サベイランス(監視)
Antitrust 01米 20世紀FOX

原題のほうが依り物語の内容を反映しているように思うが、
原題の訳は独占禁止。映画の内容はナーブ社がまるでマイクロソフトを連想させる。
社長ゲイリーのキャラクターもビル・ゲーツに似ている。
話の根幹はコンピュータソフト、この映画の場合はシナップスという衛星通信技術
の事らしいが、それを独占してしまい。金を儲ける事を考えているゲイリー社長と
オープンソース(LinaxやFreeBSDの様な)を理想としているマイロの中国系友人との対立
構造になっている。そこにややセコイ仕掛けとして、殺人が絡む。
むろん、現実にはマイクロソフトは殺人なんかしないと思うが...、
この、ゲイリー社長は優秀なプログラマー達をTV監視して開発したSoftを盗むだけでなく
殺してしまうのだ!
それに、気づいたマイロは反撃に出るのだが、周りに信頼できる仲間がいない!
さて結末はどうなるのか!?
ドキドキ感一杯の作品である。また、パソコンのプログラマー達にはおもしろがられる
かもしれない。
ただ、せっかくのテーマー(オープンがビジネスか)が、サスペンス色が強くなっているので
かき消された感もある。
コンピュータに興味の無い人にはオープンソースの意味が分からないと思うが...
もう少し、タイトルの独禁の悪癖見せて欲しかった。
それと、いかに天才と言っても、プログラムのソースをほんの少し見ただけで
完璧ですは無いと思うのだが....。

ライアン。フィリップ:マイロ
ティム・ロビンス:ゲーリー
レイチェル・リー・クック:リサ
クレア・フォラーニ:アリス

監督:ピーター・ホーウィット
脚本:ハワード・フランクリン
製作総指揮:デビッド:ホバーマン
製作:ニック・ウェクスラー
撮影監督:ジョン・ベイリー