ベスト・フレンド・ウエディング(97)
ジュリア・ロバーツ、キャメロン・ディアス競演、お話も恋の三角関係で話がややこしい。
ま、いずれも心の強そうな女。その戦い。といっても、いろいろと仕掛けをするのは
ジュリア扮するジュリアン(ややこしい)である。
そもそも、もう忘れかけていた様な長いついき会いで、しかも、離れていても、親友の様な
つき合いをしてる仲である。
そな、かれから、そろそろ、結婚してくれの電話かと思って取ると、別の女しかも大富豪の娘
と明日結婚するから、ウエディング・ウイドーをやってくれと頼まれて、ジュリアンはひっくり返る!

彼女は、混乱しながらも、何となく...しかしチャンス有れば、宇部返そうと....。
そうとは知らない二人は彼女を信頼しお互いの伝言役などをお願いしたりする。
間に入ったジュリアンは、それを、ねじ曲げて伝えたり、入れ知恵を与えたりし、何とか別れさせようとする。

それでも、うまくいかず、自分の仕事仲間のホモ?のジョージを呼び寄せ。
しかし、本当の事を言い出せずに、ジョージと結婚すると嘘を言う。
逆に、二人はジュリアン達を祝福してくれたりで、
................................
話は二転三転するから、何処がどうなっているのか、目が離せない、
ジュリアン自信の心も二転三転するのだから、しかたがないのだが。

ポイント:
*要所要所に、バート・バカラックの往年のヒット曲が使われ歌まで歌う!!
 その詩がまた、映画の場面にぴったりなのだ。
*女心の微妙な揺れの描写が実に楽しい。ドタバタ喜劇一歩手前の所であるが
  この映画の神髄かもしれない。
  2人の対比もシツッコクならない程度での収まっているのもいい。
*さすが、ドレスは素敵だ。特にジュリアンの紫のドレスは斬新で色っぽい。

で、結局どうなるんだっけ?


波も涙も暖かい(59)
追悼という意味でもないが、フランク・シナトラの若かりし頃の作品を紹介しよう。
昔の映画だからか、カメラワークがNHKのドラマのごとく、あまり動きがない。
そのかわりお話がいい。スターの演技力と会話の内容でみせる。
共演の、子役がいい、そして話はこの子供がキーポイントになる。
お見合い相手の女優(エレノア・パーカー)綺麗な人だ清楚で品があって、ま、女性のお手本?
デボラ・カーにも風貌が似ている。
兄貴役にはこれも当時は有名なエドワード・G・ロビンソンである。この人ももう居ない。

ストーリは割と単純だ。
マイアミで小さなホテルを経営している、トニーは$5000が無いと立ち退きさせられる
状態にあった。彼には1人の息子がいて、とても愛していた。
だが、女に弱く、見栄っ張りで、いつかは大物になる夢を持っていた。
若かい頃の仲間の一人はプロデューサーで大成功しこのマイアミでホテル事業に乗りだそうとしていた。
もう一人は相変わらずタクシの運転手をしている。
トニーの兄貴は下着屋だが、生真面目で、こつこつとお金を溜めていた。
そこで、トニーは時々兄貴にお金を借りていたがさすがに、今度ばかりは...
そこで、子供を腹痛ということにして、お金を貸してくれる様にと電話する。
だが、兄貴の奥さんは子供がかわいそうと飛行機で嫌がるだんなと駆けつけた。
そこで、金を貸す条件として、結婚し、小さなお店でこつこつ働くならと、
それで、お見合いすることになる。多分そんなにきれいなマリリン・モンローのような
女性のはずがないといいかげんな態度であったが、いざ合ってみると息子が先ず気に入った
だが、トニー^はいいかげんな気持ちで、お見合いしないと兄貴にお金を貸して盛られなかた事を
告白する。そんな彼を、最初はプレーボーイと思い込んでいた、未亡人のロジャースは少しずつ
心を引かれて行った。
だが、そこに大プロデユーサーの友人から電話でパーティーに行く、そこで前からのプランを彼に話す
べく、ドッグ・レースに付き合う。
そのため彼の愛車を$5、000で手放す。女神のいたずらかレースにかってしまう、しかも、$5000−
の配当!彼は有頂天で次もと期待し...全部なくす、友人はそんな彼を見放す。
すべてを失ったトニーは息子を兄貴夫婦に渡す事にする。
浜辺で一人さみしくうずくまっているトニーを未亡人が声をかけようとする、その時
タクシーで連れて行かれたはずの息子が帰って、パパーに抱き着き波に戯れる。
そして、ロジヤース夫人もなかまになる。それを見守っていた兄は、
”幸せはお金じゃない”と、また、浜辺に....。

フランク・シナトラの演技は最高にいい。
会話の面白さがこんなにも良いものかと...最近の映画はやや、CG、特撮、カメラワーク、音響効果
に頼りすぎるきらいがある。だからお金がかかる。かけないと貧相になる....。
ストーリの面白さに加え、演技力、がこれほど心を打つとは....もう一度、この機会に
心暖まる作品を上手に作ればいいのだが、この映画には拳銃も爆発シーンも、そして、特殊効果もない
だが、心暖まるのである。