<映画音楽>
映画音楽とは?
昔、チャップリンの時代はまた、映画に音が録音されなかった。
しかし、フイルムの横に帯の様な今、何処でも見受けられるバーコードに似た
模様を印刷することにより音を出したのだ。ある意味ではCDの走りともいえる。
映画、全盛時はこのサウンドトラックが何本もあり、周りじゅうから音が流れ、
映画の雰囲気を感じさせ、見ている者を映画の中に引きずり込む。

だから、本当に音に気にして作っている映画は素晴らしい。
例えば、都会の中で二人が立ち話をしているとすると、そこには雑踏の音が
流れている。つまり普段、音のない世界は特殊な状態でない限り、何らかの
音を聞いているのである。
これを意識して作っているのが効果音なのであるが、

やや、前置きが長くなったが、ここでは音楽を取り上げる。
映画音楽は、効果音とは別の効果がある。逆に言えば普段、映画のように
音楽は流れない....。
だが、この音楽の効用は効果音以上のものがある。

*「2001年宇宙の旅」ではクラシックの「ツーラストは格語りき」である。
まず、幕が開いてしばらくし、類人猿が骨を武器にするところから、音楽ははじまる。
不思議だが、体に電撃が走る位の衝撃がある。この映画はワルツも、人工衛星の
シーン出使われている。

*「ピノキオ」は「星に願いを」である。ゼペット爺さんが端正を込めて作った
操り人形が人のように動き出し、でもピノキオは本当の人間に成りたかった。
そこでペギー・リーが歌って世界的にヒットし、今も歌われる。
この歌はすでに「ピノキオ」を越え人の心にある、「ピノキオ」と同じ気持ちに成るとき
この歌が心の中で奏でられる。そして、心が優しく成っていくのを感じる。

*「雨に唄えば」ジャスト・シーンギ・インザ・レーンで始まる、ジーン・ケリー主役の
映画である、良くTVでも、あの雨の中でタップダンスを踊りながら唄うジーン・ケリー
のシーンは見たことがあると思う。実は私はジョー・スタフォードの「霧のロンドンブリッジ」
とズーット混同していたことがある。

*「オズの魔法使い」はあまりにも有名なジュディ・ガーランドの唄う「Over The Rainbow]
である。なでか、「ピノキオ」の「星に願いを」と共に希望に満ちた気持ちにさせてくれる歌である。

*「サウンド・オブ・ミュージック」も有名なドはドウナツのドと日本の訳になって子供に慕われる
音楽になっている。この映画は70mmで画面も大きく迫力も素晴らしかったし、トラップ一家の住む
オーストリアの景色も素晴らしい。

*クリスマスにはいつもこの音楽が流れていた「ホワイト・クリスマス」である。退役将軍が山間の
山荘を経営するのだが、一向に客が来ない。それを聞きつけた元部下たちが、クリスマスに
全員集合をかけるのである。そしてステージでビング・クロスビー、フランク・シナトラたちが
この「ホワイト・クリスマス」を唄う、そのときちょうど雪が降ってきた.....。
お話はさておき、この歌はつい先頃までは最高に売れたベストセラー曲であったのだ。

*オードリー・ヘップバーンの都会的妖精の雰囲気が満ちた映画、そう「ティファニーで朝食」
の中でオードリが物憂げに朝のアパートの非常階段のある窓際で唄っていたシーンを思い起こす。

*007シリーズは「ロシアより愛をこめて」「ゴールドフインガー」「サンダーボール作戦」はヒットした。
特に「ゴールドフインガー」はシャーリー・バッシの強烈な歌と共に映画のシーンまで思い起こす。

*「道」は見ていないのだが、ジェルソミナの音楽は哀愁を漂わせる。

そういえば、最近の映画は歌が無い!あるのかもしれないが記憶に残っていない。
特に、昔の映画は主題歌がしっかりとあった。

*「シュルボウールの雨傘」はオペラのような映画で前編これ歌名のだが、
この主題曲は結ばれなかった二人の切なさ雨のシュルブールに似合う。

*「黒いオルフェ」はブラジルのリオのカーニバルを舞台にした映画だが、あの強烈な
サンバの音楽と好対照な静かな音楽で、ちょうど祭り去った翌朝の物憂げな感じである。

*「モア」音楽と映画は全く相反するイメージの音楽で皮肉を込めた選曲だったのかもしれない。
映画は「世界残酷物語」でこれでもかの人間の残酷さを見せつけた作品である。

*「男と女」フランシス・レイのシャバダバ、バ−のリズムが心地よく大人の恋の重々しさを奏でる。

*「スターウオーズ」は逆にクラシックの演奏家まで組曲としてレコードを出したくらいである。
素晴らしい映画は、素晴らしい音楽もあるのが正しい映画と私は思うのだが。
この作品はまさにその代表作である。人間ドラマの好きな人には人気はないようだが。

May be continue....