シックス・デイ
The Sixth Day

近未来SFだが、クローンをテーマーにした作品である。
シュワチャンがやるから、どうしてもアクション作品になるが、相当に凝って作っている。
その代表が近未来のヘリコプターである。シュワチャン(アダム)は友達(ハンク)と一緒に
スキー客などを運んでいるのだが、二枚羽でしかも途中でコレが翼になりジェット機に変身する。
その飛行シーンをスターウオーズよろしく渓谷をばく進するのである。スピード感をたっぷりと
味わえる。これだけでもかなり満足出来るが...、
クローンの元に成る素材が大水槽の中にAあったり、リプレイスメント・テクノロジー社全体が
本当に近未来の建物の様に思えるくらい凝って作っている。
さらに、小道具が凝っている、女の子が居るのだが、それにせがまれ気持ち悪いくらいの
動きをする人形、歩いたりしないのが多少の救い。Sonyから出しているロボットが将来こんなに
成らないとも限らないと思った。
さらに、ヴァーチャル女性が居て一種のフォログラムの様な光の立体映像にも見えるが
男性のズボンのチャックをおろす事が出来るのは...コレも近い将来出来そうだ。
良いか、悪いかは別にして....。
突然、自分の家に帰ったら、自分そのものがそこにいたら...そう、クローン人間なのだ、
ただ、このクローン人間を作る技術はチョト無理がありそうだ、30分もあれば出来るのだかあら、
このクローン製造の一部は何度か出てくる。
一番難しいと思うのは、人格を網膜から瞬時にコピーしてしまうの事である。
宣伝の画像がその機械なのだが.....。
ともかく、そこでパニックになるが、そこに、リプレイスメント・テクノロジー社に雇われている
殺し屋が現れ運ばれようとしたが、途中で気が付き、反撃にでるも、逃げ切れず断崖に落ちる。
色々あって、クローンの自分と手を組み、さらわれた妻と娘を奪取すべく、リプレイスメント・テクノロジー社
にヘリコプターで乗り込む、ここからまたもやすさまじいアクションシーンがある。
頭脳的作戦で、コテンパにやっつけるので安心して見ていられるのはシュワチャン映画!
面白いのだが、クローンの問題は何も言っていないが...共存を模索する時代に成るのかも
しれない。それが人間の煩悩なのだろう。

2000年:アメリカ映画
時間:110分、配給:東宝東和

アダム・ギブソ:アーノルド・シュワルツネッガー
マーシャル(殺し屋・管理職):マイケル・ルーカー
タリア(殺し屋・女):サラ・ウィンター
ドラッカー(リプレイスメント・テクノロジー社会長):トニー・ゴールドウィン
ハンク(アダムの友人):マイケル・ラバポート
グラハム・ウィアー博士:ロバート・デュバル
ナタリー(アダムの妻):ウェンディ・クルーソン
ワイリー(殺し屋・青年):ロドニー・ローランド
ヴィンセント(殺し屋・黒人):テリー・クルーズ
クララ(アダムの娘):テイラー・アン・リード
制作総指揮:デビッド・コーツワース
製作:ジョン・デビッドソン、
    アーノルド・シュワルツェネッガー、
    マイク・メダヴォイ
監督:ロジャー・スポティスウッド
脚本:コーマック&マリアンヌ・ウィバー
    ジョン・セイルズ
    アンドリュー・マーロウ
    ダニエル・ペトリ・Jr

視覚効果プロデュサー:カレン・マーフィー
特殊効果スーパーバイザー:マイケル・ランティエリ