マトリックス(99)


ラリー&アンディ・ウォシャウスキー
 (脚本/監督/製作総指揮)
ジョエル・シルバー (製作)
ブルース・バーマン (製作総指揮)
バリー・M・オズボーン (製作総指揮)
アンドルー・メイソン (製作総指揮)
アーウィン・ストフ (製作総指揮)
ダン・クラッチョロ (共同製作)
ビル・ポープ (撮影)
ザック・ステインバーグ (編集)
オーウィン・パタソン (美術)
ドン・デイビス (作曲/演奏/指揮)
キム・バリット (衣装)
キアヌ・リーブス (トーマス・アンダーソン/ネオ)
キャリー=アン・モス (トリニティ)
ローレンス・フィッシュバーン (モーフィアス)
ヒューゴ・ウィービング (エージェント・スミス)
ジョー・パントリアーノ (サイファー)



近未来におけるサイバー・ワールドにおける戦い。と書くとつまらない話しと思われるが、
はじめに出てくる、NYが実は超高性能なコンピュータで作られた世界だとすぐにわかる。
現実の世界は西暦もはっきりしない世界で、地下組織が何とかこのまやかしの
コンピューターワールドをやっけようと暗躍している。
そこに、Neo(キアノ・リーブス)が予言者のいう、救世主として迎入れられる。
が、最初は何のことか、当人は理解出来ない。
ストリーそのものの展開はそんなに新しい話ではないのだが、
SFをあまり知らない人には、理解するのに多少の時間がかかるかもしれないし、
ヴァーチャル・ワールドの感覚もあまり理解してもらえないかもしれない。
反対に、ゲームをやっている者には、映像の作りに大変満足するだろう。
現実の世界はやや旧式なコンピュータシステムと、携帯電話が活躍する。
また、MATRIXが放った、タコ形宇宙人の様な反乱分子探査機が地下水道に
潜水している、彼らを追いかけてくる。
このメカも何故か、メカメカ的、スター・ウオーズ以来の流れだが....。
人間社会はやや旧式なのかも....。
しかし、サイバー・世界は人間の行動が、CMでもおなじみの、現実離れした
アクションが見せ所で...最初の所でNeoにモーフィアス(反乱分子の親分みたいな奴)の
説明のシーンで見せてくれる。人間と人工知能の関わり合いは、エーリアンの巣の様で
不気味である。
ここでは、人は、人工知能のエネルギーでしかないのだ。そのために人口増殖している。
そこに居る人間は、皆、人工知能にプラグで体、頭脳共接続されているのだ。
つなり、冒頭に出てくるNYはこの人工知能によって作り出された世界なのだ。
現実は、100年も前に朽ちた廃墟の都市なのだ。
見所はやはり、特撮の非現実的なアクションだ。拳銃の撃ち合い、オイカケッコも
ゲーム感覚の作り方で面白い。
出来れば、スーパー・コンピュータの人工知能を見てみたかった。
ここでは、人間の格好をした者達と戦うのだが...。
ま、第二、第三と続くらしいし....。
人口知能そのものが壊された訳ではないのだ。
細かく見ると??な所も多々あるが、なかなか面白い。
いずれにしろ、ゲーム感覚をふんだんに取り入れた映画だ。