ダニーと秘密の魔法使い(01) 死んだはずの叔父が現れた。ハロウインに向けて怖い冒険が始まる。
ゴシカ(03) 精神科医のミランダは帰宅途中で少女に出会ったとこで、気が付いたら精神病患者に!
アザーズ(01) 広い屋敷に3人が訪ねてきた。雇って欲しいと、それから、不思議な事が起き始めた。 
ルーブルの怪人(01)
 パリにあるルーブル美術館での殺人?自殺?それは古代エジプトのミーラーの亡霊が犯人!
スリーピーホロウ(00
シクックス・センス(99)
さわがしい魂たち
「ゴースト」ニューヨークの幻」(90)

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スリーピーホロウ(00)
ティム・バートンの少々怖い映画です。
ただ、怖いだけじゃないところが、この作品を良いものに仕上げている。
作品のタッチとしてはアニメだが「ナイトメアー・ビフォア・クリスマスの様な感じである。
おどろ、おどろしいのだが、哀愁があったり、愛の救いがあったりで、単に恐怖のホラー映画とチョト違う。
この映画には本当に首なしの騎士が出てきて、ばっさばっさと人の首を切る。生首が転がってきたり
ちょいと気持ち悪いのだが...見たくなくなるということはない。
首なし事件を調査するために、捜査官としてイカボッド・ルレーン(ジョニー・デップ)が、
スリーピー・ホローにやってきて事件を解決するのだが、
まずは字幕の前振りがやや漫画チックだがいきなり馬車に乗った御者と乗客が首をはねられてしまう。
しかも、一発で!場面変わって、裁判所のシーンで主人公のキャラクターをきちんと見せる。
そして、スリーピー・ホローの殺人事件を任せられ、スリーピー・ホローにやってくる。
このシーンも、これから始まる映画のヤナ予感を見ているものに植え付ける。
つまり、主人公と共感するわけだ。
村にはいるとそこも不気味に誰もいない....。紹介された地主の家のドアを開けると....
そこはうって変わって、パーティの真っ最中、そこで目隠しゲームをやっているカトリーヌ(クリスティーナ・リッチ)
に出会いいきなりキスの歓迎。彼女、風貌がなんか不気味な雰囲気があるので....それが最後まで
気になるように設定されている。村の長老達も何かを隠しているような.....。
視点が主人公のイカボッド・ルレーンに合っている。つまりこの村は何かがある。これから何かが起きそうと。
当然、科学的な彼だから信じないようにしようと努力はしているのだが....。
死体の検証には彼のミョウチュクリンな道具をみせるのだが...この道具をみるとシザーズ・ハンドを思い起こす。
また、首なし騎士もシザーズ・ハンドに雰囲気似ている。
怖いのは首なし騎士、結構、初のほうから出てくるのだ。それが凄すぎる。前振りの格闘シーンのすごさが
ココでも!まるでポロをやっているような感じで首をはねる。
さらに、13の金曜日のジェーソンよりスゴイのは死人だから、死なないのだ。変な言い方だが...映画の中でも
そう言っている。
そしていよいよ、死人の木にやってくる。そこの根本になんと今まで殺された死人の首が!
謎解きもこの映画のおもしろさである。誰かがこの首なし騎士を操っているのだ。
それは誰だ、そしてこの村に隠された秘密とは.....。前振りで誰かが手紙を書きその使者が、首なし騎士
に殺されたのだが、その手紙もきちんと謎お解きに出てくる。そして事件の全容が....
とは簡単になっていないのが監督の腕だろうな。
さらに、一工夫のひねりがあった。それは見てのお楽しみ。
音楽や、効果音、舞台の村の設定、森の不気味さ。すべてがいい味を出している。しかもやりすぎない程度に
程々、押さえているとがいい。こしやりすぎたら、ただのホラー映画。
全く、退屈しない、しかも息切れもさせない程度に程々の恐怖。
ちゃんと救いが有る所が安心できるのが良いのかもしれない。

