NewYorkを舞台にした、都会にありながら妙に静かで、空気がさわやかな
雨上がりのNewYork。
そこで、知り合った、熟年の料理人だが、浮気者で未だに独り者。
今日も、デートの途中で別れ話を切り出す。
NewYorkのセントラルパークにある池の橋の上での事である。
それを、ボートに一人で乗って、リチャード・ギア扮するウイルを肩越しに見上げる
もの悲しげな女性シャーロット(ウイノナ・ライダ−)。
この出会い。良いですね。大人の恋のしかも、しっとりした恋を予感させます。
それから、偶然の出合いがあって。
二人はパーティに出かけます。ここで流れる音楽も雰囲気を作っています。
また、ウイノナ・ライダ−のドレスも妙なプラスチックの飾りが付いているけど
雰囲気良いです。ただ、靴が...チョト気になりますネ。
外に出て「雨の臭いがする」の言葉でウイルはマイッテしまうのです。
そう、感性に惚れたのですネ。
しかも、カメラワークも良いです。ゆったりしたしかも良い感じの間を実に美しく
捉えています。この監督、中国出身の女流監督でジョアン・チェン、ヨーロッパ的
とも思えるくらいのシックなしかもおしゃれな、まさに大人のニューヨークをきちんと
描いている。スゴイ人だ。
見る前は、実は余り期待してなかったのだが...。
映画を見ているのに、いつの間にか、雨の空気を感じさせてくれます。
また、終わりの編で手術を待っている雰囲気、間も緊迫感は無いのですが
それがかえって、待っている者の心の鼓動を感じさせてくれます。
こんな時は、周りの音は聞こえてこなくなるものです。

ウイノナ・ライダ−ってこんなに綺麗で可愛かったかと見直しました。


もし、あなたが、まだ見ていないのなら、下のHPを参考に、見てください。
心が優しくなる、自分を発見するでしょう。

http://www.autumninny.com/



オータム・イン・ニュ−ヨーク