リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
The League Extraordinary Gentlemen(03)

小説の架空の人物が主役になる、極めて珍しい映画である。
大概このような作品は子供向けになって、手抜きの作品になるのがせいぜいだと思うが、
これは、結構楽しめた。確かに、それぞれの役がオリジナルと違うイメージがあるが、ま、
それも良しとしよう。怪奇科学者映画のワイルド・ワイルド・ウエストがあったが、これもそんな
雰囲気がする。

女吸血鬼の俳優はどこかで観たと思っていたら、TVでやっているニキーターの人だった。
髪が黒くなっているので分からなかった。でも、こちらの方が魅惑的である。
日本語の声も確認してないが、同一の人かもしれない。声質が似ているので....。
元々吸血鬼は男だが、吸血鬼の花嫁というのが有ったからかな?

ネモ船長はディズニーの海底2万マイルのイメージが強くって、どうも、イマイチピーント来なかった。
しかも、あのノーチーラス号も...ま、映画によっての小説の挿絵によっても随分違うが...。
今回は自動車まで出てくるが、これはバットマンの車をアレンジしたのでは?とおもった。

中心人物のアラン・クォーターメインはソロモン王の洞窟と言うのだが、映画ではキング・ソロモンの秘宝
でリチャード。チェンバレンがやっていた。その前の1950の作品は女性のデボラ・カー(王様と私、めぐり逢い)
にスチャアート・グレンジャーが食われたカタチだった。
それに比べると、今回のショーン・コネリーは貫禄があるね。

トム・ソーヤも諜報員だもんな...イメージが湧かない。

ジキル博士とハイド氏のジキルはハルクに似たCG手法でヤッタのだろうが、結構違和感が無かった。

ドリアン・グレイは小説では有名らしいが、残念ながらこれは知らなかった。

透明人間はよく映画になるので...映画によってこれほど違うキャラクターになるのも珍しい。
今回は割とまともかな?

ま、Storyよりそれぞれのキャラクターの活躍が面白い作品である。

出演 :
ショーン・コネリー Sean Connery
 (アラン・クォーターメイン)
スチュアート・タウンゼント
 Stuart Townsend(ドリアン・グレー)
ペータ・ウィルソン Peta Wilson
 (ミナ・ハーカー)
ショーン・ウエスト Shane West
 (トム・ソーヤー)
トニー・カラン Tony Curran
 (ロドリー・スキナー)
ジェイソン・フレミング Jason Flemyng
 (ジキル博士とハイド氏)
ナサーラディン・シャー 
 Naseeruddin Shah (ネモ船長)
リチャード・ロクスバーグ 
 Richard Roxburgh(M)

監督 Director:
 スティーブン・ノリントン
 Stephen Norrington
Producer:
  トレバー・アルバート Trevor Albert
  ドン・マーフィー Don Murphy
Screenwriter:
  アラン・ムーア Alan Moore
Executive Producer:
  マーク・ゴードン Mark Gordon
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*H・R・ハガードの秘境冒険小説
  『ソロモン王の洞窟』のアラン・クォーターメイン
*ジュール・ヴェルヌの海洋科学小説
  『海底二万里』のネモ船長
*ブラム・ストーカーの恐怖小説
  『吸血鬼ドラキュラ』のヒロイン=ミナ・ハーカー
*H・G・ウェルズの怪奇科学小説
  『透明人間』のロドニー・スキナー
*マーク・トウェインの少年小説
  『トム・ソーヤーの冒険』のトム・ソーヤー
*オスカー・ワイルドの怪奇幻想小説
  『ジキルの肖像』のドリアン・グレイ
*R・L・スティーブンソンの怪奇小説
  『ジキル博士とハイド氏』のジキル