音の不思議

12/11/2

以前に書いた時から随分経った。
最近やっと落ち着いたと言うか、そろそろ終着駅といった感じがする。
これからは音楽をもっと楽しみたいのだが、ふと気がつくと、意外と聞くものが少ない。
古いものは音楽的にイイのだが、残念ながら、当時(1960〜1965)のものは入手もむつかしいが、音質的に、その後に作られた装置とは
何かが噛み合わない。
いい感じに聞くには基本的に 同年代のいい装置で聞くべき...。多分、その時のレコーディング装置に影響されている。
と思うが、その装置も、当時流れていた音楽にかなり合わせているのではないおだろうかと想う。
昔から、究極の装置を求める人達が居たが、当時の批評家たちは、なぜか、クラシック関係かJazz関係といった具合。
ムードー音楽、今はイジーリスニングというジャンルに入るらしいが、クラシックとポピュラー音楽(今はポップス?でもちょいと違うような)
の架け橋的存在で、楽団編成はここによって少しずつ違うが、ヒット曲が多く出ていた。FMも始まったばかりで、これに結構流れていた。
無論、もっと前はAM放送である。下は何Hzか忘れたが、上は7Khz なを、昔はHz とは言わないで サイクル c/s(サイクル/セカンド) と言っていた。
この時代はまだトランジスターがない頃で、真空管が全盛、初期はST管、終わり頃はMT管、そしてトランジスターが出始めたころ。
1960年ころ、トランジスターは材質がゲルマニューム、でガラスに封印され、ペンキで色が塗られ、文字が印刷されていた。
こんな時代にはクラシックをきちんと聞く装置はあるわけがないのだが、電蓄はいい音を出していた。我が家には小型のものがあった。
初期はSPの時代、まだ小学生であった。針は手針、一曲鳴らすと交換である。我が家には私の聞く音楽は無かった。
その後は単なるプラスチックのAMラジオ。もはや音楽は疎遠になった。
だが、街頭に音楽が流れていた。町内用とか、バス停留所、食堂の外にもあった。がいい装置とは言えないが、それがほとんどである。
帯域、ダイナミックレンジ、そんなものは全く無関係。いい音なわけがないが、その中からも少しずつ聞いていた。
高校時代はホータブルトランジスタ、中頃から、三菱のステレオが来た。これも、兄貴より私が使っていた。
さらに、大学に貼った頃SONYの民間用モノーラルのテープレコーダが来た。これも、ほとんど私が使っていた。
無論、この頃から、6BM8-PPの モノラルAMPを作り家においていた。大学は東京だったのだが...。
しかし、本物志向はなく、技術志向であった。
そんあ私だからか、究極を求めることはしない。だが、気になる音はひずみ、である。
歪がなくなれば、オーディオはこうも不思議な議論がでないのではと思うが......。
不思議なのは電源ケーブル、スピーカケーブルである。ものすごい高いものがあるが、音が変わるというから不思議である。
多分あるとして、端子との接続が微妙なのでは?と思う。それ以外はわからん話である。普通のそれ用のものを使っていれば問題ないと思うのだが、
よほど耳がいいのか?
さて、音であるが、時代にあった装置が一番それらしく聞こえるのである。
想像だが、録音技師、や演奏家 その他の関係者もその時代に合った良い聞き方をしているのだと思う。
音楽の演奏家始め、当然楽器も今とは微妙に異なる。同じと言えるハズはない。
だから、今の最高の装置は今の音楽を再生するうえでのいい装置と言えるが、昔の音を聞かせると多分不満が出る。
特に高音が今の方がはるかに伸びているからである。ただ、低音は少々弱いように思う。
軽い低音と言うが、ツマルところ低音がしっかり出ていないということだ。全体のバランスも極低音は処理の問題、再生の問題などが
ありすぎるので、多分収録しないようになっているのではと思う。
ま、クラシック以外では確かにあまり必要なと思うが....。
どこかで、書いていると思うが、クラシック、特にオーケストラをリアルに再生しようとすれば、部屋から劇場の小型版を作らないと
無理であろう。私はその点で、諦めている。クラシックをりあるに家で聴かせるそうちというものがあるのだろうか?

