コクーン(85)
良いスイングジャズのリズムに乗って始まる。チョイと異質な映画。
宇宙人が海底からコクーン(マユの意味だったようにおもう)を老人ホームの近くの
プールに入れておく。ある時、老人がそのプールで泳ぐととても元気になる。
この元気になった、老人達の活躍、しかも良いジャズのBGMで、これがとても
痛快!私なっぞは涙が出た嬉しくて..。
公園でバスケットボールで若者を負かす所なんざ、ケ、サイコーデー(江戸っ子調)。
全員元気になるのに、一人のオバーさんは断固拒否。
年老いて、死にたいと..。
楽しい、痛快な反面、人間の生き方をもう一度考えさせられる、映画です。
また、宇宙人の一人が女性で、若い船員が掘れてしまい、そのやりとりもキチンと丁寧
に作ってある。異質な人との出会い、でも、愛はそれを乗り越える..。
でも最後は結婚はしない。でNo2に続く。

コクーン2 はるかなる地球(88)
主役、主な登場人物は同じ、違うのは、相手役。
舞台は、研究所、一人取り残された宇宙人を連れにやってくる、No1で老人の何組かは
不老の星に行ったのだが、一緒に戻ってきて、今度は、やや、シリアスな、いかに研究所
から、救い出すか、がメーンのお話。
一話より、金がかかっているのだが、No1では、新しい提言が有って、それが愉快だったり
悲しい事だったりする。のだが。
これには、それがない。結果はアクション映画に成ってしまっているのが残念である。
映画にとって、探偵小説ではナイが、哲学的とまで行かなくても、何らかの提言が欲しい。
そして、問題のシュミレーションがどう展開するか、見る者の予想を越えると、拍手喝采
なのである。難しい事ではあるが。
でも、これが多いと、メッセージ映画といわれ、きらわれる。
同じ日本人としては、チョト情けないとおもう。

ショート・サーキット(86)
近未来のお話、変わっているのが、主人公がロボットで有ることだ!
このロボット、じつに良くできている、本当に生きて居るかのようである。
共演が、生みの親の博士と、行きずりの立ち寄った家の女性(楽天的なのがいい)。
で、軍隊が、このロボットを探して、ついには戦いがはじまる!!
勉強家で天才的なこのジョニー5、すばらしい戦い、しかし、最後は追いつめられ...。
痛快、愉快、な一編です。
私の特に面白く思ったのは、ジョニーがいろんな事に好奇心を持ち、TV、雑誌などで
猛烈に勉強するシーンである。SFにはよくあるシーンだが、造りが丁寧である点がいい。
人間以外の生き物とので会い、共同、解り合い、さらにそれらを越えた、友情..。
これが、底辺に流れて、居るので「ET」と同様にすばらしい出来になっている。
ハリウッド映画の変わらぬテーマ、愛と冒険、私も大好きなテーマである。

ショート・サーキット2 がんばれジョニー5(89)
どうしても、2作目は新鮮差がなくなる、ただ、ジョニーの頭脳の良さと、行動力!
シュワちゃんの映画をロボットにしたみたいな作品。
だからか、時間がたつに連れ、記憶が定かでなくなる。
ニューヨークで大暴れし、悪党をやってけ、最後は、警官、市民も全員応援してくれる。
めでたし目でたし!の大団円。
ミニジョニーが出てきたり、一話よりアクションが多いから製作も大変金がかかっている
と思うが...。一話の面白さから見ると..。
だから、No3はナイ!