禁断の惑星(56年)

宇宙物の古典と言えるものである。
この映画には、宇宙人がでてこない。
ただ、その、すばらしい遺跡が残っている。
当時、この中に出てくるロボットロビーはおもちゃにもなり、大変な人気でああった。
当時の映画としては、トリックもスゴカッた、透明怪獣が出てくるが。
後に、「スーパーガール」にも特別出演?で出てくる。
ロビーも人気にあやかって、地球にきたロビーのお話が作られた。
題名は忘れたが。さすが、予算がないのか、にわかで作ったせいかわ分からないが、
出来も悪く、モノクロで人気はなかった。
シーンとしては、地底の発電所を見学に行くところが有るが、
多分絵だろうが、巨大さを見せてくれた。
この手法は「スターウーズ」にも1,2,3話共に、人工宇宙衛星の中を見せてくれている。
これはまた、「スターウオーズ」で話そう。
惑星アルティア4に円盤(地球人の)で降りたところの惑星の風景もすばらしい。
小道具も能力を高める学習装置、フォロブラム(立体画像)が出る。
これが、この映画のなぞを解くための小道具になっている。
音楽がなる、ガラス。これは、後に「タイムマシン」で未来に行った世界でもつかわれていた。
手をかざすだけで、自動に閉まる、鉄の戸、変形5角形の厚さ65cmの特殊合金
(レーザーガンでも熱くもならない)扉、これも後に、「宇宙人東京にあらわる」で
宇宙人が「ヒトデ」の格好をしていたが、この映画の影響とおもわれる。
惑星に住んでいる博士の独り娘の衣装もミニで現実にこの何年も後にミニが流行った。
とかなり後世に影響を与えた作品である。
もし、見ていないようであれば、一度はSFファンなら見ておきたい作品である。

海底二万マイル

フランスのSFの元祖(100年前の作家)ジュールベルヌの小説を映画化したもで
デズニーが作った作品である。ここには当時(54年)にしてはアクアラング、
そして最高傑作の潜水艦これは原作より遙かにすばらしい出来であった。
未だにこの潜水艦よりすばらしいものは残念ながらでてこない。
この潜水艦(ノーチラス号)は魚雷を発射するのでなく体当たりで帆船軍艦を沈めるのである。
それで、前方に巨大な鋸のようなものが付いている(でも原作でではそんなことはかいてなかった)。
また、側面には大きなドーム状の窓があり、そこからの海底の様子がまた最高である。
実際撮影は、インドネシヤの南洋だったと思うがセットでない迫力がある。
帆船は今から見ればちょいとチンケな感じのすが。
さらに、船内の様子もなかなかの出来である。この映画でもスターのカークダグラスが興業上は
良かったのかもしれなが、私には映画を軽薄にしていると思える。
私はこの映画の主役はネモ船長(ジェームスメースン)だと思う。
そして、未だに尊敬する人物でもある。


宇宙戦争(53)

もう一人のSFの元祖イギリスのH・G・ウエルズ。
この映画では宇宙人は三つ目でETのようなスタイルをしていた。
この映画の最高は何といっても宇宙船(円盤ではない)頭から出ているホースの先にも三つの目
の様なテレビカメラの様な装置から出る熱線、人、物、戦車迄も跡形もなく熔けてしまう。
近年TV版での「宇宙戦争」にもほんのチョイトこの宇宙船が出演?していた。
最後はもうダメかと思えたとき宇宙船が全部墜落し宇宙人も死んでしまう。
原因は、地球の細菌に抵抗力がなく負けたのである。この点がかなり科学である。
我々にとって細菌は時には敵にもなるが、共存している良き相棒なのだという事だ。
細菌を敵にするのでなくどう共生するか、今後の研究が待たれる。
追記:
インデペンデス・デイを見ていると途中でどっかで見たようなと思ったら、
多分この映画が元になっているのではと思った。
この映画から、見るとさすが、現在の技術は数段上であるが、
いま、この映画を見てもそんなにそん色はない、特にこの円盤のデザインは
いまだ、私にとっては最高の作品である。最近の円盤はでこぼこが多く、
宇宙船なら良いが、空気のある場所では走れんデザインなのだ。
スター・ウオーズの影響が大きいとおもうが。最近のアニメのロボットも
やけに尖がっている。私にはどう見てもハイテクを感じさせないデザインで
ある。ただ、この尖がったものをデザインする方が桁違いに簡単なのだ。
原爆を落として破壊するシーンがあるが、このシーン、今から見るとずいぶん
無謀な見学の仕方をしていたと思うが、UFOがバリアをだしてまったくの
無傷なのも当時は驚いた。
ちなみに私は多分このビデオを数回は見ていると思う。
最近にチンケなSFより手抜き無しにきちんと作っている事でズーット
こちらが面白い。


