ロード・オブ・ザ・リング
The Lord Of The Rings 01/12

指輪物語として以前にも映画化されてはいるが、今回ほど凝って作られてはいない。
お話そのものが長大であるから、今回、3時間弱の長さだが、既に続編が出来つつある。
そのせいか、終わり方がやっと一つの危機を乗り越えたといった感じで終わっている。
初めにリングにまつわるおおよその解説シーンが、迫力有る大戦争シーンをまじえてある。
それが終わると、急にのどかなホビット族の村に魔法使いのガンダルフがやってくる。
そこで、昔リングを拾ったビルボが人のいない所に行くといってリングを若いフロドに置いていく
しかし、そのリングを探しに悪の使いがやってくる。
方法は1つリングを作った火の山に捨てることだ!
主人公は小さい人種のホビット族のフロドだが、この仲間4人で初め旅をするのだが
いきなりブラックライダー達に襲われる。
何とか逃げるもである。
前半の終わりで、リングを捨てる事にするが、そのメンバーが決まる。
確かに、強者が4人と魔法使いのガンダルフの9名である。
それにしても、相手が強すぎるというか、大勢である。今回の最大の的は魔法使いの
サルマンである。しかも、ガンダルフより強い!
先々まで見通して刺客を送り込む。ディズニーの夢のある冒険と言うより。
冥王サウロンの悪の支配による破滅から、人間、ポビット族、ドワーフ、エルフが
力を合わせて救う....。と言う話。
少々、規模が大きすぎて話が長大になるが、この破滅を救う物語の基本路線は良く映画になる。
ともかく、話の内容より、状況が規模の大きさ、SFX仕掛けのシーンが随所にあり、
さらに実在するかのような感じに仕上がっているのは、それだけでも見応えがある。
不思議に思ったのが、レゴラス(エルフの王子)の矢が撃っても撃ってもなくならないのだ!
魔法の弓矢なのか?と思うが...そんな話はない!
SFXを駆使してるが、その景観の大きさはそれだけでも出来ないだろうと思うが、
たぶん、実在の景色との合成なのだろうが....本物のように見え素晴らしい。
欠点は登場人物そのものと言うよりそれぞれのバックボーンや悪の組織がどうなっているのか
少々複雑で最初の概説的話では足りない。
有る程度、事前の予備知識が必要なのではと思った。
全部で3部作というから....全部で10時間近いお話になるのか....。
スターウォーズとまた違った、話の広がりが有り楽しい。最近はこの様な大規模なお話が結構
映画化できる技術が出来てきたのだと感心する。

Starring:
 Elijah Wood,
 イリイジャ・ウッド:フロド
 Sean Astin
 ショ−ン・アスティン:サム
 Billy Boyd,
 ビリー・ボイド:ビビン
 Dominic Monaghan,
 ドミニク・モナハン:メリー
 Ian McKellen,
 イアン・マッケラン:ガンダルフ
 Ian Holm
 イアン・ホルム:ビルボ
 Viggo Mortensen
 ヴィゴ・モーテンセン:アラゴルン
 Sean Bean
 ショーン・ビーン:ボロミア
 Orlando Bloom
 オーランド・ブルーム:レゴラス
 Cate Blanchett
 ケイト・ブランシェット:ガラドリエル
 Liv Tyler
 リブ・タイラー:アルウェン
 John Rhys-Davies
 ジョン・リス=ディヴィス:ギムリ
 Hugo Weaving
 ヒューゴ・ウィービング:エルロンド
 Christopher Lee
 クリストファー・リー:サルマン
Directed by:
 Peter Jackson
Produced by:
 Peter Jackson,
 Barrie M. Osborne,
 Fran Walsh,
 Tim Sanders
Written by:
 Peter Jackson,
 Philippa Boyens,
 Fran Walsh
Distributor:
 New Line Cinema