(08/11/11)
何かとゆっくり聴いている余裕がなかったが、やっと、....
ここで、フト気がついたのが、と言うより、以前から気がついていたが、単にAMPとSPの組み合わせ?と思っていたが、
どうも、今の部屋が影響しているようだ。良いか悪いかは別として、以前の様な極端な差が無くなった。以前の部屋は200Hz
に大きなデイップがあったが今は普通の部屋に比較して、ジュウタンや薄いがシンサレート入りの布を天井から左右と後ろに垂らしている。
それとSPの前にはジュウタンを丸めて置いてある。
そのせいか、普通の部屋から入ると耳が遠くなった様に感じるくらいである。
そんな部屋のせいか、SPのエージングが進んだ?それとも組み合わせの妙?か
結果としては長時間聴くのが難しいと言うことはなくなった。どれも、ほどほどに問題なくピークもなく聞きやすい。
逆に言えば、高価な組み合わせは余り意味が無いと言うことに....。
高音が耳障りなSPがいくつかあったのだが...今はナイ!。タブン、以前の部屋がその周波数にピークが出来ていたのでは?
計ろうと思ったことは有ったが、優先度としてAMPの修理、パソコンの修理、が有ったので....。
インターネットに有ったSOFTでやろうとして音まで出したが...。シンクロで高域の波形がギザギザなので、オシレータを購入
したまでは良かったが....。その音をマイクで取って...という所まで行かないで、地震になった。で今まで....。
まだ、雑用は有るので、それが終わらないと....

AMPとSPの組み合わせは低音と高音の癖、
低音:
    1:音圧が多い少ない。
    2:極低音が出ているかどうか。
    3:音のしまりはどうか。

高音
    1:高い周波数まで再生しているかどうか
    2:ピークのあるなし。
    3:歪みのあるなし。
中音
    音声が綺麗に出ているかどうか

大体、このように判断している。低音は小型のSPでは音量が不足するので、AMPで2,3ステップUPして聴いている。
ただ、UPしなくても出ているものも有るのでそれはそれとして聴いている。
ただ、小型のSPでは大音量に耐えられない。だから、BGM的や夜用に....。
曲によってどれで聴くかはその時の気分と感できめている。
クラシック特にオーケストラものは小型ではBGM的に聴く以外は極力聴かない。低音がどうもしっかり出ていない気がするからである。
ウーハが32cmのSP−G88とDS−501で聴くのが良い。低音が無理なく再生されるのがアリガタイ。
DS−66、DS−600は今のところ意外に使っていない。設置場所が下にあるのでどうもダイレクトに聴けないような気がするから...
あと、何でもこなす優等背的で....。

