ターザン(99)
デズニーの作品らしさがでている。愛と冒険に満ちあふれている。
しかも、ストーリは本来あったで有ろうモノとそれほど離れている様にも
見えないとこもいい。つまり、ターザンらしいターザン映画といっても過言ではない。
だから、ストーリは見ればわかる。
ゴリラの母親とターザンの出会いもなかなかドラマチックにしかも、
きちんと、納得行くような理由付けが出来ている所がにくい。
しかも、現代の日本でも良くある、いじめに幼少期あるのもいいし、
それをどう克服するかも、ここはチョトターザンらしいが.....。
しかし、彼はかなり大きくなるまで自分が他のゴリラとチガウ事を意識している。
しかし、弱気に成らないとこがアメリカ的。良いことは見習うべし!
大きく成った頃に、因縁の対決!ターザンの両親を殺したヒョウがゴリラの
部落を襲うのである。ボスが戦うが、やられそうになるとこえターザン現る!
正義の使者が現れるパターンだが、ヤパリいい。
そこで、大格闘の末やっつける。ここで、彼は実力No1となる。
彼をなかなか仲間にしたがらなかった、ボスも少々時代を感じる。
新旧交代...とまだ行かないが......。暗示的だね。
そこに、なんと、白人が!!ゴリラ達にとっては、得体の知れない奴ら。
ジェーンとその父は研究家。ゴリラに一度は会いたいとジャングルに。
当然、その案内人はハンターでここは話の味付けとして悪役にキマットル!
まさに、文法通り!優等生的だね。
で、当然、ジェーンに危機が!そこをターザンが助ける!しかもものすごい
逃げよう。ジャングル全体がジェットコースターみたい。
衝撃的な出会い!ン...ン、セオリー通り!!
しかも、ターザンは初めて自分と同類の生き物に出会うのである。
当然、愛なんてまだまだ....。
で、ジェーンによって人間社会の勉強....。
天才的と思えるくらいに言葉も、いろんなことを学ぶ。
しかし...ソウコナックチャ! ガイドのクレイトンが悪巧み!
ここは、チョトもう一ひねり欲しかったが...。
ゴリラを一網打尽に!そこに象のタントーと親友のタークに助け有られた
ターザンまたまたボスがガイドのクレイトンに殺されそうになるまさにその時!
間一髪のところで体当たりで助ける。
ここも、完璧!
当然、ここは...一騎打ち!何でだろう?昔から正義と悪は一騎打ち!
と決まっている。で、当然、しかも、仕方なくやっつける。これもお決まり!
戦い終わって、ジェーン達は船でイギリスに帰郷....。
最後は、ハピーエンド!**
当然だよね。
しかし、当然のお決まり一杯の作品だが、やはり面白い。!
セオリー通りの作品は、きちんとその中を丁寧に因果関係もいい加減にせず。
役ところもしっかり作れば、面白いんだ!という、教科書のような作品です。
つまんないって?ウンニャー最高に面白いに決まってるだろう。!!




バグズ・ライフ(98)
トイ・ストーリに続くディズニ−とピクサーが作った3DCGの作品である。
3DCG良さは、キャラクターと舞台を作れば、後の動きは、それらを動かす
だけで良いのだ、ほとんどはコンピュータがやってくれる。
陰もコンピュータがやってくれるのだ。
そんないいものなら何故3DCGの作品が少ないのか?
簡単に言えば、まだまだコンピュータの能力が足りないのだ。
しかし、この、2,3年の進歩は凄まじく、この問題も徐々に解消してきている。
この私でも、別のコーナーで静止画だが、3DCGの作品を展示しているくらいである。
逆に2DCGは絵を一枚作るのには良いかもしれない。がアニメとなるとセルを大量に
作らねばならない、これは大変な労力である。
同時に沢山のキャラクターを動かすとなるとさらに大変な作業になる。
また、単純に太陽の動きに合わせた陰の動きを作るのも大変だし、カメラのアングルを
自由に動かすだけでも大変な事になる。
映画にもどるが、ストーリは極単純で
「7人の侍」の虫バージョンと考えれば良いかもしれない。
悪党のバッタたちは、アリたちから、年貢の食物を納めさせているが、
彼らをやっつけるべく、町にスケットを探しに行き、サーカスのゆな見せ物をやっている
連中を連れてくるが、バッタ達は強い、最後に、鳥をまねた乗り物で脅すが、これも
失敗....、
と言う単純なはなしだが...、表情が豊かである。たぶん将来は、キャラクター
が人に置き換わるのは時間の問題かもしれない。
終わりの字幕では「キャノンボール」でやっていたと同じだが、失敗シーンのカットが
いくつも出てくる。アニメだから、有るはずが無いのだが、ココが結構面白い。
悪党のバッタもココでは単に一俳優を演じている。
ビデオのおまけに、「ゲーリー爺さんのチェス」があるが、ここに登場するのは
ゲーリー爺さん一人...途中二人に成るが....。
将来の技術的予告のような作品だ。現在の3DCGではちょと面倒なテクニックを
いくつか披露している。
1つは洋服を着せている、2つは髪の毛、3つはより自然な動き、4つは物をつまむ
などだろう。

