フェイス/オフ(98)
ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジの競演でも話題になったが、
なんといっても前代未聞の人の顔が入れ替わって、いろいろな予期せぬアクシデント
がハラハラ、ドキドキのアクション大作である。
FBIのアーチャー(トラボルタ)が極悪人のトロイ(ケイジ)の弟が仕掛けた、爆弾の
所在地を知るために、昏睡状態にあるトロイの顔、声、髪の毛、体毛もすれ変えてしまい
弟の入っている監獄に入るが、昏睡状態にあるはずのトロイが目覚め、手術した医師を手下
供に連れてこさせ、手術室に残されていた、アーチャーの顔になる。
しかも、医師たちを惨殺してしまう。
これで、アーチャーがトロイになっているとは誰も分からなくなってしまう。
監獄に潜入して弟から情報を聞いたが、そこにアーチャーになったトロイが面会にくる。
トオイになったアーチャーは絶対絶命、二度と表には出られなくなった。
しかも、アーチャーになったトロイ(ややこしい)はアーチャーの妻子をまんまとダマシ夫に
成りすます、子かも、本来のアーチャーより良い夫として....。

人が入れ変わってしまう話はあるが、手術によりしかも善悪の宿敵、体型も力も互角の二人が
ブツカル!バレそうな感じではあるが、ここまで入れ替わると逆に、周りは信じきっているところが
スゴイし、この映画の醍醐味かもしれない。

当然、二人の格闘シーンもスゴイ、互角の戦いでアーチャーが勝つのか?
負けて、悪が栄えるのか!

俳優に目を向けると、ヒドイアクションはほとんどニコラス・ケイジでトラボルタは案外にハード
アクションが少ない。
1:ジェットエンジンに吹き飛ばされるシーン
2:脱獄の時に高い塔から海に飛び込むシーン
3:トロイの弟との格闘でガラスの屋根から落ちそうになるシーン
4:モータ・ボートでのデッド・レースで海に落ち靴で水上スキーをするシーン
5:ボートが陸上に乗り上げ、宙に舞うのは二人とも

モータ・ボートでの格闘は多くのアクション映画に登場する。
カーチェイスと異なって、波しぶきを上げ、波にゆれるから動きが派手になるからだろう。

話は、単に悪人との格闘だけでなく、夫婦、子供の関係も考えさせられる。
アーチャーは仕事の虫で、夫婦関係も、親子関係も崩壊寸前になっている、
そこに、偽者の偽善ぶったトロイによって、良い関係になってしまう!
本当の愛より、上っ面の愛で親子、夫婦関係が良くなる。

また反対にアーチャーはトロイになってトロイの妻子をダマそうとするが、
性格で見破られてしまうが、こちらももともとが悪いので、新鮮なやさしさで
だまされているフリをしている。

協会での対決に妻達も巻き込まれるそのとき妻たちはどう判断するか!
妻達の心がどう振れるのか、何を信じるのか?!

少々ややっこしくて頭のスッキリしたときでないと、ただ、アクションだけを見ても
良いが、それでは半分の楽しみになってしまう。
2度見ればより理解できるかもしれない。
私は個人的には、トロイの妻ハスラー(ジーナ・ガーション)が好きだ。
この人の拳銃アクションはトラボルタ、ケイジに負けていない。

本当に最近のハリウッド・アクションは出来がいい。



陰謀のセオリー(97)
メル・ギブソン(ジェリー)、ジュリア・ロバーツ(アリス)共演の少々精神病的感覚の映画である。
メル・ギブソンの得意とするキャラクターで自で行っている?と思わせるくらいである。
女弁護士を演じるジュリア・ロバーツは「ペリカン白書」の様に初々しさは無いのだが、やや、母性的
感覚とキャリアウーマンの感じがよく出ている、特に服装はいつもスーツ姿である。
物語は説明が難しい。
洗脳されているジェリーがアリスをストーキングしているシーンから物語が始まる。
そして、アリスの居る事務所を訪れ、つまみ出されるところを彼女に助けられ、少し話をする、
「陰謀がある」と、当然信じてもらえない。
がある時、彼に魔の手が忍び寄り、彼女もドンドンと深みにはまる。
このの展開はなにが本当か、どちらが正しいのかが解りにくく作ってあるのでよく見ていないと
見ている方も、アリスの様に「解らない」感覚に落ちてしまう。
見終わってもホットする場面も有るのだが、はっきり言って、すべての事象を疑って掛かる様に
なるかもしれない。
ハリウッド映画は最近のサスペンス物はどこかに悪い組織があり、目に見えない敵と戦かうはめになる
映画が多い。それは程、自由とも、政府不信ともいえる。
確かに、今の日本の政府も....いつになったらまともな世界が来るのだろう?