シクックス・センス(99)
映画が始まって、かなり経過しないと、話が見えてこない。
最初が、いきなり、元患者の精神異常者にブルース・ウイルス(マルコム)がピストルで腹を
撃たれる。大丈夫.....と言って...一年後に路上から精神が弱っている、異常者と思われている
小学生くらいの子(コール)を待ち受けている姿がある。
また、この子が不思議と言うか、何かにおびえているのだ。何におびえているのか?
それで、マルコムは何とかこの子の力になってやろうと努力をするが...
なかなか、閉ざされた心は開いてくれない。
愛している、お母さんも、学校の先生も彼の異常な言動を理解できない。
思いあまって、精神病院に連れて行くのだが、そこではお母さんが幼児虐待をしているのでは?
と疑われもする。
全体的に、静かな、しかし、何かが起きそうな、奇妙な感覚に成る。
スルーモーション、や回想的ムード、こけ脅かし的幽霊の作品が多いが、これはチガウ!
実に淡々と、一つ一つのシーンが、TVドラマのようなカット割りで進行する。
しかも、連続性が有るような、そこの部分がとぎれて言うような、展開なのだ。
そこが、また、全体を不気味にする。
後半から、いよいよ幽霊が出てくるのであるが....。
多少驚くが、他の作品の様なワッツ!と驚くほどでもない。そこがまた、不気味でもある。
そして、ついにコールは親身に成ってくれたマルコムに彼の秘密を話す。
その事実はマルコムを驚かせる。マルコムはコールの言っていることが理解できないのだ。
それから何日か後、マルコムはコールに解決の方法を教え、それを実行する。
コールに見える幽霊は彼に何らかの助けを求めているのだと。
最初に、ゲロを吐く少女の解決に......。そこで、新事実が!
それで、少女はうかばれた。そしてコールも自分の能力を受け入れる。
ここからは、すこしテンポが感動シーンのモードに入る。
幽霊を信じるかどうかは、見る人の判断だ。
私にはコールの様に第六感がこの場合霊感と言った方が良いように思うが、そのような
能力はない。しかし、多少何かを感じなくもないが....多分....。
感覚の鋭い人は訓練すれば.....。
それは、さておいて。この映画は良くできている。画面の流れが、もうその雰囲気を実に
上手く醸し出しているし、バックの音楽も、雰囲気が合っている。
さらに、このコール演じる少年ハーレイ・ジョエル・オスメントの演技が素晴らしい!
彼がいなかったら、この作品はもうチョイ迫力に欠けたかもしれない。
話しの展開もややジレッタサを感じさせるくらのテンポで進めていくのも、不気味さと
どうなっているんだろう、どうなるんだろう?と見ている者に考える余裕を少し与えている
のが功を奏している。また、単なる幽霊の映画でなく愛とはなんななのだ!とか
人生とは?とかを考えさせるモノがある。そのほかいろいろと.....

さわがしい魂たち
本当に騒がしい!
オカルト映画とは違い、「ゴースト」ニューヨークの幻」の系列になる。
主演のマイケル・J・フォックスなぜか幽霊を従えた、インチキゴースト・バスター
なる商売をやっているが、ある時から、話しが、死神と対決するになり、さらに、
推理小説、アクション物と目まぐるしい、さらに、マイケル・J・フォックスのせいか
「バック・トゥ・ザ・フユーチャー」のごとくドタバタでもある。だから、息を付く暇が無い!
ゴーストの設定は「ゴースト」ニューヨークの幻」的ではあるが+アルファーが多い
ここん所が、さらにこの映画を良い味にしている。
しかも、出るは出るはの大騒ぎ。FBI捜査官も、精神病的なキャラクター。
そういえば、ヒロインも精神病の先生?ともかく恐いもののデパート。
でも、芯から恐くはならないのが良いところか。
死んでいないのに、死ぬ恐怖を経験すると、霊が見える様になるそうで...。
CGテクニックがあればこその、楽しいあまり恐くない、恐い幽霊のお話。
そういえば、悪役のゴースト、「バック・トゥ・ザ・フユーチャー」の....。
ま、見て損は無い。新しい形のゴースト映画である。
ちょいと、サービス精神旺盛すぎるように思うのは贅沢か?
このゴーストのキャラクターはまだまだ、これからいろんな映画で使えそうである。
キョンシーより使えると思うよ。期待しよう。

「ゴースト」ニューヨークの幻」(90)
この映画を見たとき、新鮮なゴーストに出会えた感動は大きかった。
誰が、考えたのだろう?それまでにないスタイルが妙に真実味があった。
デミー・ムーアも初々しく、これで一躍人気ものになった。
最近は、デミー・ムーアのHomePageを見るとヘアーヌードの写真があったり、
「素顔のままで」もストリップをやって、最近マッチョお姉さんにおなりになったが、
それより、幽霊!最初は物をつかめない、で地下鉄に先輩の幽霊がいてけんか
をする、そこで、仲直りして、ものの移動や触る事を訓練する。
ドアを通り抜けたり、びっくりしたのが、走っている地下鉄電車の中を上半身だけ
覗き込む所である。また、後半、悪い奴が死ぬと、影のような死神が迎えに来て
地の底、闇に連れて行く。ここんとこゴッツー恐いーーー!
で、良い奴のお迎えは天使..。ここんとこは昔からあるパターン。
もう一つ、ウワーとなる所が、病院で、人の体をすり抜けるシーン、体の内臓が
見えてしまうのだ。
この映画は単に幽霊の映画でなく、推理小説的に犯人を探すところが、
ウーピー・ゴールドバーグの霊媒師、まがりになりにも、幽霊と話しが出来る。
これで、増々このお話面白くなる。しかも最後の落ち!お化けより恐いですねー。