真紅の盗賊 1952
The Crimson Pirate  

原題は真紅の海賊なのに....なぜ盗賊にしたのだろう?
バート・ランカスターの海賊役はなかなか良いね。この人元サーカスやっていたらしいから、
ロープを使うって、まるでターザンのごとくに帆から帆へ移動したり、滑車を使って上下したり、
縦横無尽に動き回る。
後年の西部劇などのに出てくる貫禄はまだ無いが、カッコイイ青年のイメージが良い。
当時の看板スターはだいたい、コメディもこなしていたようで...
、というか映画業界が無声映画のドタバタ喜劇を必ずしも全面的に脱却できなかったのかもしれない。
だから、娯楽映画は多少のコメディが入る。これは、今にも通じている。
エヴァ・バートック、なかなかの美人だが、意外と作品が多くない。何でだろう?
愛嬌のある感じでないかレアだろうか?
Christopher Lee 最近ではスター・ウオーズやロード・オブ・ザ・リングでも活躍しているが、
このころから、出て居たんだね。チョイ役だけど....
物語はこの海賊部下からも裏切られたり、なぜか...綺麗な女性のためにその父が反乱軍の
首謀者で政府に捕らえられて居るのを救出することにしたので...、
また、脇役のキャラクターも天才科学者がいたり、海賊の相棒も声が出せないが、知恵者で
トンチ、機転が利きさらに体が軽い!対する政府軍はなぜか間抜け!
数では圧倒されてもね。これでは海賊の勝ちだね!
いま、パイレール・オブ・カリビアの影響か海賊ものが復活してきているが、昔は、いろいろあったのだ!
活劇として、その舞台は良いと思うけどな....。

出演:
 Burt Lancaster バート・ランカスター 
       バーロ船長
 Nick Cravat ニック・クラヴァット
 Eva Bartok エヴァ・バートック
 Torin Thatcher トリン・サッチャー
 James Hayter ジェームス・ハイター
 Margot Grahame マーゴット・グラハム
監督: Robert Siodmak ロバート・シオドマク