ライオンキングU(98)
ディズニーの前回のライオンキングのその後の話である。
だから、それほど期待していなかった。
前回はシンバが子供から大人になり王になる迄の苦労話だったが
今回はシンバの娘キアラの恋と冒険のお話である。
基本パターンは前回のものに似てはいるが、今度はシンバに追われた敵側の
スカー一族のコブとの言ってみれば、ロミオとジュリエット的な話である。
おてんば娘のキアラが相手側の領地に入ってワニにおそわれそうになった
のを、コブが助けたところから始まる。
二人が大きくなって、キアラが大人に成る儀式としての狩猟の旅先で
野火を放たれ危うく死にそうに成った所をコブが助け出し、久しぶりに
再会を楽しむ。が当然シンバは父を殺したスカーの後継者は許せない。
へたな解説はココまで。
ディズニーアニメのいいとこはその描写、スムースな動き、ところどころ
に入るミュージカル風の歌と音楽に合わせたすばらしい描写。
ほんとに心が浮き浮きしてくる。
ハピーな世界をかいま見させてくれる。
その意味では、いい音のなるステレオと連動させた方がいい感じに
なれるはずだ。また。ディズニーの愛する心を高らかに礼賛するのも気持ちがいい。
子供だけが見て楽しむにはチョトもったいない。
愛が有ればどんな苦難も乗り越えられる.......。

ムーラン(98)
ディズニー映画としては珍しく中国のお話である。
おきまりのキャラクターとしては赤いチンケな竜がお供に付いてくる。
ムーランはこれもお決まりなのか、おてんばな娘である。
ある時、徴兵に病床の父に代わり男装して兵隊に加わる。
過酷な、訓練もナントか知恵でやり遂げる。
そこに、先に戦っていた将軍がやられ、この新米たちの部隊も戦いに..
途中、大将を助けた際に女だとバレ、規則だからと、それでも温情として
部隊から離れるようにと....。
しばらくすると、敵がやってくるのがわかり急遽、戻り、対決に加わる。
ココでも形勢不利の中、機転を利かせて敵を殲滅させる。
国に戻り、国王から、表彰される。ガ!そこにしぶとく生き延びた相手の
大将達が王を人質に...ココでもムーランは仲間達と王を救うべく戦う。
マ、当然勝のだが、いやはやその戦いぶりがおもしろい。ナット言ったて
相手は怪物のようなヤツだ、力では到底勝てる相手ではないのだ!
これは、見てもらわないと文章ではうまく書き表せない。
しかし、この小さな竜のキャラクターが結構生き抜きに成るくらい
おもしろい。言うことやそのリアクショオンが面白いのだ。
ドジだけど、勇気?はある。なにせ守り神なのだから....ネ。
ヘラクレス(97)
日本語の声優がいい。
ヘラクレスはtokioの松岡 昌宏、誘惑をする怪しげな女性メグを工藤 静香
ぴったりのキャステングである。
話の内容はとしては、スポコン物である。力は強いがヘマばかりする若者が、牧神の様な
フィルに鍛えられヒーロとして活躍するが...、メグに恋した若者のお話でもある。
惑星直列の時、ゼウスにより封印されていたタイタン族がハデスの手により地上に復帰し。
ついにはオリンポスの神々を皆とらえてしまう。
ゼウスも逢えなく溶岩の中に閉じこめられる。果たして!
漫画にしては若者向けである、大人の恋、純真な若者の恋のお話でもある。
こちらが本筋かもしれない。
愛する者の為には命をも投げ出す!これである。
若者の純真な恋、そして愛へと...。
単純な映画と見る向きにはそれも良いが、大人は、若かりし頃の素晴らしいエネルギー
を思い出させてくれる。
私ですか?ソリャー直球一本槍ですがな。
恋とは素晴らしい青春のエネルギーですよ。
メグはそれにしても工藤 静香とミヨーにダブルのはなぜ?
ファンタジア(40)
ディズニーアニメであるが、実験的映画でもある。
主役はクラシック音楽なのだ。
いくつかの音楽を漫画家がイメージし、それをアニメ化するといった
手法である。落語のお題ちょうだいに似ている。
ディズニーはこれが初めてではなく、小品として、ジャズでアニメを踊らせる
事はすでに、何度かやっている。これは集大成でしかも大作なのだ。
音楽は有名なクラシックの音楽をストコフスキー指揮の
フィラデルフィア交響楽団が演奏する。
実は私はこれでクラシックが好きになりレコード盤も後に買った程である。
中でも、「魔法使いの弟子」はミッキー・マウスが弟子なのだが、なかなか
ドラマチックに仕上がっている。
掃除をいいつかったのだが、手抜きをしようとほうきに魔法をかけ手伝わせる
のだが、コントロールが出来なく大洪水になる。
「田園」はバッカスが住む楽園に雷がおそってくるお話。ユニコーンがカワイイ
最後が特に気に入ったのだが「禿げ山の一夜」悪魔の住む山が夜になるにつれ
周りから死霊が集まってきて、祭典をやるがこれも夜明けと共に羽で覆い隠し
次なる何処ともから鳴る教会の鐘の音と共に「アベ・マリア」始まり、
死霊達も神のも救いに天国に行く...。

