スピーシーズ(種の起源)(95)
DNA操作によりできた人間の新種である。ただ、やたら成長がはやく
力も、学習能力も高い。
それがシルという名の少女で生後数週間で高校生くらいになっている。
寝ている時、不思議な反応があるため、実験を止めにして殺し事にしたが
毒ガスをドームカプセルに噴出したところ、少女は強化ガラスで出来たドーム
を体当たりで破壊し脱走する。
列車内で、ふ化し大人に変身する。ココントコはエイリアンそっくりである。
町にでた彼女は洋服屋でセクシーな服を買い、男性を誘惑、
コレが種を増やす本能なのである。
このままではどんどん増えてしまう。恐ろしいのはsexした相手を殺してしまう
のである。このとき、あの美貌が実に恐ろしい怪物に...。
宇宙人の陰謀なのだろうか、地球に放たれたこの怪物を殺さないと、
とんでも無いことになる。
そこで、不思議なメンバ−が編成されシュピーシズを探す。
ホテルで隊員の一人がシルだとは知らず誘惑にのって、SEX
それを感じた霊媒師が仲間を連れてくるが時すでに遅し...。
話が意外に単純な作りで論理的説得力が乏しいが、
シル扮するナターヤ・ヘンストリッジの怪しげな美しさでかなり助かっている。
もし、彼女と違うキャラクターの女性だったら違ったかもしれない。


スピーシーズ2(98)
前作が今一脈絡に一貫性が見られなかったのを、今回はかなり良くなった。
今度は宇宙からのエイリアンである。
火星探査にいった3人に、火星から持ち帰った土壌のサンプルの中に
何かが潜んでいた、帰途につこうとした時に奴は襲ってきた!
3分ほどして何事も無かったように無事帰還したのだが、
一方、前回のシルの死体から作ったクローンがローラ率いるチームで
イブとして成長し、実験に協力していた。シルがどんなだったかを知らされて
悲しい運命にあることを知りながら協力する姿が痛ましいが...。
宇宙から来たエイリアンは次々に、セックスしたあと相手を殺しおなかから
赤ん坊が誕生していた。
ついにイブとこのエイリアンが結ばれるのだがマ、怪物同士のsexは色気は
ナイが、オドロオドロとしたものを見せつける。
この怪物の制作はあのエイリアンを作った、H・R・ギーガーである。
またイブ役のナターヤ・ヘンストリッジ、はじめ捜査官プレスにマイケル・マドセン
イブを育て実験している科学者ローラにマルグ・ヘルケンバーガーは同じである。
ココも一貫性を保つのに役立っている。
最近、2,3作目が多いSF作品では当然の配慮なのかもしれないが
おのため、話に無理の無いような巧妙な作り方をきちんとしているところが
最近のハリウッド映画のすばらしさでもある。
全般的に恐怖映画なのだが、ナターヤ・ヘンストリッジの美しさと哀愁を
ただよわせた雰囲気作りはこの作品の特徴としている。
ホラー作品は以外と女性客が多いという配慮かもしれないが、
結果は幅広く好まれる作品なっている。
ただ、宇宙船が比較するとちょとセコイ感じがしてしまうのがオシイ。