小さな目撃者
Do not distab 
1999年/オランダ=アメリカ/カラー/シネマスコープ/98min

ストリー的にはホーム・アローンに似てはいるが、こちらの方がよりリアルである。
しかも、場所がオランダのアムステルダムである。
もう一つ、主人公が10才の女の子で、しかも声が出せないという設定。
ホームアローンに似てる点は賢い!し勇気があり、機転が利く。
ホームアローン違う点は舞台が家の中ではなく、外が多いし、道具は持っていない
ので、ともかく逃げることだろう。
アメリカの製薬会社のウォルター・リッチモンド(ウィリアム・ハート)は
新薬の契約と観光を兼ねて妻のキャスリン(ジェニファー・ティリー)と
一人娘のメリッサ(フランチェスカ・ブラウン)を連れて、アムステルダムを訪れた。
チョイトした事で、迷子になるが、そこで見たのが、殺人現場。
凶悪な殺しやと紳士。が弁護士を殺すのである。ここも、残酷というより、
殺しやのやや間抜けな描写が面白い。拳銃で撃とうとして玉が出ない、
今度はナイフで殺そうとするが..根本から折れてしまう。
そこで、殺人を依頼した男が、弁護士をコンクリーに頭をぶつけて殺す。
それを目撃した、メリッサが逃げ出すが、殺しやに追いかけられる。
どうやって逃げるか...。
逃げる途中で、警察に知らせようとしても、取り合ってもらえない。
また、両親もトイレにいったまま帰ってこないメリッサを心配して、ホテルの人に
言うが、ホテルは広いから、迷子に成ったのでしょうと、取り合ってくれない。
なんか、日本の情景に似てるなと思いつつも...。
また、彼女を救ってくれた男は麻薬常習犯でボート暮らし、助けたのはいいが
警察は取り合ってくれないどころか、この浮浪者を追いかける。
とまだ前半だが...なかなか面白い、何度も殺されそうに成るが、上手く逃げる。
後の編ではカーチェースが米国の広い道路でない道を走るのだからハラハラが
倍増する。宣伝が今一のせいか、あまり人気はないが、今一のA級作品より
遙かに良い出来で、私的には、ホーム・アローンより楽しめた。

ディック・マース:監督・脚本
FRANCESCA BROWN
フランチェスカ・ブラウン:メリッサ・リッチモンド
WILLIAM HURT
ウィリアム・ハート:ウォルター・リッチモンド
JENNIFFER TILLY
ジェニファー・ティリー:キャスリン・リッチモンド