こんな映画がもっと沢山あていいのにと思うのは私だけなのだろうか...。

ノートルダムの鐘(96)
ディズニーアニメもここまで来たかと思わせる作品である。
2,30年前なら、アニメにしないだろうと思われるテーマである。
結果は有る程度、ハピーエンドにはなるのだが...。
ミュージカル風の場面方々にあるがこれは話の展開だけだとややアニメとして
難しい場面が有るからだろうが...。
でも、良く思い起こすと、ディズニー映画は音楽と切り離せない。
たぶん、ディズニーは音楽の効果を十分に知っていたのだろう。
本来、映画は効果音として楽器を上手に取り入れていた。
最近はなぜかそうでもないのが映画をつまらなくしているのかもしれない。
また、より自然にが最近の流れのようであるが、作り物の面白さが有っても
いいはずである。歌舞伎、文楽などはいい例である。
最近、私はTVのドラマを殆ど見ないが、理由はお芝居臭さが無いからである。
お芝居でない物は自分自身や周囲の日常に有ることだから、あえて見る必要を
感じないからである。
話はだいぶそれたが、
ノートルダム寺院の屋根裏で主人公が一目をはばかって、彫刻達と寺院の前で
行われている、お祭りに行きたい気持ちを歌を交えて独り言の様に...
このシーンがディズニーらしく好きである。
自分の気持ちを歌う。これがミュージカルである。なぜか、ミュージカル映画
はサウンドオブミュージック依頼見たことがないが....どうしたんだろう。
アニメだからカメラワークはないが、それでも流れるように動くシーンは
さすがである。
ジプシーの娘エスメラルダが美人と言うわけではないが、妙に色っぽい。
踊りも素晴らしい。アニメなのにいつの間にかそんな事を忘れさせてしまう。

白雪姫(38)
7人の小人達のお話の方がなぜか印象にある。
ディズニー絵本にも、7人の小人だけのお話が独立した物としてある位で、
キャラクターがいいのだ。
特に一番チビスケが動作も鈍いし、どじも多い、そこに笑いが生まれる。
このほほえましい7人の小人達のいる森に白雪姫が隠れている。
この森もいい、宮崎 駿の「トトロ」以上にそこのは何か忘れてきた
暖かい物がある。
この、森の生活を見ているだけで、心が和むのは私も年なのか.....。
また、ハイホーのリズミカルな歌もいい。
「シンデレラ」は王子の冒険物といった感じで、シンデレラの大人ぽい
感じがするが、白雪姫はまだ、あどけなさが残っている、だから
よけいに、7人の小人達との生活がリアルにしかも楽しそうにみえる。
実に考えられた設定である。
7人の小人も個性豊かに作ってある。この点も素晴らしい!
ディズニーアニメはホントに心が安らぐ。