火星超特急(51)

SF映画の古典。
何と!火星人は地下都市に住んでいる、しかも英語をしゃべる!
地球からの電波を受信し覚えたのだとか。
ここに、出てくる、ロケット、当時はあこがれていた。
不思議に、機内で、引力が働いているため、姿勢は変わらない。
シートがスゴイ!今の事務用いすの方がよほどいい。
さらに、打ち上げ時は、ハンモックに寝そべる。発射スイッチは
有線式リモコン!、メーター類はこれまた、当時の潜水艦内の様相
不時着するのだが、山に激突、でも怪我もなし。
火星の女性はミニスカート、当時はロングスカートの時代だから
ススンデイルーのか?
でも、結構たのしめる。一応当時としては力作なのだろうから。

宇宙水爆戦(54)

宇宙戦争で負けそうになっている、宇宙人が
地球の科学者の手を借りて、反撃に出ようと企て、学者達を
うまく、だまして、研究させる。
この時代TVがまだ、無いが逆三角形のTVしかも、双方向
さらに怪光線がでる。
ここでのUFOは結構進んでいる。未来的で、加速時の重力を避ける
ため、特殊なガラス状の筒に入り、ガスが充満し、何とかなるらしい、
これは、後年、禁断の惑星でも使われていた。
目の大きい、2つ爪の奇怪な怪物もでる。
円盤の下から緑の光線で飛行機をコントロールするのは、あのスターウオーズ
にも見られるから、結構SF道具技術?としては進んでいた作品で、
今見ても、結構ハラハラワクワクする。

地球の静止する日(51)

UFOがニューヨークの公園に着陸し、宇宙人が地球が平和にするよう
に警告に来た。お話。
宇宙人はc求人と同じ、実は、服装は特殊光線で変えたもの。
ガードマンとしての、ロボット、これがすごい戦車も熱線で消してしまう。
UFOはドーム状のクローム仕上げのように銀ぴか。
入り口は、坂のように出てくる。閉じた後は、まったく、入り口が見えない
、また、最後に警官に打たれるのだが組成光線のベッドがあり、心臓が
とまったのに、生き返る。
題名の示すとおり、地球人への警告として、すべての動力をいっせいに
お昼(脱他と思うが)に停止させる。
この映画、宇宙人が主役のせいか、北北西に進路を取れのようなスリリング
さがある。
老科学者(アインシュタイン?)に科学式の間違いを訂正してあげる。
この手も、「スタートレック4故郷への長い道」でも使われている。

遊星よりの物体X(51)
白黒映画である。
これは後(82)に、リメークされたが、上映当初かなり怖い思いをした。
北極に得体の知れない、円盤が落ち、近くから、宇宙人の死体を発見し
基地に持ち帰り、研究する事になったのだが、ナゼか生き返り、研究者達を
襲う、それにどう対抗するかが見せ場、木製のドアを蹴破って隊員たちの待ち伏せる
廊下の現れ、銃を発砲しても効き目が無い、で最後の手段..。
しかし、この宇宙人はっきりしたイメージが無い。まるでミイラの様である。
切り落とされた腕が勝手に動く所も、当時としては見せ場だったのだろう。
確かに、今の物ほどテンコ盛りでは無いが、フォラーSFとしては、先駆的な
映画ではある。いま見てもあ飽きる事はない。

渚にて(59)
白黒映画、
第三次世界大戦で北半球の人たちが全部死に、ここ、オーストラリアに居る人たちだけが
生き延びている。といった想定。
でも、今から考えると、南半球はなにも、オーストラリアだけでは無いはず。
そこんとこの説明が足りない、ある時、サンフランシスコから、意味不明の無線が入ってくる。
それを確認に、原子力潜水艦で、確認に行く。
話は、重々しく、しかも当時の大スターオンパレード
グレゴリー・ペック、エバー・ガードナー、アンソニー・パーキンス、フレッド・アステア
など、当時かなり話題に成った。
SFポイ所は話の設定位、スターの演技力で持たせた映画、下手すれば、B級作品に
成りかねない内容だが、淡々と死をを迎える、どうしようもない怒りが丁寧に描かれている。
今作ると、どんな作品になるのか...。
結局、全員死を迎えるのだが、死を覚悟するまでの葛藤が実に上手く描かれ、
戦争を憎む気持ちを見ている者に植え付ける。
監督の腕も相当のものである。全般の退屈さが最後に生きてくる。