アイランド
The Island 05/7/23 ワーナー・ブラザース 136分

前半分は汚染から隔離された未来都市の情景が描かれていて、
洋服や食べ物、生活の何から何まで管理されていて衛生的な環境なのだが
何か不自由な生活を送っているのだが、極一部を除いてはなんとなく無気力さを感じる。
だが夢のない世界に光として地上の汚染されていないごく一部の地区に
抽選でそこにいける仕組みになっている。

ここら辺は2300年未来への旅 (1976年)のような感じである。
あるときにリンカーン・6・エコーは虫を見つけて、教えられていることがオカシイと
気付き調べ確信する。
そのとき好きになっていたジョーダン・2・デルタがアイランド行きの抽選に当選したのを知り、彼女を無理やり連れ出し、地上へ脱出する。

そこは荒野だった。

実はここからが、薄々見ている者も分かるのであるが、
きちんと説明がなされ、彼らを追いかける非合法な武器を持った部隊が出来て
いろんな手で探し出し殺そうとするのだが、
なぜかリンカーン・6・エコー達は逃げる。
ここからのアクションはバッドボーイやマトリッククスのカーチェース以上と思わせる。
しかし、なぜか彼らは逃げとおし、ついにトム・リンカーンの家にたどり着く。
だが、まだまだ、終わらない。

怖いのは2300年未来への旅 では単に外界に出るという話しだが、
これは、少々怖い、
現実に起きこうな話なのだ。
つまり、彼らは病気になった人への臓器提供のために作られたクローンなのである。
だが、何らかの異常で知性が宿り、さらにクローンの元の人間の知識も記憶として
現れる。つまり姿かたちだけでなく心も知識も経験も同一のものを持ってしまう
逆に言えば病理に犯されていないだけクローンの方が健全といえる。

ここな篇はSF的なのだが、現実には人でなく動物の臓器を人間にとか
貧しい所の人の2つある臓器を買い取って移植したりしているのだが...
本当にこれでいいのだろうか?
と思わせる作品になっている。

キャスト

リンカーン・6・エコー/トム・リンカーン
 …ユアン・マクレガー Ewan McGregor
ジョーダン・2・デルタ/サラ・ジョーダン
 …スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson
アルバート・ロレント
 …ジャイモン・フンスー Djimon Hounsou
メリック
 …ショーン・ビーン Sean Bean
マッコード
 …スティーブ・ブシェミ Steve Buscemi
スタークウェザー
 …マイケル・クラーク・ダンカン Michael Clarke Duncan
スタッフ
監督:マイケル・ベイ Michael Bay
製作:マイケル・ベイ Michael Bay
製作:ウォルター・F・パークス Walter F. Parkes
製作:ローリー・マクドナルド Laurie McDonald
脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン
    Caspian Tredwell-Owen
原作:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン
     Caspian Tredwell-Owen
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
    Steve Jablonsky
視覚効果監修:エリック・ブレビグ
特殊効果監修:ジョン・フレイジャー
字幕翻訳:アンゼたかし
吹替翻訳:久保喜昭