ロボコップ(87)
この映画を見たのは仕事仲間がアメリカに出張した土産として買ってきたのを見たのが最初
であった。言葉はよく分からなかったが、とても印象的であった。
下手をすると、日本の子供向け映画に似てしまう、テーマであるが、これをこれほどまでに作り上げた
制作者達に拍手である。
主人公マーフィが女性の警官と強盗団を廃墟の工場に追いつめた所までは良いが、逆に殺されてしまう。
このシーンがチョイトリアルすぎて気持ち悪かった。
そして、死んだマーフィの体と頭を使ってロボットの製作シーンがこれまたなかなか良いのである。
このシーンは残酷さを取り除く為か、マーフィの目から見たシーンの構成が妙にリアルで
ロボットにされるとこんな風に見えるのかなーと思わせるくらいである。
出来上がりは、手足は、チタン合金、胴体もチタンの鎧、そして、チタンのヘルメット。
口だけが生身の人間。
最初は良きパトロール警官として、しかも、腕のいい警官として、スーパーの強盗、婦女暴行、市長を監禁
し籠城する汚職した議員の事件をことごとく簡単に片づける。
が、ある時、ガソリンスタンドを襲っている、強盗が変なことを叫んだ”死んだはずなのに!”
そこで、マーフィは警察のコンピュータで事情を調べ、すべてを理解する。
これからは、復讐戦になるが.....。
最後まで目が離せない位に面白い!
この映画で話題になったことは、ロボコップの動作である。
動作する度に発するマイクロモーターのピューンピューンといった音は実際はしないだろうがリアル感を
見る者に与える。
それにしても、アクションシーンの連続で見る者を飽きさせない。
それと、オムニ社の専務が開発した、警備用ロボットの凄まじい事、しかも幼稚な動きがユーモラスでさえある。

ロボコップ2(90)
オムニ社はロボコップ2を作成し、この頭脳がこれほど凶悪な奴はいない位の男を選ぶ。
理由は、初代の者が感情を持ちすぎ、オムニ社の自由にならないからである。
ところが、この凶悪犯はさすがである、完全に自我を持ってしまい、ほとんどコントロール出来ない所か
勝手に暴れる。
初代のコップと壮絶な戦いを行うのが最大の見物である。
コントロールしようとして出来ないのが何とも面白い。
この映画のもう一つ、派手なアクションに隠れて分かりにくいが、
オムニ社の野望が町を完全に自分の配下に置こうとして、失敗する様が
なにやら、バック・トゥ・ザ・フューチャー2の話にもにている。
資本主義アメリカへの皮肉でもある。