CDの音...Playerが極安物なので...でも、高いもので聴いても変わらないと思っている。

音はとらえどころが難しい。そのため表現がいろいろあるのだと思う。
TVだともうチョイハッキリするのだが....、逆に言えば、だから、いろいろな意見が交錯するのかも知れない。
SPで言えばシングルコーンを信奉する人も居れば、
巨大な劇場用をしかも昔のを持ち込んで満足...してるのかな?
最近の高価な装置を推薦する人....。
昔はラジオで聴いていた。そのときレコードはSPで電蓄で...、友人のお宅の電蓄を昔直した事があった。
そのときコーラルのダブルコーンにしたら、やはり元に戻して欲しいと....。
高音が再生され、ノイズが沢山出てきたから聞き辛かったようです。元のSPは高音がほどよくカットされていてバランスも良く
音がマイルドで聞きやすかったのだと思いました。
私も高校の時はAMでNHKが第一と第二でステレオをやっていました。
その前はトランジスタラジオ、されに前は真空管5球スパー。音が聞こえるだけでワクワクしたものです。
街頭放送もやっていました。その頃に流れていた音楽...50年代、60年代である。
その頃の音楽を聴くときに、写真で言えば、セピア色に変色している...。それを、高性能な装置で聴いてもチガウ!と感じるはず。
その時代に聴いた音と同じように鳴った時が感動をするのでは?と思う。
周波数的には100Hz〜7Khz位、つまりAM放送の範囲が良いと思うはず。つまり生の音とはチガウがそれが良い!
体験の中の生の音なのだと思う。
だから、今の装置は私には合わない。ステレオ全盛の時に聴いたつまり70年代の音、装置が一番シックリ来る。
しかし、技術者は当然自然な音の再生を目指すべきで。一切の妥協も受け付けないようでないとイケナイ。
人間には20Hz〜20000Hzしか聞こえないのだからその範囲を超えても意味は無いと言うのは、装置を使う方の論理でないとイケナイ。
技術やなら2Hz〜200000Hzをフラットに、ダイナミックスを150db、S/Nも150dbを目指すべきである。
当然それがSPから再生される音として....。
次に予算もあるから何処をドウ妥協するか...と言うことになるはず。
残響もデジタルの時代だから、マルチ遅延装置を付けられるようにして欲しいし....。
ステレオ装置は音楽だけでなく自然界の音を忠実に再現できる事を目指して欲しいものである。

もう一方、真空管装置が何故?バックロードホーンが何故?
趣味の世界である。これも大切なことで、いろいろな神話が出てきても良いというより、出てくるべきで、信者も居るべき...。
だから趣味の世界は存続できる。メーカはその教祖的話を具現化できる部品を開発すべきである。

特にSPが遅れている。昔の高能率で、歌を歌ってくれるSPユニットを出すべきである。
出来ればSPをサラに分解し、コーン、コイル、ダンパー。ユーク、マクネットと...。
つまりユーザに組み立てをゆだねるのである。マーケットは小さいかも知れないが、長生きできると思うが...。

今、スピーカのケーブルのメチャ高いものがあったりするが、ここにも落とし穴がある。
SP自身高性能なものが良い訳でないのだから.....。

どんなものが良いものなのか多様なニーズを顕在化させる仕組みを考えるべきなのだが....。

具体的にはたとえば、ザ・ピーナツを再現させるには?、フランク・シナトラ、サッチモ、トニー・ザイラー、エルビス、切りもナイが....
そういったステレオ時代でない無いときの音を生き生きと聞かせてくれる装置とは?
なのである。

無論、反対に未来志向のものも有るべきで、これも、プリアンプにOptionでエコー装置、グラフィックイコライザー、等々...。
SP再生装置とかも、

CDもそれに対応した、超弩級の装置...今のは高いだけ!CDは止めDVDで2Hz〜200000Hz、ダイナミックレンジ150dbを実現させる。
無論、それをフルに生かす事は当面出来ないだろうが...。

趣味性とはそういうものなのである。

土台の音ソースがホボ無制限の性能を持って欲しいのである。

途中から大分話がそれたが....。
今、一番性能の悪いSPをAU−9500につないで、美空ひばりのJazzを聴いているが...Goodである。
箱鳴きを弱くするため、1Cm厚のスポンジを台にしているが.....。

(08/04/10)
ONKYO

住まいを元下請け工場の一部分に移転して....
部屋の大きさは天井までが約2.7m、幅4.5間、奥行き5間、床はベニア(コンパネ)にビニールシートの床材を張った物、
天井はこれ以下はないボード、壁もセッコウボード!さらに、色も一部地のママ!
天井裏と外壁の中は暖房材としてグラスウールが入っている。が、部屋の仕切りにはなにも入っていない。
部屋は机、いす、本棚を置く前はどこでもそうだが、相当に反響が多い。
家具を置いてからは少し普通に戻ってきたが、まだ、まだ、である。

