ターザン(失われた都市)(99)
劇場未公開のWBによる85分の作品。
結論。面白い。最近のターザンものはなぜかリアルにしようとするせいか
精神的な問題を含むものがおおかったが、多分にディズニーアニメのターザン
に触発されたのだろうと思う。
元来のターザンらしさのあふれる痛快活劇になっている。
多分、ハリウッド的儀式なのかもしれないが、最初はイギリスのグレーストク家での
ジェーンとの結婚式を元のアフリカでの魔法使いの友達からの魔法を使った呼び出し
で止めるジェーンを振り切り再びアフリカに戻る。
そこで、欲にくらんだ考古学者?が秘められた文明の土地を探すため、
手段を選ばず、荒くれどもを集めて、その都をめざす。
それを、阻止しようとターザンが小さいときからの仲間の土人達と戦う。
話は単純なのだが、アフリカ象も昔はインド象を使っていたものもあっし、
動物がほとんど出てこないものもあったし、果てはインドに出張したなんてのも
あったのに比べれば、チーターも出てくるし、アフリカ象はやや小さいが本物でし、
ライオン、なども出てくる。ただ、類人猿はヌイグルミ!
あと、友達の祈祷師がハムナプトラまがいのすごい術を使う。
それと、バックに流れる音楽が昔のジョン・ウエインのアフリカ映画「ハタリ」での
ヘンリー・マンシーニ作曲の主題曲に雰囲気が似てわくわくさせてくれる。
リズムを叩く太鼓の音が土人のリズムにあうし、人の鼓動にも似ているからか
身を乗り出さずにはいられないような感じになる。
確かに、現実的ではないが、ターザンそのものが現実でないわけだから..。
それと、こんな見方もできる。
文明に毒された、欲深な人間も最後はその欲によって滅び、自然を愛し、先祖を
敬うモノ達が欲深なモノ達からの脅威から本来の生き物としての幸せを取り返す。
結構、ていねいに作られているし、ハリウッド流カメラワークもいいし、後半の
魔術のCGもなかなかいい。シンド・バッドを思い出させてくれるくらいである。
ターザン映画はこうでなくっちゃ!主役のターザン役は歴代に比べてやや小柄だが、
敏捷な動きが好感がもてる。一時は腕力のターザンもあったようだが...
そういえば、昔のターザンビデオに成っているの少ないな...。


ボロワーズ 床下の小さな住民たち(97)
一種の妖精映画かもしれないが、ミクロ・キッズの様なアドベンチャー的でもある。
ともかく、私好みではある。
この映画の見何処は、なんと言っても、こびと達の冒険だ。
これにが、平穏な家庭が死んだオバーさんの遺言書が無いため、
悪徳弁護士カッターがこの家を取り壊して、マンションを造る事にしようとする所から
ボロワーズの冒険が始まる。
ボロワーズは人、彼らはビーンと呼ぶがたぶんヒューマン・ビーイングを短くしたのだろう。
ボロワーズは、物静かで、用心深く、目立たず、抜け目無く、存在を知られない事をモットーに
人の暮らしにそって生きている、見方によってはネズミに似ているのかも。
ソノ名の由来はビーンから物を借りるからである。また、家に居着いて居る物達をイニー
外に暮らしている者をアウティと呼ぶらしい。
さて、話は悪徳弁護士ポッターが家に隠されている遺言を探しにくるところからにする。
4人で居た家族の姉アリエティとチョトのろまな弟のピグリンが家に取り残されている。
ポッターは壁に聴診器を当てて、ついに見つけだす。
燃やそうとするがライタにガスがなく、燃えず、マッチを探している内に姉弟はこれを横取りし、
壁の中へ、頭に来たポッターは除虫業者に来てもらい、殺そうとするが、壁を散々壊したあげく、
取り逃がすが、必要に追いかける、うかつに雨とよから道路に、そこには空き牛乳瓶があり
そこに弟は入ってしまった。その瓶を牛乳やが工場に持ち帰った。
ポッタ−と除虫や、は車を追いかける。
それに下水から出てきたアウティのスピラーと姉のアリエティはスピラーの特製の車に乗って工場へ
ここで瓶が洗浄される!アリエティはスピラーは必死に助けようとするが、
ポッターのじゃまが入りなかなか助けられない、そこにボロワーズの父と母が少年と駆けつけ
やっと助けたが、ポッターに全員が捕まるが、
危機一髪で、チーズに埋められる所を少年が助ける。
悪徳弁護士は、役所に行き取り壊し課に向かう。ボロワーズ達も追いつき、彼の先回りを
して、部屋に閉じこめる。中にボロワーズがポッターから遺言書を取り返す。
が、逆に金網のゴミ箱の閉じこめられ、掃除機に吸い込まれそうになる。
そこに!!!スピラーがつれてきた大勢のボロワーズによりボッターは縛り上げられるが
警官を連れてきた少年と駆除やは弁護士の悪事の証拠の遺言書を取り上げ、逮捕する。
レンダーさん一家は無事家を守り、ボロワーズ達は旧友達と楽しく宴会、
アリエティとスピラーはスプレー缶の特製ジェットカーに乗って、旧水道管を利用した
高速ハイウエーで冒険に.....めでたしめでたし.....。

ボロワーズの服装も凝っている、人の物を上手に利用しているのを発見するのも楽しい。
でも、間違い探しの様に、結構難しいが....たとえば、お母さんのバンドは腕時計!

ガリバー 小人の国・巨人の国、ガリバー2 天空の国ラピュタ
96年の英米合作のTV版映画である。
期待はもっとアクション的と思っていたが、全体が回想録的になっていて
なをかつ、精神病患者として扱われてるのである。
だからか、やたら説明的である。ガリバーは自分の見てきたことが
真実であると主張しているが時々幻覚的になるので、精神病との扱いを受ける。
なぜかこのこだわりは確かに或る意味異常である。

権力、暴力、私利私欲、見かけの判断、理屈の滑稽さ、真実から目を背ける。
目的を待たない事実の記録、などの事柄を皮肉っているのだが
所々??に思うのだが、たぶん作っている人は科学を余り理解していないようにも
見受けられるが、人間社会の正しい判断だと思うことが決してそんなことはない!
と一貫して主張しているのはいい。
特に、主治医はガリバーの言っていることを全てでたらめと、本当は正しいことを
言っているのは解っているのだが、今の秩序が最大の守るべき事で、それに反する
ことは事実でも認められないとの考えである。
マ、今の時代でもまだまだそんな事がまかり通っている。
でも最近やっとガリバー的人があちこちに散見するように成ったのは喜ばしい事である。