アイアン・ジャイアント(99 タイム ワーナー)

アニメだが、大人が見ても、子供が見ても良い映画だ。
話の展開はややETにも似ているが、終わりの編のスサマジイバトル
ロボットの揺れ動く心が多くの感動を与えてくれる。

出始めは、インディペンデンス・デイのような感じで、巨大ロボットが宇宙の果て
から飛んでくる。そして嵐の海に.....。漁船がこのロボットにぶつかり難破し、
乗っていた老人は灯台の近くに漂着。しかし誰も相手にしてくれない。
その夜、主人公のやんちゃ少年ホーガース・ヒューズが禁じられている
ホラーTV番組を見ていたとき、突然TVが映らなくなった。
調べるために屋根に上った所、アンテナはなくなり、近くの森の木がなぎ倒されている。
そこで、好奇心の大きいホーガースは鉄砲の先に懐中電灯をくくりつけ森に...
しばらくして、森に巨大な鉄のロボットをみつけたが、
ロボットは変電所の鉄柱を食い始めた。そして、電線に触れ感電!もがき苦しむ
ロボットを見かねて、ホーガースは巨大なスイッチをOFFに倒し救った。
それから、ロボットはホーガースに慣れまるで犬のようにじゃれるが..
ある時、宇宙オタクの変な捜査官がホーガースにつきまとう。
それで、ホーガースはひょんあこと出知り合った、鉄の芸術家ディーンの
所に、なにぶん鉄人の食べ物が鉄だから.....。
嫌がっていたディーンだったが、友達になり、鉄人をそこに居候させてくれる。
しかし、ホーガースが鉄人を遊んでいた時、おもちゃの拳銃を向けたら
鉄人の目の色が変わり、殺人光線を発した。すんでのとこで、ディーンが助けたから
事なきにすんだが...実はこの鉄人は恐るべき殺人兵器だったのだ。
自分を知った鉄人は...悩んで彼らから去っていく。
スパーマンの様に正義の人に成りたかったのに....
ここの所がアニメながらまるで人のように、気持ちが見る者にも伝わってくる。
見る者もホーガースと同じ気持ちに成るのが不思議である。
このロボットの仕草が、実に素晴らしい。表情がそんなに有るわけではないのだが。

戦車を引き連れた軍隊が、妄想の調査官ケント・マンズリーにそそのかされ
鉄人に発砲!条件反射的に見る見る各部署が変形し全身武器なる。
腕からの殺人光線は戦車おも瞬時に蒸発させてしまう。
ホーガースは何とか怒りのモードに染まっている鉄人を何とか止めしょうと
そこに核ミサイルが調査官ケント・マンズリーの合図で、軍艦から発射された。


この映画の上映時間はやや短いが、じつに楽しい、また感動させてくれる。