まだ、小さいスピーカは一部しか接続していない。
Mainの大きい方は後1Set残すのみ。

昨夜、ONKYOのPS-A77

を同じくONKYOの

に接続したら、意外にもいい音!
最初、LUXKIT A2110に接続していたが、どうも、ドンシャリ!
AMPの方も震災前は家でUP203に接続していたので同じにしたのだが....高音と低音が...
つまりかなりカマボコ的なF特なので、聞いていて、大きなラジオの様な感じであった。
それで、前やっていた接続に戻してみた。驚いた!!バランスがホボ、カンペキ!
低音は3ステップトーンを上げている。
John Barry の Somewhere in Time 映画音楽であるが、雰囲気が良くでている。
映画の場面が浮かび上がってくる感じさえする位であった。
また、
映画音楽の巨匠である Victor Young のBest版 も実にすばらしい。同じく映画のシーンが自然と浮かび上がってくる
感じである。
低音のToneはやはり2Upでは不足で3Upがベストであった。
なお、これは深夜の事で、昼間はやはり低音が不足する。音量も1w出していない。
昼間での最大パワーもアベレージで1w超える位が限界。
ここの所が小さいSPの限界だろう。新しい部屋は道路から4,50m離れている為、ケッコウ静かである。
電車は近くを通るが、なにせ田舎、本数が少ない。
前の部屋はすぐ前が道路だったのでケッコウ騒音がする。田舎といえども、震災の後はなぜか交通量が増えたので
なおさらうるさかった。
昼間はやはり大きい方が気楽に聞ける。少々残念な気がする。
反対に夜は大きいSPだと、隣の部屋に影響を与える。音の公害だ。低音はかくも面倒である。
それにしても、組み合わせでこうも違うのは初体験!
以前は一度、組み合わせるとAmpを載せ替えるのが大変で...と、いうのも、以前は机の上に2列でそれぞれ4,5段
重ねて乗せていたのだ。総重量150Kg位あるだろうか....
今はAudioラックに乗せている。LUXには薄いので2段重ねだが....。
さらに裏側に回れるようにしたので、接続換えは比較的楽である。
どうも、SPとAMPは同じメーカの物を組み合わせるのが良いような.....
さて、そこで困ったのがMainのSPはホボDIATONEなので....。こちらは配置の方が問題かもしれない。
これらのことは、また、いろいろやった後のことにする。

(08/03/13)
低音について雑雑と...。

この一ヶ月隣が家の立て替え工事をやっているので、重機の音がウルサイ。
そこで、気がついたのが、低音。
小さいスピーカは静かな夜だといい音でなっているのだが、うるさい時は全くサエナイ音になってしまう。
どうも、マスキング効果によるようだ。
27cmのウーハーを持つDS−66EX、DS−66Z、DS−600ZAは違和感なくマアマアの音で鳴っている。
低音もちゃんと聞こえる。
32cmのDS−501はさらに影響が少ない。
ただ、このDS−501はCDを選ぶ。ジャンルではなく録音されている状況に左右されるようなので、
メインには使えない。
オールマイテイなのはDS−600ZAとDS−66Z、ただ、なぜかJazzは全般にDS−66EX+AU−D907FExtra
が良い。低音のボリュームは比較すると少ないのだが、ピアノ、ベースのタッチがリアルに感じるのである。

2週間ほど前、友人の家で2時間弱ベルギー製という名前は覚えていないが、スペンドール風のスピーカを聞かせてもらった
(その後の記憶を思い起こしたら、クリプトンではないかと思う。
スピーカは60cmほどの台のうえに乗っかっていた、ウーハは20cmツイータはドームだがいずれも材質は不明。
30数万したと云っていた、AMPはDENONのモデル名は覚えていないが80W+80Wのやつで重量が重い!
24Kgとあった。
音は嫌みがないしどれでもそつなくこなす。相性が悪いという物はないが、どれも、同じような音に聞こえるのは
仕方がないか.....。
低音は20cmだからか、夜だった事もあるだろうが、量的には問題ない様だった。バスレフ的で、量はあるが
メリハリは少々はっきりしない。
それと、重低音と云う物は感じられなかった。
スーハーの材質が影響しているのだろうか?表面は樹脂状感じなので、そうなのか?とも思った。
クラシックは聞かなかったので.....。
それにしても、低音の再生は難しいものだと思う。
ま、あまり首を突っ込むと、とんでもないことになりそうなので、止めておく事にしようと思ている。
だいたい、CDにそんな音が入っていないし...。
CDの音ってどうやって決めたのだろう?時代が時代だったからなのかもしれないが....。

