コモド(99)
フロリダの孤島にコモドが大発生!
原因は石油採掘業者が島を油で汚染したがため、コモドの餌がいなくなり
手当たり次第に攻撃してくるようになったのだ。
そこに、親子3人がやってきた。その夜、事件は起きた。
少年が遊びに興じていて夜が更けてきたので親が呼びに来たが、少年は
コモドに襲われ....家に逃げ帰ったが。その後、両親がコモドに...
何ヶ月か後に、精神医のビクトリーが少年と叔母を連れてこの島に来た。
また、そこには何故かモノモノしく拳銃で武装した男が2人居、彼らの車は
ロストワールドに出てくる車のように網が全面に張られている。
しかし、行き着く暇もなく、居間にいた叔母が襲われ死亡。
少年は逃げだし...。援助に来た彼女たちを船で送ってきた男も
襲われ、瀕死の重傷!
近くの基地に逃げ込むがそこにも...ここで船長と帰りたがっていた
男が、やられて、なをも残った3人にコモドが....

ここに出てくるコモドは実際のコモドをより凶暴にしている所が、
モンスターパニック映画としての当然の脚色!?

夜のシーンがほとんどなのでよけに怖さが増す。

終わり近くで、コモドと大格闘のシーンはスゴイ!
メチャ怖くなる。

スネーク(99)
題の通りのお話。19年前にトラックで輸送中に不注意による事故で積んでいた
熱帯産のガラガラヘビが逃げ出し、車に乗っていた者を、その毒牙で殺したが、
ついに行方しれず。そのガラガラ蛇が何故か、地元にいたアメリカ産のガラガラ蛇と
交わって、最毒の蛇に成っていた、しかも推定20〜30万匹もいると、
それが新興住宅地に出現し次から次からとその毒牙で住民が殺されていく。
最強にしたのは、話がパニックに成りにくいからだと思う。
現実には噛まれて即死ぬなんてスサマジイ蛇はいない。
日本にはマムシと沖縄にいるハブくらいで...大きさはこのアメリカガラガラ蛇
をさらに一周り小さくした程度。ここに出てくる蛇はアオダイショウよりちょいと大きい感じ
建設屋と市長の癒着とまで行かないが、大した事が無いだろうとする派と
過去に古傷のある警察官の対立も今一迫力に欠けるが...
この間に入ってなんとか丸く収めようとする、建設屋の事務仕事をやっている
女性が、何時しか一途な警官に心が傾き......
しかし、建設屋はついに蛇の巣を廃坑に見つけ、爆発させようとするが...
ストリーは今一アクがないので、恐怖映画の割に淡々とみれる。
蛇の大きさが普通なので驚きが少ないのかもしれない。
しかもアナコンダみたいに猛スピードで追っかける事もないが....
忍者のごとくいつの間にか....と言う怖さはある。
確かに、蛇は音もなく...である。我が家に住み着いているアオダイショウ
シマヘビは、気が付くとそこにいる。どうしてそこにいるのか想像しにくい所にも
出現するから、見たときは一瞬驚く。我が家の蛇は毒のない奴だから良いが..
こんな奴がいたら....眠れないだろう。
原題はSilent Predators ま、シレントは当たっている。

ノアズ・アーク(TV版)
TV映画なのだが、切れ目がほとんど目立たなくしている。
だから、言われないと解らないくらいである。
TV版にしては、かなりの仕掛けが上手く使われている、
はじめの方の、ソドムの都市を神の怒りによって破壊されるシーンは今までと違い
まるて中東戦争のモニターに写るミサイル攻撃のようなシーンがある。今までは原爆の
様な感覚だったのだが..。
ノアが神と話すシーンは、モーゼーの十戒のようだ。
雨乞いの生け贄に、村の娘を差しだそうとした時、神の雷(イカズチ)を受け、司祭たちは
一人は目を、一人は耳が、もう一人は声を失った。
ついに300ヒロの巨大な箱船を作らせるが、面白いことに、神が大半を作ってしまうのである。
動物達もどこからか現れ、船に。
さすがに、ゴリラはぬいぐるみである。アフリカ象もいない。が
映画用に調教されている動物達のオン・パレードである。
洪水が押し寄せるシーンも実際にたぶんセットで撮ったのだと思うが、最新のCGでなく
水を大量に流したのだとおもわれる。
「天地創造」でもノアの箱船の話は出てくるが、これほどこだわって、箱船での漂流生活
を描いたものはない。人々の心理を良く描いている。終わりの編でも簡単に陸地に漂着
する様には作られていない。一ひねりされているのが面白い。
ココに出てくる神は万物の創造主である神だ。
面白いのは、ノアと神のやりとりである。神はゲームのごとく全部を消し去り
もう一度作り直そうか迷っている、それをノアが一生懸命に生命を守ろうとする。
この一連のやりとりは実に面白い。
神のもう一つの見方が示されている。