もう一つ、犯罪オタクで無いとよくワカラン位の凝ったストーリ展開である。
人を薬や、拷問、洗脳などにより殺人兵士にしてしまうのである。これをテーマにした映画
がかっていくつか有ったが残念ながら思い出せないゴメン!
洗脳とは恐ろしい物である。しかも、現代においては家族も崩壊した、個人の世界が最高と
思っているのも、考えようによっては大企業の陰謀といえなくもない。
理由は企業にとってはその人の生産性を買うのであって人格、性格、人間性、家族愛なんて
無用のものであるから...。

政府にとってイイ国民とはなどと色んな事を考えると....北朝鮮に誘拐されその生存も確認
できないなんてTVで良くやているが、こんな事にあなたも....
ジエリーではないが、自己防衛に走らないといけない!映画でアリスも真似ていた!
あなたも、考えよう!

派手なアクションは無いが、窮地からの脱出も見所である。いくつか有るので参考になる!?



ホワイトハウスの陰謀(97)
主役は最近、アクション映画に結構なじみの役者に成った感のある、黒人俳優ウエズリー・スナイプス
役柄は、殺人課の刑事。良くある、腕っ節の強いやつ。
女性は、ダイアン・レイン。クールな感じがホワイトハウスの警備検査局の役にはフィットする。
この人一応オリンピックの射撃で金メダルを取ったといった設定。
こう来ないと、アクション映画は始まらない!
この映画は、単なるアクションでは無いのでストーリは割愛する。あしからず。
ホワイトハウスで、女性職員(この人も綺麗)が殺され、それを、この二人がいろいろな
妨害に会い危険をくぐり抜け、真相犯人を捜し出すおはない。
だが、誰が一体???悪党は?の推理も面白い。
わかんなくてもアクションだけでも相当ヤルーのでわくわくさせられる。
テクニカル的には大して目新しくは無いのだが、丁寧に作ってある感じがし、
ずっこけることはない。
見ていると後半はつい身を乗り出してしまう。
しかし、何故だろう?最近ホワイトハウスを舞台にした映画が多い!
「目撃」、「エアフォース・ワン」「インデペンデンス・デイ」など、理由は分からないが
一説にはクリントン現大統領の人気取り作戦との声も...。
この話は、この中でも最近起きたホワイトハウスでの女性秘書との...にも似た雰囲気がある。
それに、引き替え日本は...無い!この点が違う!、
日本なら「大蔵官僚の野望」、「日銀大作戦」とかあって良さそうではないか。
主役はいろいろ考えるだけでも面白い。本当に出来ると面白いのだが。

ザ・ターゲット(97)
チャリー・シーン、リンダ・ハミルトンいずれも今やアクションスターに描かせない
人たちである。
国家を乗っ取る為に、大統領を暗殺するといった陰謀に、主人公ボビーが知らない間に、
巻き込まれていく。女性新聞記者のアマンダと共に事件の真相に迫ろうとすると、どこからか
暗殺者が先周りして彼らを必要にねらう。
ここで、凄いハイテク、つまりスパイ衛生+コンピュータ分析装置がなんと画像を分析
車の番号まで読めてしまう!何処にいても、見つけられてしまうのである。
また、暗殺者の銃も凄い、サイレンサー付だが、確実に殺す腕も凄いが、ナゼか
間一髪、ボビーは逃げる。そして、逃げる度に犯人に地かずいていく。
電話での逆探知もあり、ともかく二人は逃げる。
ハイテク装置が凄いのだが、そのすごさが凄い!とは感じられないのが惜しい。
リンダ・ハミルトンてだんだん若くなっていく感じがするのだが....。
それと、最近のアクション映画の女性は皆下着の様な、体の、特に胸を見せるかのような
服を着ているのが印象的である。当然、Hな私としてはうれしいのだが...。
チャリー・シーンの映画ってナゼか最後のつめがちょいとゆるめなのはナゼなのだろう?

スピード2(97)
悪い評判もちらほら見聞きしていたので、半分不安があったが....。
ウソダ!メチャ面白い!
スピードの時以上に、カメラワークががんばっている、3次元的動きは無いのだが、
船だ!、もー船酔いしそうはカメラワークで、1秒たりともジッとしていない。
はじめの方で、主役のジェイソン・パトリックが船酔いして船室のゴミ箱にゲロしてあるが。
見ている方も船酔いしそうな映画である。ここがこの映画のポイントなのだ!!
ストーリ..?どーでも良い。
ジェットコースターに乗っているときに、おいしい料理の話をするか?しない!!
ジェイソン・パトリックはキヤノ・リーブスより私好みである。
それから、サンドラ・ブロック以前よりふっくらして、色っぽく成っている。
着ている物もレースだったりで、見えないと所にオシャレが見えンーンイイ!!
観光船がリゾート海岸に突っ込んで行くところ。
住民の陽気さが嬉しい!
そういえば、この映画、悲壮感が全くない、スリルをまるで楽しんでいる。
スリル、サスペンスが悲壮感漂うナッツのは古い!スカーット楽しまなっくちゃ!
久々のジェット・コースター少々目がまわ....る........。
この映画は、車や、バイイク、モ−ターボート、ほんとにスピードの出るモンばっか!
見る者自信多少、ジェット・コースターなどが大好きな人でないとおもしろさは
理解出来ないかもね。