、にやにやとして、GOOD!!
7:宇宙家畜の四角い豚は面白い。
仕掛けだけを見ると、超一流のテクニックを持っている。
ただ、いずれも基本アイディアはどこかに有ったような....。
こんなテクニックをこんな馬鹿みたいなお話に使うなんて、
何と素晴らしい事か!(皮肉では無い)

お話は宇宙時代のトラック野郎のお話、そしてたまり場の酒屋の若い女性、
そこに若造が加わる。悪徳業者を向こうに大暴れ。
病気の若い女性の母親の手術してもらう為、地球に向かうが、ここでお金稼ぎ
の為危険な商品を2日で運ぶ、普通では60時間も足りない!
近道?をするが、途中宇宙海賊?に捕まる。

この宇宙船は外観は凄いが....。船長の部屋の窓は”海底二万哩”のノーチラス号
の船長室にあった物に似ている、こっちはチョトセコイが。

終わりの方で地球に再突入のシーンもGOODな出来だ。
最後に最悪の悪者が大統領に成っているのだが、かれから、口止め料としてもらった
トラックがスペースシャトル風でこれまた結構で、しかも振られた彼女の母親が20年
も冷凍されていて若い!
2組のカップルが誕生...。
ハッピーエンドだし面白いし、難を言えば、もうチョイ長い上映時間にしてほしかった。
贅沢かな?

ナビゲーター(86)
UFOとしては珍しいスタイルである。ターミネータ2に出てくるT−1000の水銀を思わせる
液体になって変形するのだ。
外からは、入り口さえ見つからない。階段もまたいい。ステップが浮いているのだ。
しかも、チョイト壊れた。
少年が近くの林で不振な物を確認しようと、崖下を眺めたとき、落下し気が付いて
家に戻るとそこはすでに別の人が住んでいる。
この所は一種のタイムスリップ物かと思いきや、UFUで遠い星に行って来た事になっていて
アインシュタインの相対性理論により、地球の時間は過ぎるが、少年は何日もたっていない。
NASAで少年はUFOに合いほんの少しだが、冒険が始まる。
これが、なかなかいい設定でUFOが生き物の様で楽しい。
最近の映画の宇宙船は表面がでこぼこなのは、宇宙だけ飛んでいる場合はどんな格好
でも、摩擦がないからいいが、私の好みからすると、このようなスッキリしたUFOが本来
で有ろうと思う。