フラッド(98)
主役はブロクン・アローのクリス・チャンスレータ。
洪水が起きる直前にジム(モーガン・フリーマン)率いる強盗団に現金輸送車を襲われる
所から始まる。」強盗団の一人がビビって輸送保安員の一人を射殺するが、残ったもう一人の
保安員のトム(クリス・チャンスレータ)が現金を墓地に隠してしまう。
ストーリは割と単純なので書かないが、見何処は何の言ってもCGでない水!水....水
そう本物よりスゴイ洪水!!が主役である。
登場人物は以外に少ないのと、
アクション映画的なストーリの為にやや洪水の恐怖が薄れてしまっているのが残念。
しかし、どれくらいの水を使ったのだろうか?
私も3年ほど前に床下浸水の経験が有るが、車庫は低いと所に有ったので車は陥没!
だから、分かるのであるが、流れが速いとこでは足がすくわれるし思うようには動けない
さらに、色んな物が流れてくるので、海水浴とは感覚的な全く別物である。
しかし、初めから終わりまで、水浸しなのは出演者に同情してしまうほどである。
この映画は文章で書く物ではない。
多分小説だと、ツマランかもしれない。映画ならではの作品である。
参考にしたのは多分黒沢 明監督の「7人の侍」のように思える。
この映画から洪水を取り除くとそんなに面白いとはいえないかもしれない。


ジョーズ(75)
スピルバーグ監督の巨大な鮫が観光地の海にやって来た!
最初海で泳いでいる女性が当然何かに振り回されついには海に引きずり込まれ、
翌朝浜に無惨な姿で打ち上げられた!
地元の警官(ロイ・シェーダー)が市長達の反対にあい、海の閉鎖は出来なかった。
鮫の研究家(リチャード・ドレイファス)を呼び、地元の荒くれ漁師(ロバート・ショウ)の助けを借り
ジョーズ狩りに...。最初は浮きを付けたモリを打ち込んでだがなかなか当たらず
夜になってしまう。そこにジョーズが舟を襲い穴を開けてしまう。
さらに、打ち込んだモリを逆に引っ張り、舟は沈みそうになる。そこで漁師が食われてしまう。
必死の戦いのなかで、研究家も潜水服を着たまま海の底に沈み、ついに沈みつつある舟に
ただ一人、なおも必要に襲ってくる....。
この映画はただ怖いだけでなく、怖がらせるテクニックを幾つか使っている。
その一つが有名なカメラアングルである。つまり、随所に鮫の目線を使ったのである。
それがよりリアルな映像を提供した。
また、大ヒットしたジョン・ウイリアムズの音楽が見る者をハラハラさせる。つまり心臓の鼓動に
刺激をあたえるリズムなのだ。
当然、舟からのシーンも船酔いしそうなくらいに揺れている。
俳優の設定も、ジョーズと戦うに十分な、しかしチョト心許ない状況での戦いは案の定ということになり、
よけいハラハラさせられるのである。
最初の女性が引きずり込まれるシーンがこれから起きる恐怖を十分に予感させる撮り方になっている。
その一つは怪物?の姿が見えないのだ。どうなったのか、よく分からないが背筋に電気が走るしびれを
覚える。
その大ヒットで、シリーズ化されるが、この一作目を越える物はない。