薔薇の眠り

製作:2000年、アメリカ、
レイクショア・エンタテインメント/パラマウント・クラシックス作品
上映時間:105分


一種のSF映画と思える。The KID 的に 科学的ではないが
なにせ、設定が同時にパリとニューヨークにデミ・ムーア扮するマリー(仏)、マーティ(NY)という2人の
女性が同時に別の男性と恋をするお話で、一人(マーティ)は精神分析医にかかっている。もう一人は
南仏プロバンスで二人の子供と静かに暮らしている。
それが、両方とも恋に落ちてしまう。
どっちが、どっち?よく分からなくなるが....
話は、淡々と両方を程々に切り替わる。また両方の男性が彼女の夢の話を聞かされ、
それぞれ嫉妬するが.....
終わり頃に、幻覚のような場面が出てくる。
彼女はどちらを選ぶのか?
2人の子ども達は実は彼女の5歳と10歳の自分。であることが分かる。
つまり、フランスの自分が夢.....。
ということになる。最後にフランスに置いてきた思い出のアルバムなどの品をNYに
持ち帰り、アーロンと一緒になる。
しかし、この最後のとこも、もうチョイ劇的であって欲しかったし、謎解きももう少し
明快にして欲しかった。
せっかく、秋風のようにさわやかな映画なのに....。
デミー・ムーアーの個性を生かした作品なのだと思うが、2人の個性をもうチョイ
明快にしてくれれば、なかなかの作品になったはずだが....。

監督: アラン・ベリネール
脚本:ロン・バス、デヴィッド・フィールド
製作総指揮:ゲイリー・ルチェッシ、ウィリアム・ケッパー
         テッド・タネンボーム、シグルヨン・シグヴァトソン
製作:キャロル・スコッタ、トム・ローゼンバーグ、ロン・バス
共同製作:アンドレ・ラマル
撮影:エドゥアルド・セラ,A.F.C.
音楽:ランディ・エデルマン
編集:アン・V・コーテス,A.C.E.

マリー、マーティ: デミ・ムーア
ウィリアム:    ステラン・スカルスゲールド
アーロン:     ウィリアム・フィッチナー
Dr.ピーターズ: ピーター・リーガート
ジェシー:     シニード・キューザック
ジェニファー:   エロイス・エオネット
サラ:       チャヤ・クエノ