クイーン・オブ・ザ・バンパイア
QUEEN OF THE DAMNED 2002/10/12 アメリカ ワーナー 111min

前作「インタビュー・ウイズ・バンパイア」のイメージからすると随分と娯楽の方向に振ったものだ。
オドロオドロしさが感じられないのだ。元の題名がDAMNEDとあるので呪われた者とか永久に地獄に落とされた者
のようで...それにしてもこの女王アカーシア(アリーア)が主役でもない。
少々中途半端な作品である。精神的な部分ではレスタット(スチュアート・タウンゼント)が主役?のようであるが
今一、彼の悩み「永遠に闇に生きる事の退屈さ」にへきへきし、ロックシンガーになってしまうのはいいのだが、
その、悩みの部分が言葉だけで、表面的に作られている。
さらに、もう一人の幼少の時ヴァンパイアに育てられていた若い女性ジェスに恋してしまうとこも真剣味がない。
結局、スゴイパワーを持った女王アカーシアが人類を壊滅させてしまう事を防ぐため、世界のヴァンパイアが集まって
対決する!でも、これも終盤だし...。

部分部分の出来は面白いし、設定もなかなか期待させるののがあるが....
少々監督の情を描く腕と、カメラマンの人を写す技が今一だったからだろう。スピルバーグに弟子入りした方が良いような..

ま、「インタビュー・ウイズ・バンパイア」のイメージを忘れて、スコーピオン・キングのノリで観ればあと、2流作品と観れば
結構楽しめる。

製作:Michael Rymer マイケル・ライマー
製作総指揮:ジョーグ・サラレグイ
スー・アームストロング、ブルース・バーマン
ビル・ガーバー、アンドリュー・メイソン
脚本:
Scott Abbott スコット・アボット
Michael Petroni マイケル・ペトローニ

音楽 Music Scoring Assistant
 - Jason Frederick

出演:
Stuart Townsend 
 スチュアート・タウンゼント TheVampire Lestat
Aaliyah Haughton 
 アリーヤ Akasha The Queen of the Damned 
Marguerite Moreau
 マーガリート・モロー Jesse Reeves
Lena Olin  
 レナ・オリン Maharet
Vincent Perez
 ヴァンサン・ペレーズ Marius
Paul McGann
 ポール・マッギャン David Talbot
Christian Manon
 クリスチャン・マノン Mael
Claudia Black
 クローディア・ブラック Pandra
Bruce Spence
 ブルース・スペンス Khayman
Matthew Newton マシュー・ニュートン