生の理想から云えば、5〜500Kz、ダイナミックスは150dbはほしいと思うのだが....
これくらいあればHiFiといえるのでは?

ヘッドホーンはVictorのHP−D7を主に使っている。PanasonicのRP−HT535はいい音なのだが
大音量に耐えられない。
ヘッドホーンは主に映画を見るのに使っているのだが、理由は映画を深夜に見る事が多いからなのと
大音量で聞かなと....アクション物はつまらん。
で、スピーカで聞くと周りに迷惑が....。
そんんあな訳で...しかし、ヘッドホーンの低音は耳で聞くのでどうしても不満が残る。
昔、「大地震」という映画は口径1mのスピーカで超低音20Hz以下を再生させ地震の再現をしていたが
最初に聞いたときというより体に感じた。スクリーンから結構離れて全体の前から2/3の所に座っていたのだが
オットと思ってしまった位である。
その後はこのような映画は作られていない。
むろん「大地震」のDVD版はこのような音は入っていない。これも残念な気がするが、家庭用の装置を破壊してしまう
危険性もあるからだと思う。
しかし、もう一度聞いてみたい気もする....。


(08/01/02)
時間、と気候などによって音が違う!
どんな時にドウ違うのか?残念ながら、計測機が有るわけでないので...
聞いた感じを....
気が付いたら徐々に追加して行こうと思う。

雨が降っているとき、なぜか車も通って居ないのに、しかも、ものすごく降っているわけでもないのに
なぜか、低音が吸収されて出て居ないようだ。

どうも、影響の大きいのは小さいSPの様だ。何故ナナンだろう??
小さいSPは色々な影響を受け易いようだ。
配置、駆動AMPによってものすごく変わる!
低音が出すぎて困ると思っていたSPがマッタク不足してしまうなんて簡単に起きる。
反対の事も当然の様に起きる。
何故??

低音の質が違うのだろうか?

また、1W以上で鳴らそうとすると、急激に歪っぽくなる。
大きいSPはこれらの事にアマリ左右されない。AMPの差は多少出るが...と言う程度。
ただ、音声の再生は少々問題がある。極端な表現をするなら、トンネルの中で話しているような
エコーが付きまとう。特に低音が出る男性の方が出易い。
だから、FMを聞いているときは小さい方で聞く場合が多い。

小さいSPの欠点はまだまだある。
大きい音を出せない事に通じるが、クラシックの交響楽、ピアノ協奏曲なんかは遠くで聞いている感じで
なおかつ、残響が少ない。実に変な感じ、誰かが缶詰のようなと言った人が居たように思うが...
コチラが巨人になって小人の演奏会を聞いているような....そんな感じ。
反対に良い事は深夜、大きい音を出せないときは実にリアル!
大きいSPだと音に成って居ない感じがする。
深夜は実に静かである。多分聞こえないが、超低音も出て居ないのでは?と思う。

よく、理想のSPを求める人が居られるが、現状では無理なのではナイかと思う。
極、小さい音から、ジェット機のエンジン音まで綺麗に再生できるものは想像するのも難しそうだ。
最近の超高価なSPはなぜかJBL以外はスピーカの口径が小さい。それでトールボーイに成っているが
多分、住宅事情から大音量で鳴らす事がないからその範囲で良い音と言う事なのだろうと勝ってに思っている。
何分そんな大音量で成っているのを聞かせてくれるくれる場所も無い様だし....。

