ノイズ(99)
話のテーマーがどこかで見たと思ったら、この下にあるヴァイラスである。
むろん、似ているのははじめだけだが.....。ま、SFとは全部がオリジナリティのある作品は
ちょいと無い。
原題はThe Astronout's Wife 邦題のほうが内容に近い。珍しいことだな。
さて、映画の展開は近未来的な描き方だし、宇宙人が華々しく暴れると言うわけでもない、。
一応、宇宙人が人間を乗っ取ると言う話だが.....。
展開はややシリアスでサスペンスに満ちた物である。
宇宙に行って、何らかの事故に逢い、一方の家族は帰還後、壮絶かつ残酷な死に方をする。
残りの一組がStoryの主役、さらに、その妻が主役である。
だから、女性であり妻であり、そして母になる女の不安な心理とSFの仕掛けとを織りなしたお話。
帰還後の何かがおかしいと疑念をいだきつつ一方で夫を信じたいという複雑な女心の描写がなかなかいい。
その手助けは、この女優のシュートカットの銀色に近い金髪で背が高く、なかなかの美人だから、かも。
シャーリーズ・セロンこの人の表情により、かなりリアルさが沸いてくる。
時には、同じようにこちらの心臓もドキドキしてしまう。
そういったいみで、SF作品では有るがヒッチコック作品的なサスペンス映画と理解した方がいい。
でも、結果は旦那がエーリアンに占拠されている事を知るのだが.......。
最後は時間的には短いのだが....かなり怖い部分がある。
大して怖くないと言う人もいるかもしれないが....。

ヴァイラス(99)
ヴァリラスとは何者?、結論から言おう、宇宙来た電気エネリギー生命体が人間の事を
こう言うのだ。だから人間を皆殺しにすると....。
エーリアンの地球編と思えば理解しやすい?かな。
ただ、エーリアンは姿形はそのものにはない。逆に言えば、いろんなものになる。
ただ、今までだったら、人に取り付いたり、アメーバー状だったりするのだが、
The Wide Wide West の影響か占拠された、ソビエトのハイテク船の人も含めて部品を
あちこちから調達しロボットを作る。
これが、元のスタイルがあるわけでないから、いろいろなのである、300人いた船員の
脳、頭部、腕、胴なども部品にして作った、おぞましい、ロボットも出てくるが、
終わり頃に出てくるのはデカイ!しかも不死身!まるでエーリアンの女王みたい。
だが、こっちの方が怖い!殺されて部品にされてしまうのだから.....。
ソビエトの人工衛星ミールに光る宇宙物体が近づき、そこから、地球と交信していた
ハイテク船に電波を通じて進入....。
一方、嵐の中、何の荷物かわからないが荷を積んだだるま船を牽引するタグボートが
あった。ここでも嵐のシーンがなかなかの迫力!
海水は浸水するし、荷物を積んだ船は引きちぎれてしっまうは、で、しかも台風のなか
それで、女航海士の、フォスターの案で台風の目に入る、とそこに、先ほどの船が
レーダーに...無線にも出ない、しかも、停船している。
おそるおそる、近づき、中を調査....誰もいない....。
悪の船長はこの船を遺失物としてソビエトに送ろうとする。報奨金は合法的に
安く見積もって3000万ドル!
しかし、そうは簡単にいかないのがこの手の映画!
はじめは相手が見えない恐怖。見えた時からもっと怖い化け物ロボット!
これとの死にものぐるいの戦い。
一人、また一人と消されていく.....終わりの編は、ただ、ひたすら逃げるのみ。
途中で、唯一の生き残りの科学担当の女性を見つけ、お互いに協力するも..
SFホラー巨編と言っても言い過ぎではない作品だ。

ファースト・ウエーブ(1〜3) (TV)
最近のTV版はなかなかがんばっている。1話から6話まである。
変なB級よりよほどしっからり作られている。
製作指揮があのフランシス・F・コッポラであるから、要所をきちんと押さえているので
話が説得力を増す。
「Xファイル」「逃亡者」を合成したよな感じがしなくもないが....。
エーリアンが人間に乗り移って人類をコントロールしようとしているが、
まだ、人間が理解出来ないとところが有るらしく、人間の精神をいろいろと実験をする。
主役のケイド(セバスチャン・スペンス)は宇宙人に殺されたのだが、妻を殺害した容疑で
警察に追われることになる。
追われながらも、エーリアンの存在をを人類に知らせようと努力する。
それは、また、亡き妻への弔いにもなっている。
相棒として、スーパーハッカーを見方にする。そこにもエーリアンが...
しかし、エーリアンは死ぬと跡形もなく蒸発する...この設定もだこかで有ったような..

