恐竜100万年
One Million Years B.C. 1966FOX

この映画は主役のラクエル・ウェルチが居ないとこうも人気にはならなかったと思われる。
ラクエル・ウェルチもこの映画でブレークした格好だ。
今、この映画をリメークするとすれば、監督や男優はすぐ決まりそうだが、女優は...結構難しい。
野性的で、グラマラスで、金髪で、しかも、今の感覚に合わせるため、都会的雰囲気も持ち合わせないと
いけないわけで.....。この、ビキニっぽい着物もなかなか良いわけで...。
写真でも分かるように、ワンピースみたのも居るんだが、彼女の物が一番艶っぽい。
実際問題としては、一番わびしい事になるのだが...。ま、一種の男のHッポイ夢ですね。
お話も、恐竜が人類と一緒に居たという記録は無いわけで、ここもオカシイが...
アロサウルスらしき恐竜とトリケラトプスが戦うシーンがあるのだが、このサイズが少々多きすぎだし、
一番、疑問に思ったのが、はじめの頃、Tumakが山の部落から追われ逃亡の旅の途中に巨大なイグアノドンに
襲われ命からがら山腹の洞窟に逃げ込むんだが、イグアノドンはないな、予算が足りなかったのか、その方が
リアルと思ったのか...。その他は、部落の仲間でイノブタを狩猟するシーンが有るが、イノブタか?と疑問に思う。
出来れば、ここらへんんも、きっちりとストップ・モーションでやって欲しかった。
なかなか凄いのが、海の部落でTumakが子供を襲おうとする恐竜(何だろう?)と戦うシーンは合成なのだが
いまのCGでは無いのでそうとう苦労したと思う。なかなかの出来である。
また、Loanaが他の女達と一緒に水遊びしているときに、プテナノドン(翼手竜)が足でつかんでイクシーンも
なかなかの出来である。
当時としてはこれらの特撮はレイ・ハリー・ハウゼンのダイナメーションが引き受けていたので、この作品も
恐竜の出てくるとこは彼の功績が大である。
さて、サスガにDVDになったのだが、画質が今一である。私が最初に見たのは新宿の大きな映画館だった
と思うのだが、当時の印象は結構綺麗だったと思う。
同じ頃上映された。やはり、ラクエル・ウェルチが出ていた。「ミクロの決死圏」も新宿のどこかで見た。
記憶は定かでないがミラノ座だった様におもうが。これも、圧倒された。
ラクエル・ウェルチのアクア・スーツ姿が魅力的だったね。
ちと、余談でした。

しかし、誰か、もう一度、新人女優を発掘して、スティーブン・スピルバーグが指揮して作って欲しいね。
スティーブン・スピルバーグの作品としてこの夏「宇宙戦争」が公開されるのだが、次回は是非!と思いたい。
それにしても、ラクエル・ウェルチはいいね。

Directed by
Don Chaffey ドン・チャフィー
cast:
Raquel Welch
 ラクエル・ウェルチ .... Loana
John Richardson
 ジョン・リチャードソン .... Tumak
Percy Herbert
 パシー・ハバート.... Sakana
Robert Brown
 ロバート・ブラウン.... Akhoba
Martine Beswick
 マルテーヌ・ベスウィック .... Nupondi