キング・アーサー
King Arthur 2004年07月

今までのアーサー王の物語はどちらかといえば伝説的ファンタジーに近い感じの物が多いのだが、
この作品はアクション中心とも言えるくらいの作りになっている。さらに、サーイスカットといえるのではないかと
思うのだが、ブリテンの民の姫君が肌も露わに、しかも、かなり強い剣士として活躍する。
それと、思ったのだが、どうも、「7人の侍」というより「荒野の7人」を元にしたような作りになっているということだ。
まず、剣士がアーサー始め部下が6人合計7人が祖国のというよりブリテンのために戦い、多くの仲間を失う。
本来は自由になるために、嫌々最後の戦いというより、ブリテンのハドリアヌスの城壁を守っていた
者達を撤退させるための使者としてきたのだが、虐待されていた地元民に同情と、共感を持ってそこに踏みとどまって
襲い来る冷血で凶暴なサクソンを迎え撃つ事にするのだが、ここもベースが似ている。
さらに、決戦シーンも多勢に無勢のところを策略と勇気で壮絶な戦いをするのも、似ているね。
もう一点、相棒の剣豪ランスロットは「荒野の7人」のスティーブ・マックィーンのような存在。
ま、だから、活劇として観ればそうとうに面白い!
迫力も十分に有るし、なんと言っても、キーラ・ナイトレイのお姫様が魅力的!
反対にアーサーの陰がチト薄感じがした。ココはユル・ブリンナー役をもうチョイ研究して欲しかった。

キャスト
クライヴ・オーウェン
Clive Owen ,キング・アーサー
スティーヴン・ディレイン
Stephen Dillane,マーリン
キーラ・ナイトレイ
Keira Knightley,グィネヴィア
ヨアン・グリフィズ
Ioan Gruffudd,ランスロット
ヒュジ・ダンシー
Hugh Dancy,ガラハド
ステラン・スカルスゲールド
Stellan Skarsgard,セドリック
ジョエル・エドガートン
Joel Edgerton,ガウェイン
レイ・スティーブンソン
Ray Stevenson,ボールス
ケン・スコット Ken Stott
ショーン・ギルダー Sean Gilder
ヴァレリア・カヴァリ Valeria Cavalli
パット・キネバネ Pat Kinevane
スタッフ
監督
アントワーン・フークア Antoine Fuqua
製作
ジェリー・ブラッカイマー Jerry Bruckheimer
脚本
デヴィッド・フランゾーニ David H. Franzoni
ジョン・リー=ハンコック
音楽
ハンス・ジマー Hans Zimmer
撮影
スワボミール・イジャック Slawomir Idziak