タイム (In Time) 2012−2−17

コノ映画を観て、ボニーとクライド(Bonnie and Clyde) を思い出した。
無論、ボニーとクライド(Bonnie and Clyde) は犯罪者として、だが、なにか、同情がのこるような..。
だが、コノ映画は時代だろうか、どちらかと言えば、ネズミ小僧的、さらに、救世主的な描き方である。

ボニーとクライドの時代は資本主義が成長過程で上昇志向が強かったせいか、反政治的なものは少なかった。
多少、は反政治的な部分も描いたが、最後は体制の勝ち。
時には、ガントレットのように勝つ者もあるが、敵は一政治家だったり、警察、CIA、FBIのTopに近い者である。
コノ映画も、最後まで行かない。その手前で終わる。
少々、残念。

今の世の中、
1:マネー中心システム
2:軍事力中心システム
3:著作権中心システム

がアメリカの中心に成っている。
カッテは
1:石油中心
2:鉄鋼中心
3:自動車中心
だった。

現代の問題は、差別社会である事だ。
平等と思って居る人は、まだ、困った事がない人だろう。
実は、自由平等な社会を実現するのは結構難しい。
消費者が物事を決めるしくみに成っていないからである。
福祉優先の社会も問題があるのはご存じの通りである。

コノ映画では、サラニ、シビアな、Time=余命 が通貨!
マッタク。時間が来れば、場所を選ばない。時間を沢山持っていれば、事故や
拳銃などで撃たれることが無ければ死なない。
猶予もない。

今のお金の問題よりサラニ厳しいのだが、今のお金中心も、結局、収入が無ければ
餓死、これは、即死より辛いハズ。

さて、今の資本主義社会を崩壊させることの出来る者は.....。