昔、63年〜75年の頃はショールームがあり結構大音量で鳴らしていた。

歌謡曲はそれほど大きく鳴らすと...カラオケは結構うるさい感じがするが、高音と低音が再生されないような
SPでやっているのも不思議である。
歌い手の声が出れば良いと言う事と、帯域を広げるとハウリングが発生し易いためと言う理由なのだろうが、....
音楽に包まれた...という感じには成らない。
私はカラオケが大嫌いである。上記の理由もあるが、自分が一流の歌手でないから、当然だが....
当然、素人喉自慢も大嫌いである。

SPのトコでも書いているが、録音されている年代によってもSPが合う合わないが出てくる。
昔の音楽は古いSPの方が良い音で鳴る。新しいSPで鳴らすと荒ばかりが目だってしまい、
音楽を楽しめないのである。
昔のものは歪みも多いし高音低音も出て居ない。ただ、中音が....合う。
無論、今の音楽を聴くには古いSPで聞くと情報不足で聞いていられないのであるが....。

どうも、理想的な環境は年代に合わせたシステムを持つのが良いように思う。
ま、そうなると住居が大変になるが.....。
昔の音をCDにするとき多少いじっているようで、この理屈も難しくなるのだが....。
出来るだけ昔の音をそのまま再現して欲しい気がするが、現状では正反対の方向にあるようだ。

昔は当然ステレオでなくモノラルであったからその様に聞くのが正しいと思う。

その昔、ステレオを出始めたとき、擬似ステレオ成る物があった。帯域で分けているものは
少々きつかった。左右から出てくる音が違うと言うだけで、音楽性はムシ!
DENONのPMA−500でR+Lにして片チャンネルだけ使い。東芝のSS-B2Wを直列に0.4Φの線で
接続しているが、これが結構良い。
50年代のオールディズやサラに古い物は良い。古い方がよりマッチする。
多分、評論家のひとからすれば超邪道!と一括されそうだが....。
ひょっとすると私は持って居ないが電蓄の方がさらに良い音で成ってくれそうだ。
当然、高音は7KHzも再生されればOKで低音も60Hz出ていれば...の世界である。

これを書いていて、ふとAMPを真空管にしたら....と思い。
昔自作した6BM8P−P UL接続のAMPにしてみた。
SPケーブルも1.25Φにした。
真空管としては多重NFのAMPなので....どうかと思ったが....
低音のボン付きは少なくなった。多段ラウドネスなので1段目にしてある。
やや真空管臭さがなく低音がULの割に出て居ないので....多分カップリングコンデンサー
の容量抜け?と思って居るが、今の所直す気がない。直すなら抵抗もアルミコンデンサも交換しないと
意味がないくらいなので....なにせ、抵抗が炭素皮膜と言えど、L型と呼ばれる物を使っているしね...
作ったのは42年前?部品はサラに古い。それ以前のAMPを分解し大半を流用しているからである。
改修後はこのAMPで8TX70を鳴らしたい。昔はこのSETで5年程、聞いていたのだから....。

聞いているCDは最近まで東芝EMIが出していたJAZZ1500 この中から
Monica Lewis− Fool Rush In
Sue Ranny−Song For a Raney day
annie ross−sings a song with mulligan!
Julie London−London by にght
Julie London−about the blues
Julie London−All Through The Night
Julie London−around midnight

BMG JapanがSingで出したなかの
Lee Wiley −West of the Moon(1956録音)
Helen Oconnell−Green Eyes(1957録音)
Julie Wilson−my old flame(1957録音)

その他
Dinah Washinton−Mad About The Boy
Helen Merrill−the best of Helen Merrill

女性Vocalばかり!!....

SPが小型なので、昼は聞く気に成れない。ま、音楽の種類からして...夜向き...
酒が飲めれば、ウイスキーを飲みながら....と言う事に成ろうが、Coffeで...。
静かに聞くというのが良いように思う。恋人が耳元でささやいているような気持ちに...そこまで
ならないが....聞くだけで良い雰囲気に浸れるのである。