シャフト Shaft
(2000年度作品/パラマウント映画/UIP配給/上映時間:1時間39分)
黒いジャガーのリメークなのだが...あいにく黒いジャガーを見てないので何ともいえないが、
この時のテーマ音楽が今回も要所、要所に流れ、これが物映画をなかなかな物に仕上げている
事は確かである。もし、違う音楽だったら、もし、音楽を重要視していなかったら....。
たぶん、面白みは半減したであろう。    
ストーリーは単純でアメリカの良くあるぶち切れた口より手が早く、簡単に拳銃で人を殺す。
アメリカ社会が本当にこうなのだろうか?といつも疑問に思いながらも楽しんでいるが....。
最近、ややもすると、ストーリーが逆転のまた逆転で意外な...といった形式になっているが
この映画は最初から犯人は分かっている。ただ、どう捕まえるか。
最初に早々と犯人のウォルター・ウエイドを捕まえるが、彼の父は大富豪、簡単に保釈金を積んで
保釈...そこで、ウォルターはヨーロッパに...2年がすぎ彼は戻ってくるが、たれ込みでシャフトが
再逮捕。
ここからが、映画の醍醐味。ウォルターが牢獄に入れられているときに、悪のピープルズ・ヘルナンデス
と知り合い、かれに4万ドルで証人ダイアンを見つけてくるように依頼するが....シャフトにお金を
巻き上げられる。信用をなくすが、この悪は自分で見つけないで、ジャックとラーサン彼らはデカである
が、彼らに頼む。シャフトはそれを知り、彼らの車に、巻き上げたお金をシートの下に仕込んでおいた。
それをした、ピープルズは怒った!
この映画はストーリーより見ないと楽しみが分からない。
ただ、不思議なのが、カルメン(ヴァネッサ・ウイリアムズ)の役が少々中途半端、
要所でシャフトを助けてくれるのだが....。
また、この映画はファッションにも結構凝っているようだ、まず、シャフトの出で立ち。
黒一色!、よく見ると、黒人のキャストはほとんどがそう!
ガ、飛び抜けてシャフトがイイ。しかもいつも黒いサングラスをかけている。
服装も長めのコートを大概着ている。
この雰囲気だけでも、こやつ、何者!?と思わせるに十分である。
しかも、かれは全く弱みがない。拳銃の腕は最高。やられるシーンは??あったかな??
ともかく、ブラックのかっこよさを全面に出した作品である。
ここまで徹底すると、まったくもって、文句の付けようがない!つけても無意味だ。
ヴァネッサ・ウイリアムズも役柄が良く分からない感じだが、クールな魅力がある。

ジョン・シングルトン  (監督/脚本/製作)
スコット・ルーディン  (プロデューサー)
シェーン・セイラーノ  (ストーリー/脚本)
リチャード・プライス  (脚本)
アダム・シュローダー  (製作総指揮)
ポール・ホール (製作総指揮)
スティーヴ・ニコライデス  (製作総指揮)
ドナルド・E・ソリン(撮影監督)
パトリッシア・フォン・ブランデンスタイン
    (プロダクション・デザイナー)
ルース・カーター (衣装デザイナー)
ジョン・ブルーム (編集)
Isaac Hayes http://www.isaachayes.com/
サミュエル・L・ジャクソン (ジョン・シャフト)
ヴァネッサ・ウイリアムズ (カルメン)
ジェフリー・ライト (ピープルズ・ヘルナンデス)
クリスチャン・ベイル(ウォルター・ウエイド)
ダン・ヘダヤ (ジャック・ロセリ)
バスタ・ライムス(ラーサン)
ニ・コレット(ダイアン・パルミエリ)
リチャード・ラウンドツリー(叔父のジョン)