スペース カウボーイ
SPACE COWBOYS
2000/11/3公開
2000年・米・ワーナー

監督・製作:クリント・イーストウッド
脚本:ケン・カウフマン
製作総指揮: トム・ルーカー
脚本: ハワード・クラウスナー
撮影: ジャック・N・グリーン, A.S.C.
音楽: レニー・ニーハウス
製作: アンドリュー・ラーザー
美術: ヘンリー・バムステッド
視覚効果監修: マイケル・オーウェンズ
出演:
クリント・イーストウッド (フランク・コービン)
トミー・リー・ジョーンズ (ホーク・ホーキンズ)
ドナルド・サザーランド (ジェリー・オニール)
ジェームズ・ガーナー (タンク・サリバン)
ジェイムズ・クロムウェル (ボブ・ガーソン)
マーシア・ゲイ・ハーデン (サラ・ホーランド)
ウィリアム・デベイン (ユージーン・デイビス)
ローレン・ディーン (イーサン・グランス)
コートニー・B・バンス (ロジャー・ハインズ)

空軍のX−2のテストパイロット達ダイダロスが宇宙の夢をあきらめて
40年後、ソビエトの宇宙船が故障し地球に落ちてくるのを防いで欲しい
とNASAのかって上司からの依頼に、フランクはかってのチームメンバーを
集めた。
X−2は見れば分かるが、戦闘機と似ているが推進力はジェットでなくロケット。
BellX-2.com
を参考にしてください。
燃料が少ないので、爆撃機の下に積んで上空で切り離したようだ。
このころは、映画で見ても分かるが、NASAはこの後に出来た。
今からみれば、冒険心一杯の時代であった。
今は、細かく管理されて.....。この所が映画での皮肉として描かれている。
さて、集まっては見たが、70近い老人達。周りは冷ややか。
取引で載せることにした、元上司ボブも、腹では健康診断で落とす事にしていた。
それが、それが、なかなかのがんばり。
MITの秀才の若造も万が一の事で、乗ることになっているのだが、
フランク・コービンが修理をしたので、ドウヤッタ!なのだと、自尊心を傷つけられるが
フランク・コービン達はMITなんか、はなっから、相手にしてない様子。
実に、痛快。
さらに、ホーク・ホーキンズとフランクは遠心力耐久テストで意地で異常な重力にも耐えた。
また、ホークはフライト・シュミレータでの運転も最初はコンピュターの指示に従ったが、
あえなく墜落。そこで、コンピュターが故障との想定にしてもらって、手動で着陸。
誰もが不可能と言っていた事を、いとも簡単にやってのけた。
ここまででも、十分痛快な気分にさせてくれる。
ハイテクがなんだ!人間の能力が上だぞ!と言わんばかりである。
コンピューターになんでも依存している現代を十分オチョクッテイル!
コンピューターは最近では学習能力も身につけてきたが....
それも所詮、人間がプログラムしたもの。
天才にはかなわないのである。
いよいよ、スペース・シャトルに乗り宇宙へ.....。
彼らの表情は最高だ!
40年後に完全にあきらめていた宇宙に来たのだ!
さらに、ソビエトの人口衛星とドッキングもピタリ!
フランクは調査して、完成センターに怒った!なんだこの人工衛星は!
修理はしない!..と。
実は、この衛星は核弾頭ミサイルを6機も積んでいたのだ。
冷戦時の遺物なのだ。
だが、ここでMITの若造が功を焦って、フランクが止めるのも聞かず、
修理しようとし、とんでもないことになる。スペース・シャトルとも接触し、
核弾頭を積んだ人工衛星は地球をめざし落下しはじめる。
.......。
ここからの活躍は手に汗して見てしまう。
男のロマン満載の映画である。なかなか、いい映画だ。
私のお気に入りの作品に加えよう。