ノッテングヒルの恋人(99)
ハッピーエンドになるお話が好きな人は見て損はない。
お話の中に、所々皮肉を言っているが、いいスパイスだ。
お話は唐突である。が、最後まで見て気がついた。ちょいと遅すぎかもしれないが、
これは「ローマの休日」を現代にマッチさせたリメークだと。
あらすじの要所要所がよく似ているのだ。
当然、ジュリア・ロバーツ演じる有名な人気女優アナ・スコットはオードリーの役。
でも、かなり違う。
場所がこっちはイギリス、ノッティングヒルという下町。だし....。
何故いきなり彼女がこの町に現れ旅行案内書しかおいてない小さな本屋に現れたのかも
わからない。ま、多少の無理はいいか。
取り巻きが編な奴ばかり、特に変なのが、ウイリアム・タッカー(ヒュー・グラントの同居人
スパイク。
それに、はじめの頃に紹介する家族もあまり恵まれている人たちでない。
タッカーの元恋人は1年前事故で半身不随。それに後半でその亭主で彼の親友の証券マン
マックスは会社を首になるし、妹のハニーは全体が変...
でも終わり頃変人のタッカーの同居人と恋人になる。ま、似たもの同士ってとこか。
それに最初に自己紹介しているとこで、タッカーの店の経営もそう思わしくない。
だが、彼らはチョト変だが、お互い助け合って人間らしく生きている。
その中で、アナは虚構の世界で、マスコミにおいかかられ、心身が疲れていたのだろう。
二度目に有ったときはタッカーがジュースを買ってきて角を回ろうとしたときアナにぶつかり
シャツを汚してしまう。
それで、本屋の向かいにあるブルーの家に案内し、そこで別れしなに、アナは彼にキスをする。
映画を見慣れた私もどうなっているのと思うくらいである。
次にアナからの伝言で電話し、逢えると思ったが、そこはホテルの記者会見の場
とっさに、近くに有った雑誌をみて「馬と猟犬」の記者だと。ほんの少し話しデートを
申し込む、が、妹の誕生日。彼女は快くOK。
やや、変な紹介の後、ゲームをする。最悪の話しをし誰が一番最悪かという...。
で、アナも言う本根を...。
次に彼女がやってきて、マスコミ対策とかで彼の家に避難...その夜二人はベッドイン
私は偉く早いなーと感心する。最近はこうも早いのか?な...と。
ま、それはいいとして、ところが朝、入り口にマスコミが大勢して、ドアを開けたとたん
フラッシュの洪水。よせばいいのに、同居人のスパイクはブリーフ一丁でわざと写真を
ポーズまでして.....。最悪!
彼女は付け人を呼んで車で帰ってしまう。
親友達はいろいろと別の女性を紹介したりするが....
落ち込むだけ、月日は流れるこのシーンはタッカーがノッテングヒルを歩いて本屋に行くまでを
季節が変わるのだが、ビデオではよく見ていないと見落としそうになる。
歌もこの時、流れるのだが...秋から冬そして春と....。
親友が新聞を渡して、近くに映画のロケに来ていると....で彼は出かけていく。
そこで逢うのだが、待たされている間に彼女が共演者に言ってった「もう昔の事なのに
何でこんな所まで来たんでしょう」と.....それを聞いた彼は、静かに帰った。
普通の神経なら誰でもそうするだろうように。
次の日、店にアナがやってきた、お詫びともう一度つきあってと....
しかし、また、振られるともう立ち直れないからと断る。
だが、その後、仲間と話し合うがスパイクが何故と言う事からはじまり、
みんなあきらめムードだったのが。彼女にいる所へ...。
この所が時間に間に合うか!もう逢えないのか!とはらはらどきどき
ん...ん。ここは気分を感動に一挙に....
ホテルで記者会見している中に滑り込み、質問をする....
ここは是非見てほしいから....
で、ハッピーエンド!!
「ローマの休日」ではお別れだが....。
ま、仕方ないか....たぶん、こっちが気が休まるし...でも
女優の生活どうなるの?
こんな、女優と結婚すると何年か後分かれないか...とか、
オット、よけいな野次馬だ。
しかし、ジュリア・ロバーツ可愛い!!
今までで、一番可愛いと思うのは私だけかな?
この映画で、チョイだが、名前だけだと、メグ・ライアン、デミー・ムーアがで、
友情出演か、アレックス・ドールドウイン、サミュエル・ウエスト、マシュー・モディン
ミシャー・バートンなどが出ている。たぶん女優ということをリアルにするためだろう。
確かに少しは効果があった。
不幸な仲間に、女神が降りてきたようなお話だ。アナは普通の幸せ、安らぎを得た。
チョト複雑な気分には成るが........。