コヨーテ(99)
ジャン・クロード・バン・ダムのアクション映画。今度は荒廃した西部だ。
ストーリ−は有るような、無いような...
一応、精神的に疲れた男が昔の親友にバイクを持ってき、ガス欠になって
やけで酒飲んで、拳銃ぶっ放している所に、地元の荒くれ兄弟が彼を痛めつけ
挙げ句の果ては彼の拳銃で撃ち殺す。
なぜか急所をはずしていたが、でないと映画ははじまらん!
そこには、2たつの悪のグループがいて、町の人達を苦しめていた。
その割には住民が少ないような...
一種のマカロニウエスタンを現代風にアレンジした作品だから...
かなり、あちこちの設定が??なのだが、ともかくアクションすればいいと
いった作品なので...
だいたい、悪どもといっても、めったやたらに殺すというわけでもないし..
その割にバンダム扮するコヨーテは正義づらしているが、簡単に悪者どもを
殺してしまう。そして葬儀屋、本当は便利屋?がその死体を町のはずれに
あるのだろう渓谷のような所にダンプでただ落とすだけ!
随分乱暴ではある。不思議に死体はラップでくるむのだ。何か意味有るのかな?
また、拳銃屋があってそこの二人も悪であるが簡単にバンダムに殺されそこに
監禁されていた老人が彼に加勢する。そこの銃の凄いこと何でもありである。
ココでも不思議なのが監禁されていた老人!酸素ボンベを常に必要とする設定。
そんな老人を悪るとはいえ、ベッドに繋いでおくはないだろう。
また、町のスナックに美人の店員が2人。ナゼ悪者どもが彼女たちに手を付けないのか
??
町はずれに娼婦がいてそれをバンダムが助けたら、お礼といって、彼の寝室に潜り込む
そこまでやるか??
あちこち、??だが、ナゼか面白い。マカロニウエスタン風が良いのだろう。
確かに、全盛時のマカロニウエスタンは話は??だが面白かった。
脳が疲れているときに片目でみていれば、ちょうどいい位のおもしろさがいい。

マーシャル・ロー(2000/4)
NYに爆弾テロがしかも犯人は身代金を要求してくるわけでもない。
FBIとNY警察が共同で設立したテロ対策本部の部長をデンゼレ・ワシントン(アンソニー・ハバート)
と何処から来たのか最初はわからないCIAの要員をアネット・ベンイング(エラース・クラフト)
そして、後半にやっと出てくる陸軍将軍をブルース・ウイルス(ウイリアム・ダブロー)
そして、アラブのテロリスト達、真の真犯人はだれか全く分からないまま、次次に爆破テロが続く。
懸命に努力をするが、次々に裏をかかれてしまう。
遂に、陸軍がNYを戒厳令のもとに置く。さらに、疑わしいアラブ系の人間をかたっぱしから、
マジソン・スクエア・ガーデンに収監してしまう。
まるで、ナチスがかってやったように...。NYのあちこちに陸軍の車が走り回り。
その異様さは不気味なものがある。それほどしないとテロに対抗出来ないのか?
そのやり方にハバートとクラフトは反発しかなり良い線に来たが...
やや、がんばった割に作品の完成度が?であった。
たぶん、ブルース・ウイルスを将軍に持ってきた時点で、まとまりにくかったのかもしれない。
デンゼレ・ワシントンがひとり気を吐くが空回りで、これだけの組織を持ちながら、あまり生かせていない
設定が??最初は良いのだが、なぜか途中からこの部下達は何をやっているんだろうと...
いつもいるのはアラブ系のトニーだけ!これでは小さな組織のように見えてしまう。
話の設定は面白いし、どうなるんだろうと期待を抱かせるのも一応いい。
登場人物が不透明で何か後ろがあるようで、それがどう事件と関わるのか?も
予算の都合なのだろうか?どうもまとまらない。
せっかくいい素材がこれほど揃ったのに...実に惜しい。
テロ対策本部の部員達をもう少し生かして欲しかった。多分その分長くなるだろうが。
それと、将軍の周りの描写も足りない。
現役のクリントン大統領がTV画面とはいえ一応出演していることだし。もっと重厚さが欲しかった。
期待し過ぎたのがいけないのかな??
ま、そこの所を程良く見る分には、なかなか面白い、真犯人もすぐには見つからないし...。