プリティ・ブライド(99)
タイトルからするとプリティ・ウーマンの続編?と思いきや
原題はRunaway Bride 直訳的には逃亡する花嫁 ってとこ...映画を見ると、なるほどと
こちらに方がストレートに理解できる。ストレート過ぎるかもしれない。
何分にも、初めの所でジュリア・ロバーツ(マギー)が何故かウエデイング・ドレスで馬にまたがり
草原から林の中を疾走するシーンがあるから......。
当然、最初はなにがあったんだろう。なにが起こるんだろうと...
なにも起こらない、いや起こった。ニューヨクに住む新聞のコラムニストであるアイク(リチャード・ギア)
が題材に悩んでいた頃に酒場で何度も式の直前で逃亡する女性の話を聞き、取材もせずに
脚色して自分の元妻が編集長をしてる新聞にその記事を載せた。
田舎にいるマギーはそれを見て、彼をいい加減な記事を書いたと新聞社に投書した。
それを読んだ編集長はアイクを首にした。
アイクは汚名返上とマギーの居る町に取材を開始。ほどなく、当のマギーに直接合う。
そこで、いきなりやんわりと洗髪すると見せかけてカラフルに染め上げた。
しかし、すごく起こるわけでもなく、...なをもアチコチに取材を進める。
すると、実際7人は大げさだったが、3人とそのことが有った。
一人は神父、2人目は自動車整備工でロックが好きな男、入れ墨迄したのに
3人目はNYの酒場でネタを教えてくれた男友達。
しかし、取材を進めていくうちに、チョイトは寂しい気持ちが彼らにはあったが、
村人はほとんど、なぜかマギーを好いていた。
そこに、アイクも心がいつしか....
ある時、あまりのしつこさに閉口したマギーはアイクに提案した。
1000ドルで密着取材させたあげると...結果は650ドルでOKと...
ここで、さらに二人は接近!体育教師と結婚までの日にちもそうないのに
二人でウエディングドレス買いに行ったり、...アイクの車で帰る途中
ガソリンを間違えたのでエンスト、そこで近くの農家に...畑を越えて
そこでさらに気持ちが接近...
結局、結婚式の予行演習を協会で行った時、二人は婚約者達の居る前で接吻。
いろいろあって、二人は結婚!
がやっぱり当日、式場からマギーは逃亡。
どうなっちゃうの?だがマギーは周りの人たちに言われて自分の愚かさを知り
NYの彼の所に.....

全体に、軽いタッチの作品で、本当なら愛憎半ばしてドロドロの映画に造ることも
出来る題材なのだが...町の人は少しイヤダナーと思いつつも、マギーの
子供っぽい位の性格、嫌みのないと言うより人の傷ついている事なんか全く
気にしてないし、さばさばした陽気さでみんなに親しまれている。
その状況をアイクが取材する事により、少しずつ見せられ気が付き始める。
深層心理まで描こうとはしてないが。今の世の中みんな少しは有りそうな
気持ちをイヤミなく描く事で、楽しい映画に仕上げている。
チト物足りない気もしないではないが...そこがいいのだとも思う。

しかし、プリティ・ウーマンから何年たつのだろう?
二人ともほとんど変わっていないように見えるのは、映画のマジック?

いいキューピット役をしてたのは、マギーの親友のベギー。彼女が良い所で
フォロウアップしてくれるのから....。
清涼飲料水のような映画でした。

ゴージャス(99)

ジャッキー・チェーンの映画だけど、今回はラブ・ロマンス?!
で、相手はスー・チー(役名:プウ)しっとりと言う感じではないが、美人タイプでもないし、
かわいいといったタイプでもない。ちょと変わった性格付けをしている。
一応、恋いに夢見る少女といった設定。
ラブ・アクションとうたっているのだが、ジャッキーらしいどたばた的作品ではある。
ここに、二人の間に入ってと言うか無理矢理入らされた女が嫌いな男、ゲイというか...
この設定で思い出すのは「マネキン」である。
男女の設定は多少チガウが、恋する乙女は同じ。
幼なじみのロンは商売を発泡スチロールを作っている会社。
チェン(役もC.N.チェン)は古紙回収業で株の取引もやっている、いずれも大金持ち!
そこに、何故か流れ着いた瓶に入ったメッセエージを信じ、台湾から香港にプウは渡る。
がそのメッセージがゲイのアルバートがお遊びでやった事。
すったもんだの末プウはこの男のやっかいになる事になり、
モデル撮影で海に出ているとき、双眼鏡で見ていたヨットでただならぬ喧嘩が始まった。
それは、ロンがチェンに自分の恋人を横取りされた恨みで襲おって来たのだった。
格闘の末、チェンは海に...そこで、プウは自分の乗っている船につないであったモーターボート
で救出に...無事救出したが...岩礁に乗り上げ...翌日救出され、チェンの住処に...。
ここがゴージャスな全面ステンレスのような金属的部屋、が冷蔵庫には食べ物がない!
プウはすっかりチェンにのぼせてしまうのだが、チェンは優しいのだが、好きな人は別にいるし...
そこで、プウはいやがるアルバートに無理に頼んで、近づく為のお芝居をすることに...
あとは見てもらえば、いいのだが、
当然、あちこちにジャッキー流の格闘シーンはあるが、今回は悪をやっつけるて訳でないので
少々迫力がない、それどころか負けてしまうシーンもある。
ラブ・ロマンスには強いだけの男は...女の優しさを受け入れられにくいからだろうが。
夕食をとる時にプウはゴージャスにナイトドレスを着て来るのだが、それまでの普段着の
女性と雰囲気が変わり、女らしさが漂うのはサスガである。
また、ブルーのドレスが似合っているのだ。でないと、チェンも恋い心を揺さぶられないだろうし。
確かに、今までのジャッキーの映画とはチョト雰囲気はチガウが、
多分にスー・チーのキャラクターに助けられたような感もある。
いずれにしろ、楽しめる作品に仕上がっている。