アメリ
LE FABULEUX DESTIN D' AMELIE POULAN
2001/11

フランス映画で久しぶりに、妙に楽しめる映画です。
昔、私が大好きな「幸福への招待」の始まりも似た調子で始まります。
よく考えると、あまりあり得ない様なキャラクターの設定なのだが、
一つ一つ取ると、誰にでも思い当たる小さなくせは持っているので、
そこのが、妙にくすぐられ、理解できたりする面もあるし、
いたずら心に小さな火がともる感じがする。
この軽妙さは見ないと分からない。
アメリカ映画には....記憶がないな...。フランスには輪舞というのも
このような感じだな。でもズーットこんな作品は無かった様に思う。

いくつかの小さなお話をアメリを中心にある。楽しいのは心理描写、
なんと言っても、アメリはイメージが膨らむ女性である。
その描写も実に軽妙でアメリカ映画とはカメラアングルさえ違うし、大げさに
撮ってあるのだが、ナゼか不自然さを感じなかったりする。

だいたい、TVではたまにあるが、カメラに語りかけるような事もする。
でもって、人を幸せにしようとするイタズラは何というのだろう。
でも一人だけ、アメリの嫌いな八百屋の店主が居て、これにはチョイト
、完全にスートカー的なイタズラをし恐怖に落とし込む。

お父さんやアパートの管理人さんやお向かいの絵を描いているおじさんや
カフェのたばこ売りのおねいさんや八百屋で働いているお兄さんにも
小さな幸せを贈る。
最初のものはイギリスのダイアナ妃が死亡したTV−NEWSを見て驚いた
時に見つけた40年前の子供の宝箱を持ち主に返すとこから始まるのだが..。

最後は自分自信も変な趣味の男結ばれ、パリの街を電動自転車で乗り回すシーンは
まるでローマの休日そのもの!

音楽も昔の良き時代を思わせる雰囲気のもので気分を盛り上げる。

Starring:
Audrey Tautou Mathieu Kassovitz
Rufus Lorella Cravotta
Claire Maurier Urbain Cancelier
Isabelle Nanty Michel Robin
Dominique Pinon Serge Merlin
Yolande Moreau Jamel Debbouze
Urbain Cancellier Artus de Penguern

Director: Jean-Pierre Jeunet
Producer: Claudie Ossard
Jean-Marc Deschamps
Screenwriter: Guillaume Laurant
Jean-Pierre Jeunet
Cinematographer: Bruno Delbonnel
Composer: Yann Tiersen
Costume Designer: Madeline Fontaine
Narrator: Andre Dussollier