ダイナソー
DINOSAUR
2000年、82分、アメリカ

デズニーの映画であるから、物語は予想より面白かった。
最初の方に巨大隕石が海に落ちて、平和な恐竜王国が焼け野原になる。
そこで、大勢して、緑の新天地に向かうその道中の苦難の冒険。
砂漠の横断した先に新天地があると、大移動する途中、以前有った湖が
無くなっている。リーダー、クローンは皆を引き連れ先を行こうとした。
遅れてたアラダー達は重いベイリーンが歩き始めると土の下からなにか音が..
彼らは穴を掘った。そこからは埋まっていた水が出てきた。みんなは一息ついたが
先を急ぐと出発!
リーダーは弱い物は置いていくといった考えかたをしている。
しかし、若者のアラダーはみんな協力して行こうと言うが、結局、年老いた恐竜
のベイリーン(プラキオサウルス)、イーマ(ステラコサウルス)、無口なアンキロサウルと
リーダーの妹ニーラ、そしてアラダーと猿たちが遅れてついて行くことになる。
そこに、恐ろしいカルノサウルスが2頭やってきた。逃げる途中雨が降ってきた。
そこで近くにあった洞穴に雨宿りする。しかしそこにあのルノサウルスが現れ
みんなは奥へ逃げた、傷ついていたサブリーダーが石柱に体当たりして、自らと
カルノサウルスを岩の下にした。が1頭は這い出してきて外に逃げた。
しかし、残った仲間は奥に奥に...
仲間を思う優しい気持ちと、悪い奴には命がけで戦い、苦難には知恵で乗り切る
という、デズニーらしいというかアメリカンスピリッツを実に自然に描いているのはとてもうれしい。
横暴なリーダーをカルノサウルスから助けようと突進するも、時、遅く助けられなかったが...
ここは、映画作りだな...後が面倒だからね。正義は勝つ!的なのは...。
この物語を見ていると、ふとアフリカの動物の雨期と乾期にする大移動を思い起こす。
残念なのは、時間が少々短い事だろう。

3DCGについては動きは実にリアルに出来ている。
モデリングはややアニメ的に作っているようだ。背景は実写も使っているとの事だが
砂漠や岩山は木が沢山ないので割と楽に作れるのでこのシーンが長い。
アラダーがさるの仲間と過ごしているシーンが実は結構面倒なのだ。
恐竜は割と作りやすいのだが、表情を生き生きと出すのはなかなかなのだ。
恐竜が存在した時代は人類が存在した期間より遙かに長い、もし、
そこにタイムトリップ出来たとしたら、実際はどの様な生活が有ったのか興味がある所だ。
近年、発掘も以前に増して活発なようで、次々に新しい発見が出るのは興味有るとこである。

監督:ラルフ・ゾンダッグ、エリック・レイトン
出演(声):
アラダー:D・B・スウィーニー、袴田 吉彦
ニーラ:ジュリアナ・マルグリース,江角 マキコ
プリオ:アルフル・ウッダード,高島 雅羅
クローン:サミュエル・E・ライト,中田 譲治
ベイリーン:ジョアン・プローライト,島 美弥子
イーマ:デラ・リース,磯辺 万沙子