話は、TV版だから一話ごとに違う状況なのでなかなかおもしろいし、
丁寧に作られているせいか、つい引き込まれてしまう。
SFがそんなに好きでもない女性でも十分楽しめる作りになっているのが、さすがである。
逆に、SF好きの者からすると何かオリジナリティのあるものが欲しい気がする。


X−ファイル ザ・ムービー
(98)
ビデオのシリーズモノで有名になった作品を内容を新しく今までの続編といった形で
映画化したもの。
初めの方はすっかり普通のFBIになり爆発予告のあったビルに調査に行くが、
爆発予告の向いのビルを捜査している時に、自販機の仕掛けられている時限爆弾をスカリー
が発見、コレがまたX−ファイルの再開につながる。
勤務している、FBIは現実を直視しない、ばかりかスカリーとサマンサを転勤させようとする。
宇宙人の陰謀とそれに加担している人々と2人で証拠探し、を始める。
が、加担している人々は何とか阻止しようと躍起なっている。
ストーリ的には、逃亡者的タッチである。最初の辺で宇宙人の怖いシーンが有るせいか
全般に陰謀を暴く推理を楽しんむ様に出来ている。
最後に陰謀を見破るのだが....。
まだまだツズクゾといった雰囲気で終わる。
つまり、一つは阻止できたが、まだまだ、宇宙人に加担している人々が世界にいるのだ
ということを最後に見せつけて、終わる。
ン..ン、ナンかビルの爆発以外は結構地味な作りになっているのはチョト物足りなさを
感じる。

レザーホーク(98)
題名からすると、戦闘的なイメージがありドンパチがあるのかと思うが、少々違う。
少年、少女が主役なのだ、しかも最初の説明が弱いのでしばらくは話の展開がわかりにくい。
あえてそうしたのかもしれないが...、
また前提の設定が少々無理があるので、最後の盛り上がりもやや、不発に終わる。
でも、この、設定をもう少し変えればかなりいいせんいくかもしれないが、ややTV向けの
作り方をしているのだろう、画像の動きが弱い。
つまりカメラワークが予算のせいかダイナミズムに欠けるのである。
話は、2億5千年前に地球に戦闘で傷ついたUFOが不時着したところから始まる。
だが、即、話は現代になり、少年がUFOを目撃した事を友達に話し、みんなからの
人気者になる。ところが、その町の住民が一人一人、そしてついには、スクールバス
から、生徒達をUFOが連れ去ってしまう事件が発生。
さらに、作り話と相手にしなかった警官もついに捕らえられてしまう。少年と友達の少女は
逃げて助かる。そこで少年はアメコミのストーリが同じだと気がつき、作家を捜し、
そこで、徐々に状況を理解する。作家の人に聞いたため、その話を教えてくれた人物に
あい、2億5千年前に不時着した場所に行く。しかしそこは草原。何もない。
その時、空軍の戦闘機が通り過ぎた。少年の脳裏に2億5千年前の不時着がよみがえってくる
そう、話をした大人と少年、少女は2億5千年前に不時着した正義の宇宙人の魂を受け継いで
いたのだ。
それからの行動は一変する。宇宙警察の間隔で、UFOが保管されている軍事基地に潜入
だが、大人は射殺され、彼らも、とらわれのみになるが、その基地の大佐が理解を示し。
彼らは宇宙に!近くに来ていた肉食の宇宙人達の大群のUFOが待ちかまえていたが
大乱戦の末全部やってしまう。その時、彼らに新しい使命が...彼らは新たな使命を
果たすべく宇宙の彼方に飛んでいく。
全体の出来はTVものとして見れば面白いのだが.....。
 

MIB(98)
残念ながら、少々時間が短い。
感覚的には、マーズ・アタック、ハワード・ザ・ダックを足した様な作品だ。
全体的も、あちこちどっかで見たようなシーンの連続である。
ツマラナイ?いいえ、主演の二人がまた..
ボルケーノのトミー・リー・ジョーンズ(K)にインディペンデス・ディの(J)ウイル・スミス
だから、よけい紛らわしくなる。
ストーリとしては、既に地球特にNYに宇宙人が住み込んでいてそれが何故か
みんな、地球人に化けている。ここら辺が??となるも面白ければいいの感覚で見るべし。
KはMIBすなわち宇宙人の不法侵入者、協定を破った者を処罰する所の凄腕メンバー
Jは始めNY市警のお回り、だが、ある夜悪人を追っかけているとそいつが人間技ではとうてい
出来ない、ビルの外壁をスルスルとヤモリの様に登ったりするも、ついに追いつめるが、
呪文の様な言葉を残し、ビルの上から道路に...。
警察で、おまえが殺したのか?と尋問されている所に、Kが現れ、MIBのメンバーテストに
連れていく。
宇宙からの兇悪侵入者バグが来、農夫を殺し、ついには地球に既に住んでいる。
宇宙人をころし、銀河(宝石様のもの)を盗み逃亡しようとする。
また、この銀河を取られると、宇宙からの戦艦が地球を破壊してしまうのである。
そこで、KとJが如何に阻止するかが面白い。
アクションいっぱい、エイリアンいっぱいの展開は或程度予想は出来のだが、
あちこちにある見せ場が話としても、技術的にも見たようでもあるが、結構新鮮だったりする。
しかし、あと何分かの後に地球が無くなるというときでも、何故か緊迫感がない!
その意味で、安心して見ていられる作品ではある。
でも、もうチョイ時間が長いともっと楽しめるのにーと思う。B級作品的な短さである。
たぶん、一度見ただけでは、おもしろさを全部見つけられないだろう。
それくらい、あちこちに仕掛けがある。
ブラックユーモア的センスもGOODである。